ローカル線を追う

身近なローカル線を点景に、沿線の風景を撮影しています。

赤電が走る17.8kmのラインベルト

2019年05月27日 | 遠州鉄道

上島駅からは平面交差に

赤電は上島駅を出発すると、次第に高度を下げていきます。

線路が立体交差から平面交差に移行していくのです。

そして馬込川の橋梁を渡り切ると、完全に平面交差になります。

終点の西鹿島駅までは、遮断機が下りた道路を渡ることになります。

全行程の駅数は、立体交差区間が7駅、平面交差区間が11駅あります。

↑ 上島駅を出発すると、間もなく線路は下り始めます。

↑ 馬込川橋梁を渡り切ると、平面交差になります。

 

 

 


赤電が走る17.8kmのラインベルト

2019年05月26日 | 遠州鉄道

立体交差最北端の駅

北の方向から上島駅に入線してくる赤電の2000形車両です。

新浜松駅から始まって一番最後の高架化事業の駅です。

工事期間32年、延長約4Kmの区間に総事業費約197億円という莫大な費用を費やして成し遂げた一大プロジェクト

です。この事業費の中には、8本の都市計画道路と3本の一般市道の整備費が含まれています。勿論、線路や踏切

の撤去工事費も入っています。

この高架化事業の成果で、区間内の総ての道路が立体交差され、東西交通の円滑化が図られたのです。

32年の工事は、今までの平面交差で交通が阻害されてきた状況は解消されて、市民生活に大きな恩恵がもたらさ

れる大きなエポックだったのです。

 


赤電が走る17.8kmのラインベルト

2019年05月25日 | 遠州鉄道

樹齢千年超えの楠

新浜松駅を出発して10分余り、八幡駅に近づくと碧の木々が高架橋を左右から包み込んでくれます。

家康ゆかりの八幡神社に続く一帯です。

元亀3年(1572年)、三方ケ原合戦の時、武田信玄の軍勢に敗れた家康が、八幡神社の楠の洞穴へ逃げ込むと、

瑞雲が湧き出て姿を隠したという伝説があります。「雲立の楠」と言われています

今はパワースポットとして参拝者で賑わっています。


赤電が走る17.8kmのラインベルト

2019年05月24日 | 遠州鉄道

高架化初期の駅付近    第一通り駅付近

遠州鉄道の高架化事業は、昭和55年に開始され、平成24年に完成していますから、

その間、32年の歳月を要したことになります。

初期工事の新浜松駅から第一通り駅付近の32年前は、現在よりも高層ビルは少なく、

左方向にJR浜松駅が見通せたかもしれません。