いつも寝不足 (blog版)

動物園・水族館へ行った記録が中心(?)。
他の話題はいつも寝不足 (信州FM版)で。

猫に小判 爺に鞆の浦

2006年04月09日 | 外出
言うまでもなく、価値の分からない喩え。

またしても旅行中なのだが、今回は母やおばのお供で、尾道から神戸まで山陽道を東へ進んでいる。

初日は千光寺と映画『男たちの大和』のロケ現場(実寸大の大和セットがある)、そして鞆の浦。パッケージツアーの通弊で、一ヶ所あたりの滞在時間は極めて短い。引き回しの刑にあっている気分。

鞆の浦は、江戸時代の港湾施設(雁木や常夜灯)が日本で唯一残っている港で、常夜灯は分からないが雁木は現在でも使われている。

世界遺産への登録も検討された(されている?)貴重なものなのだが、知らん人が見たら地方の小さな港にしか見えないようだ。

ツアーの企画者も何を考えているのか知らないが、雁木や常夜灯の見えないポイントをバスの乗降場所にしている。そのため予備知識のない人には、本当に何もない場所としか思えなさったようだ。

花見のシーズンにぶつかって渋滞でスケジュールが押せ押せになってしまったため、鞆の浦滞在は夕暮れ時の30分足らず。ますます、何もない場所との印象を強化している。

そんなわけで、近くの座席のものを知らない爺が「あんな、何もない所」と怒っていた。

私の見解では、初日回った中で最も、または、唯一見る価値のあった場所なのに。

雁木 常夜灯 町並み 説明板


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