道なりに歩いていこうか

週間アニメの感想や萌え語りを、筆のおもむくままつらつらと。週に1回でも更新できれば御の字かなぁ、なんて……。

エル・カザド 第18話「諍う女」

2007年07月31日 | Weblog
この間の電脳コイル、ダイチやハラケンといった男性陣はともかく、ヤサコやフミエや京子、果てはオバちゃんに至る女性陣までもが、ことごとく“ヒゲ・イリーガル”に侵食された結果、いったいどこのオッサンかと言いたくなるような髭面――それもよりによって無精ヒゲ――が、男女問わず多数出現して、我々の度胆をごぼう抜きにしたわけですが、考えてみればシムーンも、そんじょそこらの女性よりも遥かに立派なバストをそなえた“男性”が(ええ、そう、ワポーリフのことです…)、ごく当たり前のように存在している世界という物凄い設定だったんですよね…。
人間慣れとは恐ろしいもので、最初の頃に抱いた違和感は、ハマるにつれて雲散霧消。
それどころか、モリナスとワポーリフについては、少女間の愛憎劇がメインのシムーンの中にあっては、ある意味貴重な“普通の男女カップル”として、微笑ましく見守る対象になっていったんですから、我ながら驚きです。
そういえば、シムーンをまったく知らない友人に、上↑の2人が濃密に絡み合っているDVD第5巻のジャケットを見せて、「こっちの人(ワポーリフ)は、れっきとした男性なんだよ~んv」と教えたら、「げっ! マジ~~~!?」なんて素頓狂な声、張り上げてましたっけ……。

それはそうと、今回のエル・カザド。
順調に旅を続けるナディとエリスが、ふとしたことからケンカをする――というより、エリスが一方的にナディを邪険にして云々というお話でしたが、なまじここ最近、急速に親密さを増しつつあっただけに、2人の心がすれ違いを重ねる描写は、正直辛いものがありました。
ホント、ああいうことって、実際問題、けっこうよくあるんですよね。
一度歯車が噛み合わなくなると、その後は何をやっても&言っても、相手の不快感を煽るだけになってしまうことって…(ため息)。

そんなぎくしゃくした空気をまとった2人の前に忽然と現れた、1軒の瀟洒な宿。
そこの主人が自らをココペリと名乗った瞬間、反射的に「『ぼくらの』かよ!」と突っ込んだのは、私だけではないはずです…(苦笑)。
で、このココペリ爺ちゃん、L・Aやブルーアイズを向こうに回しても余裕綽々の態度を崩さず、挙げ句の果てに、何やら不思議な力を行使してL・A達を離れた場所へ“飛ばし”、また、エリスを曰くありげな扉へといざなって、畑の真ん中で楽し気に笛を吹く幼いナディに引き合わせるなど、八面六臂かつ縦横無尽の大活躍。
要するに、本人がにこやかに語った通り、彼の正体は、まさに妖精・ココペリその人だったわけで、この直球すぎるほどにファンタジックな展開には、私もさすがにビックリしました。
でも、まあ、そもそもエリスが“魔女”の末裔であるというところから話が始まっていることを思えば、こういうネタもありかなというのが、率直な印象。
むしろ、落ち込むナディを、含蓄の深い言葉で訥々と慰めるリカルドの侠気(おとこぎ)や、ラスト、ようやく仲直りしたナディとエリスが、そっと寄り添って月を眺めるシーンに、しみじみとした感動を覚えた良回でした。

一方で、リカルドが苦渋の表情を浮かべてほのめかした“過去”、あるいは、子どもの姿のナディとエリスが仲睦まじ気に歩いていく情景は現実にあった出来事なのか否か等々、ここへ来て、またもや新たな謎が続出。
残りの話数でちゃんと消化できるのかと、今さらながら不安を覚えずにはいられません……。

ヒロイック・エイジ 第17話「報復の軍勢」

2007年07月30日 | Weblog
「ポレ族は命あるものは食べない」
「それじゃ、何なら食べるの?」
ボキッ、バカッ、ベコッ、グシャグシャッ、モグモグモグモグ……。
「…命がないものなら何でも」

って、アンタはガッちゃん(by. アラレちゃん)かいっっっ!!

夜中だってのに、そんなツッコミを全力でかましてしまった貴金属バットです。
冒頭のこのシーンのインパクトがあんまり大きすぎて、後半のシリアスな展開を、今ひとつ心穏やかに鑑賞することができませんでした…。
しかも、調子に乗ったメヒタカ(いや、実際に調子に乗ったのはテイル・メイルとエイジなんですが…)の魔の手は、イオラオス専用プレミアム・オーガンことアミーラ・メーチにまで伸びる始末。
何かもう、とことんネタキャラと化しているイオラオスが、さすがにちょっと可哀想に見えてきました。
その直前のアネーシャとのやりとりが、いつになくしんみりした雰囲気だっただけに、脱力感も倍増…。

一方、ユーノス王家が誇る(?)馬鹿アニキ'Sは、今日も元気に進軍中。
今さらあんなの(×2)に部隊を預けるなんて、愚の骨頂としか言いようがないというか、付き合わされているクルーや所属艦の連中が気の毒でならないというか…。
これで自重するそぶりのひとつも見せれば、まだ可愛気がありますが、あの2人に限ってそんな芸当ができるはずもなく、それどころか、貴重なターミナル・プラネットを強引に接収しようとして、一触即発の事態を招く等、相変わらずやりたい放題。
挙げ句の果てに、ギリギリのタイミングで間に割って入ったディアネイラに対して誹謗中傷の雨あられと来ては、怒る以前に呆れて物も言えません…。
ホント、下手なノドスより厄介な存在なんじゃないでしょうか(ため息…)。

そして、鉄の種族による青銅の種族の本拠地に対する総攻撃を察知した銀の種族は、ついに満を持して、ユティを戦場に送り込むことを決定します。
そのユティはというと、待ち望んだ出撃に胸躍らせる一方で、カルキノスがふと口にした“大切なもの”という言葉が、どうにも心に引っかかって仕方がない模様。
ユティ、それがいわゆるひとつの“恋”ってヤツよ!と、面と向かって指摘してあげたいところですが、「そんな下世話な感情は銀の種族たるこの私には無縁なものだ!」と一刀両断されるだけなんでしょうね、きっと…。
ああ、もう、この2人の微妙な距離感や会話の噛み合わなさぶりは、本当にもどかしくてなりません!

それに引き替え、エイジとイオラオスの阿吽の呼吸、あれってば、いったい何々でしょうか…?
っていうか、エイジのイオラオスへの懐きっぷりは、ちょっといくら何でも度が過ぎているような……(汗)。

電脳コイル 第12話「ダイチ,発毛ス」

2007年07月29日 | Weblog
タイトルと先週の次回予告から、昨今稀に見るアホ回になるんだろうと、ある程度は予想していましたが、よもやこれほどとは…!!!!
っていうか、“ダイチ発毛ス”は“ダイチ初キス”の言葉遊びみたいなもんだとばかり思っていたら、そのはるか斜め上を突っ走って行く超!展開だったので、もう、腹が痛いやら、心底脱力するやら……。
磯監督ってば、桃華月憚の望月監督(+α)とはまた違ったベクトルながら、あちらの面々に勝るとも劣らない“ヘンタイ”さんに違いないと、妙なところで確信を覚えた回でありました(←何度も言うようですが、もちろんホメ言葉です!)。

とはいえ、何のかんの言いながら、前回が超巨大イリーガルの話だったのに対して、今回のネタは、逆に“ど”がつくミクロレベルのイリーガルというふうに、ちゃんと対比になってるあたり、よく考えられてるな~と小一時間…。
登校日のシークエンスに、近々校舎を建て替える予定がある(もしかしたら新校舎に移転みたいな話だったかも…)という重要な情報をさらっと折り込んであったのも、今後の急展開を示唆しているようで、まったくもってあなどれません。
だからって“ヒゲ”はないよな~というか、そこからさらに踏み込んで、ヒゲ同士が文明を発展させて、ついには星間戦争(このネーミングセンスもどうかと…)を引き起こすに至るなんてシナリオ、いったいどこの誰が考えたんでしょうか?
……って、あっ、当然磯監督か。
いやはや、それこそ京子くらいの年頃の子ども達も真っ青の、突飛極まりない想像力には、ただただ脱帽のひと言です…。

で、ひと通り終わってから、もう一度頭に戻って気づいたんですが、当初わけがわからなかった冒頭の“ウワサ”シリーズ(by.ヤサコ)、あれってば、しっかり最後のオチにつながってたんですね!
紀元5550分とか、ヤサコ様とか、約束の地とか、そもそも“ヒゲ達”って何のことじゃ~~~!と混乱しまくりだったのは、ある意味正しかったわけで、これはつまり、最低1回はリピートしろという磯大明神(←誰…?)のご託宣だったと…。
他にも、ヒゲ達の仁義なき争いに、フミエとダイチの低レベルな意地の張り合いをかけてみたり、そこからさらに発展して、現実の人間社会を風刺するニュアンスをさり気なく匂わせる等、相変わらずの仕込みっぷりは、ほとんど感動モノでした。
ちなみに今回のような、超ミクロな生命体が観察者の予想を越えて急速に発達し、やがて崩壊に至るストーリーというと、やっぱり元ネタ(のひとつ)には、古典的ハードSFの傑作である『竜の卵』も含まれてたりするのかな~なんて…。
まあ、ぶっちゃけ、私自身あらすじを知ってるだけで、実際に読んだことはなかったりするんですが!(←空しいセルフツッコミ)

あと、あれですね、このお馬鹿すぎる展開の中にイサコを登場させなかったのは、スタッフの最後の良心と見てよろしいんですね……?

ロミオ×ジュリエット 第16幕「ひとり~いとしくて~」

2007年07月28日 | Weblog
今回のDARKER THAN BLACK、何がどう転んでも痛々しいオチを迎えるのは避けられなさそうな情勢…。
でもって、ああいう単純おバカで、だけど、どうにも憎めないタイプについ肩入れして、事態をややこしくするのがヘイのいいところであり、また、契約者としては大問題でもあり……(ため息)。

一方のロミジュリはというと、ロミオを想う2人の女性が、ひょんなことから、ネオ・ヴェローナから遠く離れた辺境の地で、再びの邂逅を果たすお話。
うん、そう、話自体は、決して悪くなかったというか、十二分に面白かったんですが、全般的に作画がだいぶ危なっかしくて、本編とは関係のないところでハラハラしまくりでした(滝汗)。
いつもよりも3割増し(?)くらいに顔が縦に間延びしていたのも、ぶっちゃけ、気になって気になって…。
頑張れ、GONZO!みたいな……(←大きなお世話です)。
まあ、次回予告を見るかぎり、来週は普段のレベルに復帰できそうなので、その点はホッとひと安心です。

しかし、ハーマイオニ嬢ときたら、どこにでもいる深窓のお嬢様かと思いきや、意外なところで意外な行動力を発揮したのには驚きました。
一歩間違うとストーカーになりかねない粘着質ぶりでしたが、金銭感覚ゼロだわ、結局最後はジュリエットの一途さにほだされるわで、根っこの部分は、何のかんの言って“イイ人”なんだと再確認。
別荘を立ち去り際、自分がこんなお転婆だとロミオに知られたら大変だから、ここに来たことは内密に…と、いかにも回りくどい(苦笑)言い回しで、ジュリエット達のことを口外する意志がないことを告げた場面も含め、好感度が一気にアップ!した回でした。

…にしても、フランシスコとキュリオ、いい年こいた男2人のあの挙動不審ぶりは、いったい何だったんでしょうか?
ジュリエットがこのままロミオを思い続けても未来はない、だからお前がオトせ!だなんて、フランシスコらしくもない非論理的言動に、まずビックリ仰天でしたが、一方のキュリオはキュリオで、口ではあれこれボヤキながらも、ビミョ~にまんざらでもない様子。
まったく、お前さんは、年頃になったとたん色気付き始めた妹にドキドキするお兄ちゃんですかっての!!というツッコミを入れたくなったのは、私だけではないと信じたいです…(やれやれ)。
っていうか、フランシスコが口にすると、どんな馬鹿っぽい発言も、必ず何かしら“ウラ”がありそうで嫌なんですが……。

さて次回は、久々にティボルトが登場する模様。
まさか、たった1週でネオ・ヴェローナにとんぼ返りするとも思えないので、ティボルトの方が出張して来るんだと思いますが、そこで再会したジュリエットにどんな喝を入れるのか、今から興味津々です。
あ、もちろん、マキューシオの駄目パパことタイタスとモンタギューの、秘められた“過去”も…。

おおきく振りかぶって 第16話「あなどるな」

2007年07月27日 | Weblog
前回のラストで、ついリードを大きく取りすぎてしまったばかりに、1・2塁間に挟まれてしまった三橋。
しかし、彼がタッチを逃れるべく孤軍奮闘(?)している隙をついて、花井が3塁から一気にホームをおとしいれ、西浦高校に貴重な1点が入ります。
いや~、あんなタイトル(そのまんまズバリ!「先取点」)だったにも関わらず、先週の段階では、アウト or セーフの結果がわからなかったんですよね~。
お陰で冒頭のクロスプレーから、無駄にドキドキしてしまいました。
まったく、何ちゅー心臓に悪い脚本なんだ!(←褒めてます。もちろん)

しかし、この時の三橋の、世にもマンガちっくな(って、そもそもが漫画なんですが…)死にものぐるいの形相がツボにはまったことで、桐青のエース・高瀬の緊張がほぐれるという皮肉な展開に。
その後の高瀬が、事あるごとに思い出し笑いをしては、キャプテンの河合に突っ込まれる下りは、何やらちょっとした漫才コンビのようでした(苦笑)。
っていうか、彼らを始めとするナインに、いかにも策士然とした監督を含めた桐青サイドの面々も、西浦ほどではないにしても、それなりにきっちり個性を持った、人間味溢れるキャラクターとして描かれているのが、実に素晴らしい!ですねv
西浦の勝利を願う気持ちがすべてに優先するとはいえ、一方で、もし負ければ、ここで桐青の夏が終わってしまうことに、一抹の寂しさを覚えずにはいられません…。

でもって、今回のハイライトのひとつは、やはり瑠璃ちゃん登場!の場面でしょうか。
このあたりはもう(原作を)読んでいないところなので、私自身、名前くらいしか知らなかった彼女ですが、公衆の面前で思いきり良く上着を脱ぎ捨てたり、両方の二の腕に応援メッセージをあらかじめ書き込んであったりするなど、なかなかに大胆不敵な性格の持ち主らしいですねv(笑)
正直、あの一事が万事挙動不審な三橋の従姉妹とは、とても信じられません…。
あっ、でも三橋のお母さんの方とは、ずいぶんウマが合うような様子だったので、そっちの血筋なんでしょうね、きっと。
いや、むしろ、あの母や、あの従姉妹と血がつながっていながら、あそこまでウジウジオドオド君に育ってしまった三橋が、どこかで道を踏み外してしまったというべきなのか…(うーむ、謎だ……)。

それはそうと、今回のタイトルの「あなどるな」も、話の中に直接は出てこなかったように思うんですが、となると、またぞろ前回同様、来週の冒頭かそこらで、誰かが――桐青の監督さんあたり…?――口にするという展開が待っていたりするんでしょうか……?

大江戸ロケット 第17話「黎明の殺し節」&桃華月憚 第17話「月」

2007年07月26日 | Weblog
●大江戸ロケット
おソラさんの正体が、実は“空のケモノ”であるということが清吉達にバレた前回のラスト。
そこから一気になだれ込んだ今回、ついにソラは囚われの身となり、同時に銀次郎も、黒衣衆の頭というもうひとつの“顔”が公になってしまいます。
仲間と思っていた人物の“裏切り”に、動揺を隠せない風来長屋の面々。
しかし、後片付けのために立ち寄った作業小屋で、ソラとは別の青いケモノと遭遇した清吉は、ソラが別れ際に残した「血吸いのバケモノは私じゃない!」という言葉が嘘ではなかったと気づきます。
そして、銀次郎に喝を入れられた余勢を駆って、ソラを牢抜けさせると宣言しますが…(ここのシーンで、落ち込む清吉を奮起させるため、あえて憎まれ役を買って出る銀さんってば、マジ、格好良すぎ……。涙)。
今回はとにかく、展開があんまりにも怒濤すぎて、ほとんど息つく暇もありませんでした。
視聴者の側からすれば、本人の言葉通り、ソラがまったくの無実であることや、銀次郎の辛く苦しい胸の内、また、真の下手人を匿うどころか、積極的に殺人にも加担しているのが他ならぬ赤井であること等々、すべてが自明の利であるだけに、何ともはや、胃の痛いこと痛いこと…。
結局、今度のことでは、清吉達がソラを、ソラが清吉達をどこまで信じられるかという点が試されたわけで、その意味では、お互い様と言うほかないのかもしれません(ため息)。
それにしても、清吉と銀次郎が、今時珍しいくらい直球な青春ストーリー(苦笑)を繰り広げたラストの場面。
2人が満開の桜並木のかたわらで、せめてもの鬱憤晴らしとばかり勤しんでいたアレは、いわゆる“かわらけ投げ”ってヤツですよね?
私も以前、修学旅行か何かでやったことがあって、懐かしいことこの上なかったんですが、ああいった、いかにも時代物らしい当時の習俗を、さり気なく折り込む演出の見事さには、心底感服しましたです、ハイ……。

●桃華月憚
今回のワタクシ的最大の目玉は、何といっても、妖艶な保健室の先生こと北条美鈴役で登場した高橋理恵子さん!
ここのところ、TVアニメへの出演が途絶えていたので、久方ぶりにお声を聴くことができて、とっても嬉しかったですv
しかも、先生兼学校近く(?)の神社の巫女さんという、ひと粒で2度オイシイ設定。
かてて加えて、保健室では喜多村さん演じるマコちゃんとの2ショットシーンまであって、「わ~い、ネヴィリルとアムリアだ~v」とはしゃぎまくりでした。
っていうか、もしかしなくても音響監督の辻谷さんってば、ある特別な層(という名のシムーンファン。笑)をビミョーに狙ってるんじゃないかと小一時間…。
まあ、そんなことはさておき、今回もまた単なるギャグ回かと思いきや、実は真琴の中に眠っていた龍皇が、彼女の身体に起きたある“異変”に呼応するかのごとく覚醒するという、意外に重要なシークエンスでした。
でもって、サブタイトルの「月」が、よもや女性特有の、あの生理現象を指していたとは!みたいな…。
ついでに、本来の時間軸的には前回放送の「星」が初登場回だとばかり思っていた香陽ちゃんが、何故かネコの姿で出てきたと思ったら、この現代において本格的な活動を始めるきっかけが、今回の龍皇発現だったというオチが待っていて、ビックリするやら呆れるやら……。
夜の道路を一糸まとわぬ姿でペタペタ歩く剛毅さ(?)が、いかにも香陽らしかったですねv(笑)
他にも、胡蝶三姉妹がナ◯キンとムーミン谷のカッコイイあん畜生をかけてみたり、あれほど食べることに熱意を燃やしまくりの桃花が、実は料理の腕自体はからっきしだったり(赤飯=梅干し入りご飯だなんて間違った知識、どこから仕入れたんだろう…)、はたまた、突然襲ってきた生理痛にぐったりしている真琴を発見した章子が、ついムラムラして人工呼吸をかましかけたり等々、相変わらずのカオスっぷりがナイスでした!
あっ、そういえば、調理実習の時間中、何やらスーホースーホーと妙な気合いを入れながら、ひたすらアーモンドスライスに取り組むパル彦、もとい、春彦の図、なんてのもありましたねv
草木も眠る丑三つ時だというのに、思わず、声を上げてガハハと大笑いしてしまいましたです、ハイ…(反省)。

クレイモア 第16話「魔女の顎門3」

2007年07月25日 | Weblog
今回の『ぼくらの』は総集編ということで、感想はお休み。
1度見ているとはいえ、子ども達が“確実に訪れる死”を自覚して以降の、特にダイチやナカマ、マキあたりのエピソードは、つい目頭が熱くなってしまいますです、ハイ……。

さて、クレイモア。
深淵の者ことリフルとの戦いにひと区切りついた今回ですが、ラストで明らかになったリフル本来の姿が、あんなにも巨大だったのには仰天しました。
ここ3回に渡って、実質的な戦闘の相手だったダフでさえ、広い洞穴につかえる寸前の巨躯を誇っていたのに、その彼を軽々と摘まみ上げるサイズってのは、さすがに反則の度合いが過ぎるんじゃないかと…(汗)。
ああなっては、大剣クレイモアも縫い針同然。
クレア達が駆使するような小手先の攻撃など、通じる通じないという議論以前に、まず相手に届きそうもありません。
最後にリフルがクレアに対し、約束通りその名を明かした、北の地で胎動する深淵の者・イースレイも、チラッと映った感じでは、かなりのデカブツでいらっしゃる模様(ガクガクブルブル)。
となると、覚醒者の能力なり実力というものは、あるいは、純粋に体躯の大きさに比例する的な“法則”が存在するのかもしれません。

それにしても、ひと口にクレイモアと言っても、その人となりは千差万別なのだと、今回改めて痛感しました。
何せ、一方にオフィーリアのようなジコチューの権化がいるかと思えば、完全な覚醒状態から“人”に戻してくれたクレアに恩義を感じ、命を預けるどころか、組織に楯突くことさえ厭わないジーンのような義理堅いタイプもいたりするなど、皆が皆、素晴らしく個性的。
ガラテアは、中では比較的中庸というか、世間一般の人々が抱くクレイモア像に近いキャラですが、その彼女にしても、諸事情により今は組織に戻るわけにはいかないクレアを見逃す度量や、ある種のユーモアを兼ね備えていたのは、クレアにとって幸いでした。

…と、まあ、そんな堅苦しい話はさておき、この〈魔女の顎門〉編において、個人的に一番驚いたのが、他ならぬダフの声!
演じていらっしゃる浜田賢二さんといえば、キザな二枚目役や、真面目でお人好しなパパ役が多い(当社比)という印象が強い方ですが、今回のダフはそのどちらの路線からもかけ離れていて、ついに最後まで「本当に浜田さんかよ!?」的な疑念が、頭から離れませんでした。
あれかな、もしかしたら、声にエフェクトがかかったりしてたのかな…?(あやふや)
クレア役の桑島さんも、クレイモアが終わった約1時間後に放送されている『ZOMBIE-LOAN』で、ちょっと弱気入ったメガネキャラ(ちなみにこちらも主役)を演じていらっしゃって、いやもう、ギャップありすぎ!
いずれにしても、お2人始め声優さんの演技幅の広大無辺ぶりには、毎回感嘆の念を禁じ得ません……。

エル・カザド 第17話「追い詰める女」

2007年07月24日 | Weblog
あの希代の変態ことL・Aと互角に渡り合える腕を持ち、かつ頑固親父を地で行くリカルドも、リリオの無邪気極まりない懇願の眼差しには抵抗するすべがないことが判明した今回。
…まあ、そんなことはとっっっくに分かってるよ!ってな感じですが(苦笑)。
賞金首が暮らすマンションのベランダを、羽根が生えているかのごとくヒラリヒラリと軽快に駆け登っていくエリスを見て、嬉しそうにパチパチ手を叩く姿なんて、あんまり可愛いすぎて、危うく悶死しかけたのは、私だけではないと信じています。

それにしても、ちゃくちゃくと能力のコントロールの仕方を覚えをつつあるエリスとは対照的(?)に、路面に突如出現した氷に足を取られてすってんころりん転んだナディは、ホント、おマヌケさんですよね~v
もっとも、そのお陰でゲレイロが撃った弾が当たらずに済んだわけですが(…たぶん)、ナディ自身は、二重の意味でエリスに助けてもらったことに気づいていない模様。
とことん呑気なのか、はたまた、実はすべてを承知していながら、表面上は何食わぬふりをしているだけなのか、ことナディの場合、判断がつきかねるのが困りものです。
一方のエリスはというと、ラスト、
「わたし……もう、二度と言わないから」
と、ひどく思いつめた様子で決意を口にしていたのが印象に残りました。
これは金欠状態解消のため、実情をよく知らないまま、安易に賞金稼ぎの仕事をナディに勧めた“責任”を痛感しての言葉でしたが、エリスがこういった“反省”のような、ある種高度な観念を身につけることができたのは、他ならぬナディの功績。
この場面で多くを語らず、静かに「いえっさ」と返答するにとどめたナディのカッコ良さに、胸がジーンとしびれた回でした。
ああ、口では「エリスのため」とか何とか言いつつ、結局邪魔にしかなっていないどこかの誰かさんに、ナディの爪の垢を煎じて飲ませたい…(←双方めっちゃ嫌がりそう……。汗)。

あと、何が、
「…ほら、かかった」
「ダグったらv」
だっつーの、ローゼンバーグ!(ノリノリで付き合うメリッサも、どうかとは思いますが…)
このところ、とみにエロ親父化が進行しつつあって、色んな意味でげっそりです。
だいたい、残り10話を切ってるってのに、こんなにのんびり余裕かましてて大丈夫なんでしょうか、この人は……(ため息)。

ヒロイック・エイジ 第16話「幾つの定めを超えて」

2007年07月23日 | Weblog
「……どっち?」
ノドス覚醒の報を受けるやいなや血相を変えたモビードを見て、そうつぶやいたニルバール。
日頃、けわしい表情を作っていることが多い彼女の、ぽかんと呆気にとられている様が、なかなかに見物だった今回は、他にも、エイジに続いて目覚めたメヒタカを抑えようと奮闘する、テイル・メイルの捨て身の攻撃(?)が拝めるなど、久々に笑いをとるシーンが沢山あったのは、大変にグッジョブ!でしたv
正統派スペオペ作品である以上、戦闘シーン満載の回があるのは当然で、もちろんそれはそれで楽しいんですが、個人的には、今回のように人間関係の描写に重きを置いた日常回も沢山見たいな~というのが本音だったり…。

それにしても、好意というか恋心というか、その辺の微妙な感情のベクトルが、そろいもそろって女性陣→男性陣だったりするのは、いったいどういう陰謀なんでしょうか。
エイジの、とんでもなく天然な体質が災いして、今以上の関係にシフトする可能性が低いディアネイラ&エイジ組ですら、相対的にはまだマシな方。
他の面々の“ど#がつく一方通行ぶりには、まったくもって涙を禁じ得ませんでした。

いじらしいくらい好き好きオーラを出してアピールしているアネーシャを軽くスルーして、ディアネイラとエイジを見つめるイオラオス。
プロメ様に胸の内を見透かされて動揺著しいレクティの苦悩を知ってか知らずか、ごくあっさりと、鉄の種族の側に立って戦うことを決意するメヒタカ。
でもって真打ちは、ユティの揺れる乙女心を忖度する気配すら皆無のカルキノス!
…いや、確かにユティは怒ってますよ?
3人がかりで、たった1人のノドスを倒すどころか、手痛い敗北を喫してすごすごと引き下がることを余儀なくされたわけですから、それはもうユティでなくても腹が立つ状況です。

……でもね、カルキン(←誰、カルキンって)。
本当のところユティは、君に何とか生き延びて欲しいんですよ。
やれ契約だ定めだと鼻息も荒く連呼して、次にエイジ(=ベルクロス)と相まみえる時は、狂乱も辞さずに戦い抜くことを重々しく誓うなんて、これっぽっちも望んじゃいないんです。
そこんところをきちんと汲んであげないばっかりに、ますますユティはふさぎ込むことになるという悪循環に、カルキノスはそろそろ気づくべきですよね!
っていうか、気づいてあげなかったら、それこそ男がすたるってもんですよ!!(←無駄に力説)

全宇宙的に迷惑極まりないノドスの恋模様(?)からは、今後も目が離せません!

電脳コイル 第11話「沈没!大黒市」

2007年07月22日 | Weblog
昨日は記念すべきアニメ版『時をかける少女』の地上波初放送でしたが、この時かけと電脳コイルの作画スタッフは、かなりの数、カブッているんだそうです。
…ええっと、ネットの噂によると(苦笑)。

さて、いったい何をどうしたら大黒市が“沈没”することになるのかと思ったら、いやはや、ああいう――正体不明の魚型イリーガルが古い空間を増殖させる――オチだったんですね!
先週の次回予告からこの展開は、まったくもって予想できませんでした。
毎度毎度強烈なネタバレ予告をかましてくれるしのーか、もとい、おお振りにも、ちっとは見習って欲しいものです。

それにしても、先週からうって変わってのギャグ満載っぷりの陰に隠れがちですが、脚本・演出が非常によく練られているのには感心しました。
例えば、ヤサコと京子が並んでカレーを食べている冒頭の場面。
京子は“赤いものが嫌い”で、ヤサコに「食べないと大きくなれないよ」と嫌みを言われています。
一方、ダイチが後生大事に育て、結果、大黒市の電脳空間を大混乱におとしいれたイリーガル“キンギョ”は、“赤いものが大好き”で、与えられたテクスチャを食べに食べて大きくなるという設定。
こういった対比の構図が要所要所に、しかもさり気なくちりばめられているのが、電脳コイルの凄いところ!です。
まあ、ちょっと気を抜いたばかりに、見落としてしまうこともしばしばですが…(←お前だけだ!)。
ちなみにキンギョは、ダイチ曰く「黒いテクスチャは臭いのが嫌で食べない」とのこと。
だから、身につけているものが黒一色のオバちゃんこと玉子は、キンギョにそっぽを向かれちゃったんですね~v
このシーン、キンギョに食われずにすんでホッとしつつも、何となく納得がいかない玉子の微妙な乙女心(?)には大ウケでした(笑)。

また、今回明らかになったことのひとつに、オバちゃんの“過去”があります。
その昔、小此木家のコタツでおもらしをしてしまったというエピソードは、まあご愛敬としても(苦笑)、彼女が探偵局のNo.2だったというのは、なかなかに重要な情報なのではないでしょうか。
これまで漠然と、玉子が栄えある1番なのだとばかり思っていましたが、どうやらそうではなく、彼女の前がいる模様。
で、年齢的なことを考慮すると、案外ヤサコの父がNo.1だったりする可能性もアリ?でしょうか。
何せ大黒市の空間管理局に出向するくらいですから、それなりに電脳関係の知識があるのは間違いないでしょうし…。
4年前に玉子とメガばあとの間に起きたという事件と、そこから続く2人の確執と合わせて、謎が謎を呼ぶ展開は、マジ、シビレますよね……(しみじみ)。

でもって次回予告!
タイトルといい、ダイチ&ダイチチ親子のすっぽんぽんといい、京子とダイチのぶっちゅ~(むしろ吸われてましたが。笑)といい、スタッフは我々を笑い殺す気ですか!!
…とか腹を抱えつつ、これで実はしっかりシリアスな内容だったら、どうしよう……。