季節はずれの留学生

Leipzigからの独り言

戻りました

2008-11-22 18:23:21 | Weblog
 今朝、雪が降りました。季節感がハッキリしているドイツに戻って?来て早3週間。いきなり、空港駅で中央駅の行き方を聞かれて、ああドイツに戻ってきたんだと感じました。日本だと考えられませんよね!スーツケースを持った外国人に道を聞くなんて!

今回は友達3人が中央駅まで来てくれました。気温は随分寒かったけれど心は暖かい。心は日本に居たときより落ち着いています。もっともいきなりの歓迎夕食で人生最悪のうどんを食べてゲンナリ、幾分ましな寿司を食べたのはご愛敬でした。日本を出る前、ドイツ人の友達と回転寿司に行って14皿!(自己新)食いだめをしておいたのです。

初めてドイツの景色を見たことをおかしく思い出していました。飛行機の小さな窓に額を押しつけて、右側通行の車を見て、本当のドイツなんだと頬をたたいてみました。あれから10年以上の歳月が経過しました。当時は住民になるなんて思いもしなかった。単なる憧れの地。それが今では安住の地となりつつあります、いろいろストレスはあるけれど、、、

ドイツでの生活再開は順調です。新しいWGに前の住処から荷物を運び込み(半分はゴミであることに驚きつつ)あっという間に巣を築くことができました。(P君のお陰!ありがとう)

コンサートのペースも元に戻り先週末にはドレスデンで日本で聴けなかった鈴木先生のバッハコレギウムジャパン演奏のカンタータをフラウエン教会で聴くことが出来ました。日本でのコンサートの時、身内に不幸がありどうしようも無かったのです。死に対面してバッハならどう考えたのだろうと思いました。私とは比較にならないほど、彼の回りには不幸が続いていたから。

大好きなペータース教会でのカンタータも既に聴けました。演奏はあまりにもロマンチックでバッハの演奏には厳しさを求める私には聊か退屈なモノではあったのです。しかし、こうして常に音楽に浸りきっていられる、日本では絶対にあり得ないことです。音楽を職業にしている人を除いたら多分私が一番長くコンサート会場に居ると思います。これこそがライプツィヒに住む理由です。

まもなくクリスマスシーズン、教会音楽を聴くには最高の季節の到来です。
マルクト広場には早くもツリーが立ちました(一週間前から!)
今日はトーマス教会でトマンナコアのモテッテの聴き納め。
時よ止まれ!と言いたくなるこの季節です。

@Leipzig
コメント (1)
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