毎年春がくる前はすべきことが重なってやって来ます。
今年もまた2月はあっという間に過ぎ去り3月は隙間の時間に他の用事を詰め込んだので
すこし余裕をなくしていました、そのせいでブログが書けなかったと言い訳、、、
街のそこかしこにはクロッカスの花が咲き乱れています。大きな木が葉を茂らせる前の
束の間にしっかり糖分を蓄えるための大忙しの咲き乱れ方は、北国の季節の変化を
象徴しています。みんな太陽に飢えている、若者はいきなりTシャツで歩いています。
いくら何でも寒いと思うのですが、、、
さて、オスター(イースター)前はコンサートでも大忙しの時期
その中でも、22日には音大でバッハのヨハネ受難曲 シューマン版という
音楽学的にも興味深い曲が演奏されました。
バッハがまるで昨日この世に現れて、”へー、今の時代はこんな楽器があるんだ!!”と
驚いて編曲したような、日本人作曲家がコマーシャルのために編曲したような
300年を一気に飛び越したような響きはとても新鮮でした。
Fabian Endersの若さ一杯、しかも最後まで集中力のみなぎった指揮は曲とよくマッチしていました。
3時間近い長丁場、飽きさせるということなく、これでもかと言わんばかりに多様な響きが聴ける
のこの受難曲オリジナルはもう何度聴いたことでしょう、そこへシューマンの音が入ってくると
新鮮の極み。
ときに、それはちょっと、、、
それいいね(まるでFacebook?)
みたいに対話しながら聴いていました。
今年はバッハのお誕生日のケーキを逃してしまいました。天啓の休講もなく(汗)
しかし800年祭のモテッテを始めオスターまでは予定を立てるのが大変です。
そして、新発見といえばチロル地方のレヒタルというところの個人家屋の屋根裏から
モーツアルトの曲が見つかりました。
http://kurier.at/kultur/4489681-die-welt-hat-ein-neues-mozartstueck.php
少し下にスクロールすると曲のプレーヤーがあります。
たった84小節ですが、当時のピアノで弾いてくれているので愛好家必聴です!
バッハの曲も見つからないか、と期待しているのですが、、、