元興寺は興福寺や東大寺の有る奈良公園南側に位置する、奈良町の古い町並みの中に有る。
元は飛鳥大寺(法興寺)として明日香の地にあり、平城遷都と共にこの地に移転された官大寺ですが後荒廃、現在極楽坊と呼ばれる堂宇と僧坊を残すのみです。
それでも元興寺は世界文化遺産にも登録され・・・
その屋根瓦には今も飛鳥時代のものが見られるほどです。
そんな境内にはあちこちに古石仏が集められ、えも言われぬ景観をかもしだしています。
NETでは良く紹介される桔梗の中の地蔵菩薩立像・・
大和東山方面では良く見かける切れ長の眼の地蔵さん。
黄色い蛇の目草の咲き乱れる中にも地蔵さん・・・
こんな箱型双体石仏さん
通路脇にはこんな地蔵や・・
こんな地蔵も・・・
ここは南都における浄土教発祥の聖地としていかに地蔵信仰が盛んであったかを偲ばせる。
かたや東門南側には 京終(きょうばて)の南、肘塚町にあった石仏が移転安置されています。
その不動堂の本尊として祀られていた不動明王
こんな大笑面のような不動明王など見たこともない・・・・・庶民的な不動さん、親しみ湧きますよね・・・・・。
両脇に瓶華を配した・・・、これは阿弥陀さん??
どうも童顔過ぎて阿弥陀らしくも無いが・・・・右手もなにやら怪しいけどなあ???
こちらは辻にあったと言われる石仏さん。
これもやっぱり阿弥陀さんのような・・・
何せ脇にあった看板がこんな状態・・・・。
撮影2008.6.15