季節はずれの留学生

Leipzigからの独り言

残すはオールドルフ

2006-07-25 02:35:58 | Weblog
バッハファンなら解りますよね?何のことだか。1996年に初めてドイツの地を踏んで10年、昨日ドルンハイムに行くことが出来、一気にバッハ巡礼をすすめることができました。しかも小コンサート付き?

MDR Musiksommer Konzertを聴くために22日はミュールハウゼンでクロイツコア、23日はアルンシュタットでラウテンカンパニー、ソプラノはシモーネ・ケームスと巡りました。これだけでも十分満足なのに、バッハゆかりの地を散歩できる幸せ。そして更に素晴らしいことがありました。

アルンシュタットに行くことが決まったとき、そうだ!ドルンハイムは近くなんだと言うことに気が付きました。DB(ドイツ鉄道)は切符の自動販売機で路線の検索ができます。しかしドルンハイム(バッハゆかりの)は検索できませんでした。インターネットでも出来なかった(前日も午前様だったのでしっかりは調べていません)のです。しかし簡単に諦める訳にはいきません。そうそう旅行できる訳でもなく、ドイツ滞在予定日数も少なくなってきています。チャンスをしっかり捕らえないと後悔だけが残ります。

アルンシュタット行きの朝、DBのインフォメを訪ねます

”アルンシュタットの近くのドルンハイムに行きたいのですが、見つからないんです!”
”バッハで有名なドルンハイムです!!”

と悲壮感を漂わせて質問しました。窓口のおじさんも知らないようで同僚のおばさんに質問しています。1分後、”バスは翌朝の7時しかないからタクシーを使って!”とパソコンの画面をクルリと回してくれました。バスで15分だからタクシーを使っても知れてるはず。

諦めないぞ!何故か堅く思いました。

アルンシュタット駅前、早速同行の3人で打ち合わせ、このままアルンシュタットを見学するか、ドルンハイムに行くか。この3人はライプツィヒバッハ会を自称するくらいの面子、あっという間に話はまとまります。客の全くいない駅でのんびり客待ちするタクシーの運転手さんにこの教会に行きたいんだと伝えるともう先刻ご承知という感じで車は走りました。日本人+教会、この組み合わせはたぶんをおきまりなのでしょう。一般道を90Km/hで吹っ飛ぶ暴走タクシーに乗ること8分。草原を抜けると、そこはバルトロメイ教会でした。

おそる、おそる入るとなんとオルガンを弾いても良いよという管理人さんの言葉。このブログを読んでくれている方にはお馴染みのN氏の演奏が始まりました。教会にたどり着いただけでも奇跡と思っていたのにオルガンまで聴けるとは、、、

私を除いた2人は音楽の専門家(オルガニストではありません)。この時ほど自分で演奏できたらと悔やんだことはありません。数十年前(幼稚園時代!)ならわたしも弾けたのですが(^_^;))

ここで世界中のバッハファンが結婚式を挙げています。日本人の方も発見しました。かくなる上は私も、、、

バルトロメイ教会のオルガンを聴いてください。下記をクリックしてしばらくお待ち下さい。
目覚めよと呼ぶ声が聞こえ(連弾!です)
KV616もどき?+?
コメント (1)
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ドイツは静かです

2006-07-05 06:45:23 | Weblog
負けてしまいました。劇的な負け方でちょっと自分の目が信じられないくらいでした。ドイツのパス回しがまるで日本チームの様になってきたのと、イタリアの速度が上がっていることで、これはマズイと思い始めたところが悲劇の始まりでした。それにしても最後まで執着をもつと言うことの強さをまざまざと見せつけられました。

日本は早朝、朝のニュースで見られますね。私の方は不貞寝を決め込みます。ドイツ鉄道(DB)のWM割引カードは10月末までの延長で終わってしまいました。最初の期限の7月末では、旅行の計画が立てられなかったのです。
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