先日、「大分県院内移植コーディネーター研修会」が行われたので、行ってきました!
内容は、
①「改正臓器移植法と心停止後の腎臓提供について」(25分)
②症例発表(4病院から各20分)
③質疑応答、その他
でした。
全て合計した時間は約2時間。
どうせ出張報告書かされるし、せっかくなので、ここでいっちょ報告したいと思います。
①「改正臓器移植法と心停止後の腎臓提供について」
1)法律が改正されて、何が変わったか
a.意思表示カードを所持していない場合にも、
家族の同意により臓器移植が可能になった。
b.親族への優先的な移植が可能になった。
(書面での意思表示が必要等、数点の留意事項がある。)
c.被虐待児からの臓器提供が行われないように配慮を行う。
(虐待防止委員会を設置する、等)
d.15歳以下でも移植が可能になった。
2)法改正後の移植件数の推移から
法律を改正してから、脳死下での移植が増えた一方で、心停止下での低下た。
その結果、移植件数の総数としては、ほぼ変動が無い。
また、腎臓移植件数の推移に着目すると、過去の腎臓移植は心停止下で
行われた件数が多かったため、心停止下移植が減少している現状では、
腎臓移植の件数は減少傾向にある。
3)心停止後の腎臓提供について、一連の流れ
…これ…ね……
発表者がそれはもう早いペースで発表してさぁ…メモする暇もなく次に進まれて…;;
いや、時間が押してたんだろうとは思うけどね、
もう少し…せめて単語をメモる程度の猶予をくれたっていいじゃない…;
おかげで
「メモをとらっ…メモ…えっ早っ…ぅわ、メm…うわぁあああぁぁああ;;」
ってなって、ほとんど頭に入らなかった。だめじゃねぇか;;;
②症例発表
今回の症例発表では、実際に移植が行われた症例についてが1件と、
移植の話が進みかかったが最終的に移植が行われなかった券が3件の、
合計4件の発表があった。
…えーっと…どこの病院からの発表だったかって、こういう場で言っていいのか?
だめなのかな?一応、名前を出すのは控えておこうか。
で、だ。
実際に移植を実行した例では、一連の流れを発表した後、
「オプション提示」についての話があった。
その他の発表でも、「オプション提示」について重点を置かれていた。
※「オプション提示」
=ドナー(臓器を提供する人)となり得る患者が発生した場合、
その家族に「臓器提供を出来る可能性がある」旨を伝え、
「移植コーディネーターからの説明を希望するか」を確認すること。
この「オプション提示」について、色々な観点から話があったり、
質疑応答があったりしたんですが、その一連の流れをここに再現すると
まとまりが無くなるので、要点をまとめて記載したいと思います。
a.「オプション提示」に係わる医師へのアンケート調査より
※対象:“70歳以下の患者の死亡例(26件)”に携わった医師、6名。
各医師には、「臓器提供の適応判断カード」を渡している。
(「適応カード」については、後述。)
Q1.「オプション提示」を行ったか?⇒A.YES:6件 NO:20件
*YESについて、
患者の反応⇒同意:2件、説明を受けることを拒否:2件、
返答なし:2件、嫌な顔をした:1件
(複数回答あり)
提示の方法⇒パンフレットを手渡す、意思表示カードの有無確認
*NOについて、
理由⇒タイミングがわからなかった、経験がない、
患者の状況を考慮して「しない方がいい」と判断した 等。
Q2.誰が「オプション提示」を行うべきか?
⇒A.主治医:2人、その他スタッフ:2人、症例により検討:2人
Q3.提示の量を増やすために考えられる方法は?
⇒A.医師の負担軽減、点数化 等。
b.提示は誰から行うのが適当か
これは上記のアンケートにも一部かぶりますが、他の発表者の意見を含めてみると、
「医師から行うべき」という意見が多数派でした。
理由は、
「提示の前に状態説明を行う必要があり、それを含め、
患者の体の状態についての話は医師から行うのが妥当だろう」
というもの。
確かに、身体的な状況をつかみきれてない相談員や、
看護師からデリケートな話題である臓器提供の話を持ち出されても、
納得いかないというか…受け入れがたいかもしれません。
c.提示を行ううえでの留意点
最も大切なのは、時間をかけて、家族との信頼関係を築くこと。
たとえば残る時間がわずかだったとしても、
不十分な説明では家族も肯定的に話を聞くことは難しいのでは、とのことでした。
また、「実際に臓器提供をする場合の手続き等に主治医はタッチしない」ことも、
家族にはきちんと説明し、線引きすることも大切との意見も。
そうすることで役割分担を明確にし、医師の負担軽減になる、とか。
その他、
「臓器提供を行った後も、見た目には大きな変化が無い事も伝えた方がいいかも」、
という話も聞かれました。
③質疑応答、その他
ここでは、上記の「オプション提示」に纏わる話が主でしたが、
一つ、他の病院から、「それが聞きたかったのよ!」という質問が出されたので、下記に紹介。
Q.院内コーディネーターが一切タッチすることなく、移植の話が進むことがある。
医師から見て、我々院内コーディネーターの役割は何か?」
A.答え。(各発表者より。)
Dr(1)オプション提示・移植コーディネーターへの連絡は医師から行うべき。
…いや、だから、院内コーディネーターはどうあるべきか、って話なんだが;)
Dr(2)日ごろの院内整備、教育啓発活動(勉強会を行ったり。)
…なるほどね!
Dr(3)上記に同じ。
…便乗か!!!
Dr(4)家族への話は移植コーディネーターからの方がよさそう。
その後の連絡を院内コーディネーターで行ってはどうか。
…ということでして。
(2)(3)び返答には、「なるほどなぁ」ってなった。
…さて……一通り、記述しました。
どんなもんでしょうか。
実際の手続きとか手順を聞き取れなかったのがすごく悔やまれる…;;
でもアレはむり。結構頑張ってみたけど、聞き取れないわ書き取れないわ。
どないせーちゅーの。ふっはっはー;;
あーっと、明日はもう月曜か…。まだのんびりしたいなぁ。
とか言ってられないんだけどな…。
明日、家族の家へ訪問する予定なんだが、雨が酷いらしいという情報もある。
どうしたものか。
そんじゃみなさん、おやすみなさい。
内容は、
①「改正臓器移植法と心停止後の腎臓提供について」(25分)
②症例発表(4病院から各20分)
③質疑応答、その他
でした。
全て合計した時間は約2時間。
どうせ出張報告書かされるし、せっかくなので、ここでいっちょ報告したいと思います。
①「改正臓器移植法と心停止後の腎臓提供について」
1)法律が改正されて、何が変わったか
a.意思表示カードを所持していない場合にも、
家族の同意により臓器移植が可能になった。
b.親族への優先的な移植が可能になった。
(書面での意思表示が必要等、数点の留意事項がある。)
c.被虐待児からの臓器提供が行われないように配慮を行う。
(虐待防止委員会を設置する、等)
d.15歳以下でも移植が可能になった。
2)法改正後の移植件数の推移から
法律を改正してから、脳死下での移植が増えた一方で、心停止下での低下た。
その結果、移植件数の総数としては、ほぼ変動が無い。
また、腎臓移植件数の推移に着目すると、過去の腎臓移植は心停止下で
行われた件数が多かったため、心停止下移植が減少している現状では、
腎臓移植の件数は減少傾向にある。
3)心停止後の腎臓提供について、一連の流れ
…これ…ね……
発表者がそれはもう早いペースで発表してさぁ…メモする暇もなく次に進まれて…;;
いや、時間が押してたんだろうとは思うけどね、
もう少し…せめて単語をメモる程度の猶予をくれたっていいじゃない…;
おかげで
「メモをとらっ…メモ…えっ早っ…ぅわ、メm…うわぁあああぁぁああ;;」
ってなって、ほとんど頭に入らなかった。だめじゃねぇか;;;
②症例発表
今回の症例発表では、実際に移植が行われた症例についてが1件と、
移植の話が進みかかったが最終的に移植が行われなかった券が3件の、
合計4件の発表があった。
…えーっと…どこの病院からの発表だったかって、こういう場で言っていいのか?
だめなのかな?一応、名前を出すのは控えておこうか。
で、だ。
実際に移植を実行した例では、一連の流れを発表した後、
「オプション提示」についての話があった。
その他の発表でも、「オプション提示」について重点を置かれていた。
※「オプション提示」
=ドナー(臓器を提供する人)となり得る患者が発生した場合、
その家族に「臓器提供を出来る可能性がある」旨を伝え、
「移植コーディネーターからの説明を希望するか」を確認すること。
この「オプション提示」について、色々な観点から話があったり、
質疑応答があったりしたんですが、その一連の流れをここに再現すると
まとまりが無くなるので、要点をまとめて記載したいと思います。
a.「オプション提示」に係わる医師へのアンケート調査より
※対象:“70歳以下の患者の死亡例(26件)”に携わった医師、6名。
各医師には、「臓器提供の適応判断カード」を渡している。
(「適応カード」については、後述。)
Q1.「オプション提示」を行ったか?⇒A.YES:6件 NO:20件
*YESについて、
患者の反応⇒同意:2件、説明を受けることを拒否:2件、
返答なし:2件、嫌な顔をした:1件
(複数回答あり)
提示の方法⇒パンフレットを手渡す、意思表示カードの有無確認
*NOについて、
理由⇒タイミングがわからなかった、経験がない、
患者の状況を考慮して「しない方がいい」と判断した 等。
Q2.誰が「オプション提示」を行うべきか?
⇒A.主治医:2人、その他スタッフ:2人、症例により検討:2人
Q3.提示の量を増やすために考えられる方法は?
⇒A.医師の負担軽減、点数化 等。
b.提示は誰から行うのが適当か
これは上記のアンケートにも一部かぶりますが、他の発表者の意見を含めてみると、
「医師から行うべき」という意見が多数派でした。
理由は、
「提示の前に状態説明を行う必要があり、それを含め、
患者の体の状態についての話は医師から行うのが妥当だろう」
というもの。
確かに、身体的な状況をつかみきれてない相談員や、
看護師からデリケートな話題である臓器提供の話を持ち出されても、
納得いかないというか…受け入れがたいかもしれません。
c.提示を行ううえでの留意点
最も大切なのは、時間をかけて、家族との信頼関係を築くこと。
たとえば残る時間がわずかだったとしても、
不十分な説明では家族も肯定的に話を聞くことは難しいのでは、とのことでした。
また、「実際に臓器提供をする場合の手続き等に主治医はタッチしない」ことも、
家族にはきちんと説明し、線引きすることも大切との意見も。
そうすることで役割分担を明確にし、医師の負担軽減になる、とか。
その他、
「臓器提供を行った後も、見た目には大きな変化が無い事も伝えた方がいいかも」、
という話も聞かれました。
③質疑応答、その他
ここでは、上記の「オプション提示」に纏わる話が主でしたが、
一つ、他の病院から、「それが聞きたかったのよ!」という質問が出されたので、下記に紹介。
Q.院内コーディネーターが一切タッチすることなく、移植の話が進むことがある。
医師から見て、我々院内コーディネーターの役割は何か?」
A.答え。(各発表者より。)
Dr(1)オプション提示・移植コーディネーターへの連絡は医師から行うべき。
…いや、だから、院内コーディネーターはどうあるべきか、って話なんだが;)
Dr(2)日ごろの院内整備、教育啓発活動(勉強会を行ったり。)
…なるほどね!
Dr(3)上記に同じ。
…便乗か!!!
Dr(4)家族への話は移植コーディネーターからの方がよさそう。
その後の連絡を院内コーディネーターで行ってはどうか。
…ということでして。
(2)(3)び返答には、「なるほどなぁ」ってなった。
…さて……一通り、記述しました。
どんなもんでしょうか。
実際の手続きとか手順を聞き取れなかったのがすごく悔やまれる…;;
でもアレはむり。結構頑張ってみたけど、聞き取れないわ書き取れないわ。
どないせーちゅーの。ふっはっはー;;
あーっと、明日はもう月曜か…。まだのんびりしたいなぁ。
とか言ってられないんだけどな…。
明日、家族の家へ訪問する予定なんだが、雨が酷いらしいという情報もある。
どうしたものか。
そんじゃみなさん、おやすみなさい。
同職の方からコメント貰えると、とても嬉しいです(>∀<)
理由は様々でも、病院側の意向、家族の意向、家族間の意向、福祉職員の意向…等々、様々な思惑が入り乱れる中で「ベストな支援」を考えるのは、かなり骨が折れる作業ですよね;;
お互い頑張っていきましょう♪
最近は「1日1学」ばかりで「MSW日記」がなおざりになりがちですが、
こんなブログでもよかったら、また除きに来てください(^◇^)ノシ