季節はずれの留学生

Leipzigからの独り言

ノーベル文学賞 石黒一雄氏 Kazuo Ishiguro

2017-10-05 22:57:30 | Weblog

子供の頃、今なら中二病とでも言うのでしょうか、小説を沢山読みました。長じるにしたかって、その非現実感に耐えられなくて、極僅かしか読まなくなりました。その後ドイツ語を勉強している時に彼の小説の抜粋を読みました、すぐに本を買いに行きました。

読後のなんともいえぬ大きな衝撃が、子供の頃を思い出させました。その世界に入り込んで蠢いてしまうのです。まるで不思議の国のアリスの様に落ちて、もがいて。そんな何十年ぶりかの読書感を残してくれたのが彼の小説。

私の読んだのは Alles, was wir geben mussten 邦題は、私を離さないで、原題はNever Let me Go.

私自身が回り巡って、この小説に辿りついたということで、縁を感じています。マスコミは彼がどの様に日本から影響を受けたか?を書くんだろうなぁ。
受賞、おめでとうございます。

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コメント
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