道なりに歩いていこうか

週間アニメの感想や萌え語りを、筆のおもむくままつらつらと。週に1回でも更新できれば御の字かなぁ、なんて……。

電脳コイル 第6話「赤いオートマトン」&アイマス 第11話「ニヴルヘイム」&エマ2 第九章「覚悟」

2007年06月17日 | Weblog
●電脳コイル
ヤサコ「…ピチピチギャル!?」
フミエ「死語!」
あ~、うん、その気持ち、よくわかるよ、2人とも!
そりゃあ、齢(よわい)17にして“オバちゃん”呼ばわりされるのは不本意だろうとは思いますが、だからといって、切り返したひと言が“ピチピチギャル”ってのは、さすがにどうかと…(汗)。
でも、まあ、あのやたらとむきになる様子から推察するに、もしかしたら“17才”という自己申告の数字そのものにフェイクが潜んでいる可能性もあり……?
っていうか、仮にも顧問の肩書き付き(客員ですが)でお役所仕事をしてるんですから、さすがに17才なんてことはないはず!というツッコミは、この際認められないんでしょうね、きっと(苦笑)。
そんなこんなで、これまで視聴者が気にしてやまなかった疑問の数々に、かなり一気に答えた感のあった今回。
例えば、過去サッチーに追いかけられた場面で、何故メガネを外さず、ひたすら逃げの一手を打つばかりだったのか → 答え:メガネをかけている(=電源を落とさずにいる)ことがあまりに常態化していて、そもそもスイッチを切るという発想がなかったから。
例えば、フミエがサッチーを敵視するあまり、そのサッチーを手なずけたハラケンに対しても剣呑な態度を取るようになったのは何故か → 答え:3年もの長きに渡って可愛がっていたペット(弟と同じネズミタイプ)を、以前サッチーに“殺され”たからetc...
もちろん、これらはほんの一例にすぎず、他にも、ハラケンが自由課題のテーマにイリーガル研究を選んだきっかけが、幼馴染みの少女の交通事故死にあったという悲しい逸話や、湯河原の温泉につかっているメガばあとご町内の友人とのコミカルなやりとり、サッチーが巡回できない場所(神社や学校、個人の家の中等)というのは、要は縦割り行政の弊害が顕在化したところだという実も蓋もないオチ等々、相変わらず見どころてんこもりでした。
また、フミエとの“サッチー研究”に心を奪われたサヤコが、一生懸命ついてくる妹の京子を疎ましく思って追い返してしまい、その後京子が行方不明になる下りは、一見しっかりしているヤサコの、ある意味年相応な一面をうかがわせて、とても興味深かったです。
深刻なテーマをはらみつつ、でも個々の掛け合いはあくまで明るく楽しく、時に腹の皮もよじれるおかしさの電脳コイル。
街角の郵便局から“出動”するサッチーに至っては、あれはもう反則の域だと思うんですが!(力説)
それにしても、次回予告が始まる、まさにその瞬間まで、今週ただの1度もイサコが喋っていなかったことに、これっぽっちも気づかなかった私は、桑島ボイスファン失格ですね…(トホホ……)。

●アイドルマスター ZENOGLOSSIA
アイルランドでの発見が伝えられた5体目――最後のアイドル・ヒエムス。
モンデンキントEUの要請を受けて現地に赴いたモンデンキントジャパンのパイロットとスタッフ達は、そこでヒエムス奪取を目論むトゥリアビータの襲撃を受けます。
双方2機ずつ、計4機のアイドルの激突によって、激しくかき乱される場のハーモナイズ。
それはやがて、地中深くマグマの中で眠っていたヒエムスの覚醒をうながし……という怒濤の展開に、息つく暇もなかった今回。
一時的に体の代謝機能が著しく低下した千早の夢の中で、彼女とあずさ主任が、恐らくは実の姉妹という予想外の(by. ソ◯トバンク)の事実が判明したわけですが、私自身は驚きよりもむしろ、なるほど、それで得心がいったという気持ちの方が強かったです。
ああ、あの2人がやけに“そっくりさん”なのには、ちゃんと理由があったんだ!みたいな…。
とはいえ、今回最大のサプライズは、人類の手で生み出された禁断のアイドルの登場でもなければ、いわんや、たまにしか顔を見せない本部直属の朔が、これまでの影の薄さを払拭するべく、かつてなく沢山喋ってくれたことでもなく…。
Bパートのラストを飾った、春香が気を失った千早を身を挺して介抱するの図――何と全裸で!――に、何よりかにより一番ぶっ飛びました。
まあ、その場面に至る話の流れに猛烈無理があるかというと、決してそういうわけでもないんですが、やっぱり、ちょっと、いわゆるひとつのファンサービスちっくなノリを感じてしまったのは、私だけではないと信じたいです……(汗)。

●英國戀物語エマ 第二幕
今回の章タイトルである“覚悟”を決めたウィリアム、そしてエレノア。
婚約破棄がもたらしたジョーンズ家の社交界での孤立から脱却するためには、勘当以外手はないという意見に対し、自分は家も事業も捨てないと宣言するウィリアムには、もはや行動あるのみでした。
舞踏会で壁の花に甘んじているグレイスの寂しげな姿や、アーサーとヴィヴィアンの激しい拒絶を目の当たりにして、込み上げてくる罪悪感。
しかし、それらを吹っ切って向かった先は、母であるミセス・トロロープの屋敷でした。
出迎えた母に対して、挨拶するのももどかしく、ウィリアムがぶつけた質問――それは、他ならぬエマの居場所。
とまどいとためらいを隠せないオーレリアをひたと見据え、ウィリアムは静かに切り出します。
「僕は母さんの期待通りの息子でしたか?」と――。
「…いいえ、それ以上だわ」
そう答えたオーレリアの瞳は、熱い涙で潤んでいました。
吹っ切ったのは同じでも、そのベクトルは正反対だったエマとウィリアム。
一気に告白モードに突入したウィリアムの押しかけプロポーズに声も出ないエマが、いったいどんな反応を見せるのか。
そして、ついに正面切って向かい合うウィリアムとハンス、2人の男の意地とプライドを賭けた対決の行方は――?
いやはや、毎度思うんですが、ホント『エマ』は30分の放映時間がすぎるのがあっという間で、困ってしまいますです、ハイ……。

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