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韓国ドラマ「もうすぐ死にます」あらすじと感想、ソ・イングク&パク・ソダム

2024-03-26 | 韓ドラ ま行



韓国ドラマ「もうすぐ死にます」のあらすじと感想、最終回。
イジェ(ソ・イングク)は貧しい母子家庭で育ち、7年もの間苦しい就活の日々を送っていましたが、とうとう自ら死を選択するのです。
ところが地獄に落ちる前にミステリアスな「死(パク・ソダム)」が現れ、イジェ(ソ・イングク)は12回の生と死を経験する転生を経験することになります。
同名のウェブトゥーンが原作。全8話、2024年作品。

タイトルから男女間のドロドロした愛憎劇を想像していましたが、主人公が死後に12回も転生を繰り返す犯罪ドラマが描かれています。
イジェ(ソ・イングク)は人生の苦しみばかりを味わい自ら自殺を選択しますが、死後、「死を軽んじた」罰で残酷な審判を受けることになります。
本作のソ・イングク君は泣き叫ぶシーンばかりですが、感情むき出しの強烈な演技はやはり彼らしい強い存在感があります。
自ら命を絶ったイジェ(ソ・イングク)がミステリアスな「死(パク・ソダム)」によって、自分自身の弱さから抜け出そうと必死にもがくソ・イングク君の神がかった演技に注目です。

12人の体に転生するのですが、この人物たちが、キム・ジフン、イ・ジェウク、イ・ドヒョン、キム・ジェウク、ソンフン、チェ・シウォン、オ・ジョンセ、チャン・スンジョなどの人気スターが登場します。
また、劇中、悪役キム・ジフンさんの悪魔のような狂気じみた御曹司のご乱心は衝撃的で、イケメン過ぎる悪役なんですが、でも腹が立つほどの強い印象を残しています。
最近、キム・ジフンさんは悪役が多いですね!
また、地獄行きを免れる手段として12人の人物に転生しますが、御曹司、高校生、囚人、恋人、殺人鬼、赤ちゃん、ホームレス、刑事などイジェ(ソ・イングク)が、その人物に転生するためにその分ソ・イングク君の登場時間が少ないのも本作の特徴かなぁ~と思いました。
そして、本作は最後の最終回で乗り移った人物の生き方と忘れられない言葉に心が響きます。
丹念に骨太に描かれた人間性豊かな転生した12人の登場人物たちが、結局はすべてイジェ(ソ・イングク)と繋がっていたというストーリー展開は文句なしの完璧なラストでした。
特に母子の情愛を堪能できる感動の最終話に注目です!

あらすじ(ネタバレあり)
1話
7年前、卒業前に就職先を決めなければと面接会場に向かう途中で思わぬ交通事故を目撃してしまうチェ・イジェ(ソ・イングク)はショックから平常心を失い、またとないチャンスをあっけなく逃がしてしまうのですが、このせいで彼の運命が狂っていきます・・・
その後も就活を続けながら多くのバイトを抱える日々を送り7年が過ぎようとしています。
そんな時、イジェ(ソ・イングク)は友人ヒョンスの投資詐欺にあいます・・・
恋人のジスとも別れ、部屋も追い出され更に企業から不採用の通知がきたイジェはビルの上から飛び降り自殺をします・・・
ところが死んだはずのイジェ(ソ・イングク)の前に、「死(パク・ソダム)」というミステリアスな女性が現れ、地獄に向かうイジェ(ソ・イングク)に罪を犯した罰を下すために私がお前を連れてきたと言い、お前は12回死ぬと告げ、死の苦しみを味わってみなさいと・・・

2話
死を軽視した罰を受けることになったイジェ(ソ・イングク)は、はじめに二度と経験ができないテガングループの次男パク・ジンテ(チェ・シウォン)として生きていくことを決めたとたんにパク・ジンテが乗っていた飛行機が墜落します。
生きている時も毎日が地獄だったイジェ(ソ・イングク)は、死んで本当の恐ろしい地獄を味わい死んでからも地獄だなんて?・・・と、泣き叫び、なぜ?自分が地獄に落ちる罰を受けるのかと死(パク・ソダム)に問いかけます。
続いて、イジェ(ソ・イングク)は、母子家庭で育った17歳の高校生ヒョクス(キム・ガンフン)に生まれ変わりますが、学校で殴る蹴るの壮絶ないじめを受けていたのです。
そして、イジェ(ソ・イングク)もまた、貧しい母子家庭で育っていたのです・・・
次に死と隣り合わせの大規模な秘密組織に属するイ・ジュフン(チャン・スンジョ)がこの組織から抜け出そうとしますが、ボスに見つかってしまいリンチを受けています・・・

3話
腕っぷしの強いイ・ジュフン(チャン・スンジョ)は組織から逃げ切り、女のところに向かいますが、なんと女はジュフンをあっけなく裏切ります。あのクソ女と叫び、また殺されてしまうイジェ(ソ・イングク)に死(パク・ソダム)は「少しも疑わなかったのか?」と忠告しますが、100億のお金を隠した場所は自分だけしかしらないとつぶやき薄ら笑いを浮かべます・・・
次は四日後に出所を迎える囚人チョ・テサン(イ・ジェウク)に生まれ変わりますが、同じ部屋に高校生ヒョクス(キム・ガンフン)を殴り殺したイ・ジンサンがいて、彼はサイコパスと呼ばれていたのです。
ところが、イ・ジンサンではない被害者の父親からあっけなく殺されたイジェ(ソ・イングク)は、今度こそは生きることの準備をしっかり整えるのです。
ところが、今度は100億のお金を利用することができない、赤ちゃんに生まれ変わりました・・・



4話
赤ちゃんは両親から虐待されていて、ある日、虐待の通報を受けて警察と専門家が家にやってきますが赤ちゃんの父親は児童福祉員の名刺を警察に見せて何かの間違いだと言います。
何も抵抗することができない赤ちゃんは母親によって殺されてしまい、今度はモデルのチャン・ゴヌ(イ・ドヒョン)に生まれ変わります。
大金が手に入り恵まれた容姿に豪華な生活・・・モデルのチャン・ゴヌ(イ・ドヒョン)の死因は何だろうか?と考えるイジェ(ソ・イングク)。
死(パク・ソダム)はイジェ(ソ・イングク)に人は死んでから生に執着するようになると言いながら、ふざけるなと笑うのです。
そんな時、イジェ(ソ・イングク)の前に元恋人のイ・ジスが現れます。
そして、彼女が小説公募展で大賞を受賞して小説家になったことをはじめて知るのです。
イジェは小説家のジスに自分が死後に転生した経験話しを架空の小説のように語りはじめイジェにアイデアを出します。

5話
イジェ(ソ・イングク)の亡くなった後、小説家になったジスや母さんが、悲しみと苦しさを味わっていたことを今になって知ったイジェも強い後悔の念にかられるのです。
更に、今回は愛する恋人のジスまで一緒に亡くなることになりました・・・
あのテガングループの パク・テウ(キム・ジフン)の車にひかれて・・・
イジェ(ソ・イングク)は「何故ジスまで巻き込んだんだ」と叫び、死(パク・ソダム)を罵倒します。
そして次にイジェはダークで廃退的な表現を描く画家のチョン・ギュチョル(キム・ジェウク)に生まれ変わりますが彼は絵を描くために殺人を犯している悪魔のような男です。
彼の恐ろしいくらいの創作意欲をかきたて死んだ人間15人は彼の芸術作品に生まれ変わるのでした・・・
画家のチョン・ギュチョルに転生したイジェ(ソ・イングク)は悪魔のパク・テウ(キム・ジフン)を悪魔になって殺してやると激しく非難します。

6話
悪魔のパク・テウ(キム・ジフン)には勝てなかったイジェ(ソ・イングク)・・・
ところが、イジェはわざと殺されたのです・・・
次にイジェ(ソ・イングク)は「腰抜け刑事」というレッテルを貼られた意気地がない臆病な刑事アン・ジヒョン(オ・ジョンセ)として生まれ変わりました。
そして、人が変わったように悪魔のパク・テウ(キム・ジフン)に対する復讐がはじまります。
そんな中、事情徴収で警察に来ていた母親と偶然遭遇し、涙を見せるイジェ(ソ・イングク)・・・ 母はイジェがプレゼントした靴をずっと履いていたのです。
一方、イジェ(ソ・イングク)が悪魔のパク・テウ(キム・ジフン)の首を絞めて殺そうとしている時、死(パク・ソダム)が現れ近づいてきますが、その時イジェ(ソ・イングク)がジスに贈った赤い万年筆が地面に落ち、ジスの言葉が蘇ってくるのです・・・

7話
動画の内容が全て事実だったことが分かり殺人と死体遺棄の容疑でパク・テウ(キム・ジフン)の逮捕状を請求したと発表がありパク・テウの犯罪を隠蔽した政府高官も逮捕されます。
また、病院に搬送されたパク・テウは意識不明のままですが、神がパク・テウに生き地獄を見せるために命だけは助けたのです。
イジェ(ソ・イングク)は復讐だけを目標に走ってきましたが、自分に残ったのは再び死が待ち受ける事実だけなのです。
その間は刑事アン・ジヒョン(オ・ジョンセ)として、はじめから本人のアン・ジヒョンだったように生きようとします。
次々と事件を解決していきますが、犯人を追っている途中で同僚のウ刑事を助けるために自ら危険をおかし死んでいきます。
死(パク・ソダム)に同僚を助けるために俺が犠牲になったと報告しますが・・・
次はホームレス(キム・ウォンヘ)に転生したイジェは他の誰かの体で何度生まれ変わっても、自分自身でなければ何の意味もないことをはじめて悟ります。

8話(最終回)
イジェが最初の就活中に遭遇した交通事故の被害者イ・ジョングク(キム・ガンホ)に転生した後、次が本当に最後の銃弾の一発になります。
どうせ地獄行きなら、誰に生まれ変わろうと直ぐに終わらせるというイジェでしたが、死(パク・ソダム)は本当にお前に出来るのか?と冷たい言葉を言い切ります・・・
最後は自分が一番愛する家族の母に生まれ変わったのです。
母のことは自分が一番知っているつもりだったのですが、しかしながら・・・実際は何も母のことは知らず、理解していなかったのです。
母の方が自分よりもずっと長い間、自分を育てるために苦労を重ねていたのです。
あの日は、我が子を愛するその母が遺体となったイジェと対面したのです・・・
母は毎日、イジェの納骨堂をお参りし、大切な我が子を守れなかった私は母親失格だと毎日自分を責めています。そして、来世は立派な親と巡りあいなさいと話しかけるのです・・・

イジェは罰として12回の転生で死を経験しましたが、その中で一番苦しかったのが愛する人の死でした・・・自分が母に与えた地獄の苦しみが、今こうして自分に返ってきたのです・・・
母の姿で生きると決めたイジェにとって、それが自分に負うこととなった罰だったのです。
イジェは母に「ごめん・・・来世も母さんの息子がいい」と本当は伝えたかったのです・・・

イジェは命は人間に与えられた大切な時間、そして苦しみは人生の全てではなく一部でしかないとそして、人は失敗をしても前に進むべきなのだということを母の体になって、ようやく分かったのです・・・

母に転生したイジェは今回だけは長い年月をかけて死(パク・ソダム)に会いに行きますが、なぜか自分でも驚くほど、死(パク・ソダム)に会いたかったと伝えます。
そして、もう一度僕を撃ってください、チェ・イジェとして生きたいと言い、もう一度だけ母を抱きしめたいと泣きながらお願いします。
死(パク・ソダム)は銃弾を1つ詰めた銃をイジェに渡します・・・
イジェは生き返ることが出来るのでしょうか?
その時、母からの携帯の着信音が鳴り響きます・・・


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