●キャシャーン Sins
いつもにも増して叙情詩的な色合いが濃いお話だった今回。
中でもラスト、舞台の下からジャニス(←やっぱりジャニス・ジョプリンがモデルなんでしょうか…)を見上げるリンゴちゃんが、ぽかんとした表情を浮かべながら静かに涙を流すシーンに、思いっきり心を鷲掴みにされたのは言うまでもありません。
この場面、ジャニスの清らかな歌声(実際に歌ってるのはリューズの中の人! フツーに上手い!!)が響いている音楽堂のすぐ外では、押し寄せるロボットの大軍を向こうに回して、キャシャーンがたった1人、孤独な闘いを繰り広げていると思うと、さらにいっそう感慨も深まるわけで……(あ、厳密には、途中から何故かリューズが助太刀に加わっていましたが。苦笑)。
文字通り、ちぎっては投げちぎっては投げ、ダメージを負っても決して動きを止めず、いつしか彼の足元に築かれるロボット達の残骸の山。
このあざといまでの対比の構図を、是と取るか非と取るかで評価がまっぷたつに分かれそうな回でしたが、ちなみに私はもちろん前者です、ハイ!
……それにしても、何だってキャシャーンが行く先々で関わる面々は、そろいもそろって“おなご”ばっかりなんでしょーかっ!?
次回も、また少女がどーのこーのとか言ってましたし!
思い返せば、ここまでまともに絡んできた男キャラはアコーズとディオくらい。
幾ら何でもちょっと偏りがありすぎ&キャシャーンってば役得すぎ(!?)だと、ツッコミのひとつも入れたくなった今日この頃です……(ブツブツ)。
●魍魎の匣
冒頭の『匣の中の娘』のシーン、過去の分を含め、すべて“主人公”を諸々の便宜上関口が“演じて”いますが、あれ、なかなか上手いやり方ですよね。
『匣の〜』は実質私小説なので、当然“主人公”は作者自身(関口も独り言の中で言及してましたが)。
その作者であるところの久保竣公は、現時点で未読者に面が割れておらず、この“顔がわからないこと”が、恐らくは後々大きな意味を持ってくるはず……ということで、こんなちょっとしたことからも製作サイドの苦労がひしひしと実感できてしまう私は、もちろん立派な(?)既読者ですv
まあ、そんなことはさておき、ここ2回続いた京極堂宅における雪隠詰め状態からようやく解放された今回は、噂の変人監察医こと里村さんが登場したり(期待に違わぬ変人っぷりにニヤニヤしまくりv)、このシリーズ最大の謎と言っても過言ではない関口の美人な奥方こと雪絵さんが、頼りない旦那とのラブラブっぷりをさり気なく披露したりと、綺羅星のごとく見どころをちりばめつつ、一気に物語が加速した感がありました。
確かに、今後のストーリー展開の“みっしり度”を思えば、そろそろギアチェンジしないとやばい頃合ですもんねえ、いえ、マジで……。
なんて余裕かましていたら、待っていたのは、あの衝撃のラスト!
「うおおおっ! 頼子ちゃん、逃げてえーーー!!」
と叫ばずにはいられなかったあの一連のシーンは、私の記憶に間違いがなければ、アニメオリジナルだったりするわけで、まったくもう、さらにいっそう胃が痛いったらありゃしません……(滝汗)。
でもって、これは別に今回だけに限りませんが、時代考証を一生懸命したであろう背景や雑多な小物類(鳥口が持ち込んだデンスケを筆頭に)の描写の緻密さは、ただただ「お見事!」のひと言。
今期、他にもいっぱい同時進行の作品を抱えているのに、これだけのクオリティの高さを維持し続けているMAD HOUSEは、ホント、凄すぎッス……。
いつもにも増して叙情詩的な色合いが濃いお話だった今回。
中でもラスト、舞台の下からジャニス(←やっぱりジャニス・ジョプリンがモデルなんでしょうか…)を見上げるリンゴちゃんが、ぽかんとした表情を浮かべながら静かに涙を流すシーンに、思いっきり心を鷲掴みにされたのは言うまでもありません。
この場面、ジャニスの清らかな歌声(実際に歌ってるのはリューズの中の人! フツーに上手い!!)が響いている音楽堂のすぐ外では、押し寄せるロボットの大軍を向こうに回して、キャシャーンがたった1人、孤独な闘いを繰り広げていると思うと、さらにいっそう感慨も深まるわけで……(あ、厳密には、途中から何故かリューズが助太刀に加わっていましたが。苦笑)。
文字通り、ちぎっては投げちぎっては投げ、ダメージを負っても決して動きを止めず、いつしか彼の足元に築かれるロボット達の残骸の山。
このあざといまでの対比の構図を、是と取るか非と取るかで評価がまっぷたつに分かれそうな回でしたが、ちなみに私はもちろん前者です、ハイ!
……それにしても、何だってキャシャーンが行く先々で関わる面々は、そろいもそろって“おなご”ばっかりなんでしょーかっ!?
次回も、また少女がどーのこーのとか言ってましたし!
思い返せば、ここまでまともに絡んできた男キャラはアコーズとディオくらい。
幾ら何でもちょっと偏りがありすぎ&キャシャーンってば役得すぎ(!?)だと、ツッコミのひとつも入れたくなった今日この頃です……(ブツブツ)。
●魍魎の匣
冒頭の『匣の中の娘』のシーン、過去の分を含め、すべて“主人公”を諸々の便宜上関口が“演じて”いますが、あれ、なかなか上手いやり方ですよね。
『匣の〜』は実質私小説なので、当然“主人公”は作者自身(関口も独り言の中で言及してましたが)。
その作者であるところの久保竣公は、現時点で未読者に面が割れておらず、この“顔がわからないこと”が、恐らくは後々大きな意味を持ってくるはず……ということで、こんなちょっとしたことからも製作サイドの苦労がひしひしと実感できてしまう私は、もちろん立派な(?)既読者ですv
まあ、そんなことはさておき、ここ2回続いた京極堂宅における雪隠詰め状態からようやく解放された今回は、噂の変人監察医こと里村さんが登場したり(期待に違わぬ変人っぷりにニヤニヤしまくりv)、このシリーズ最大の謎と言っても過言ではない関口の美人な奥方こと雪絵さんが、頼りない旦那とのラブラブっぷりをさり気なく披露したりと、綺羅星のごとく見どころをちりばめつつ、一気に物語が加速した感がありました。
確かに、今後のストーリー展開の“みっしり度”を思えば、そろそろギアチェンジしないとやばい頃合ですもんねえ、いえ、マジで……。
なんて余裕かましていたら、待っていたのは、あの衝撃のラスト!
「うおおおっ! 頼子ちゃん、逃げてえーーー!!」
と叫ばずにはいられなかったあの一連のシーンは、私の記憶に間違いがなければ、アニメオリジナルだったりするわけで、まったくもう、さらにいっそう胃が痛いったらありゃしません……(滝汗)。
でもって、これは別に今回だけに限りませんが、時代考証を一生懸命したであろう背景や雑多な小物類(鳥口が持ち込んだデンスケを筆頭に)の描写の緻密さは、ただただ「お見事!」のひと言。
今期、他にもいっぱい同時進行の作品を抱えているのに、これだけのクオリティの高さを維持し続けているMAD HOUSEは、ホント、凄すぎッス……。