久しぶりの勧請縄は、我が山城の「和束町」に唯一残された素朴な勧請縄でした。
もう、このブログでも何度も紹介している和束町は、宇治茶の主産地、町は茶源?としてその風光明媚さを盛んに喧伝しています。
そんな茶畑に囲まれて散在する小さな集落の一つ、「白栖地区」の区長さんから情報を戴き出掛けて来ました。
白栖は和束町役場にほど近い、府道321号線沿いの斜面に、民家が点在する長閑な山里。
勧請縄は、集落の入口、石寺地区より続く旧道の切通し上空、崖縁の木と、対面登り坂のガードレール支柱に掛け渡されている。
縄は、直径約5cm、長さ約10m、その中心辺りに三筋の藁稭(わらしべ)を吊り下げ、中央上部に割り竹を突き立て、紙垂(しで)を付けている。
この辺は走りなれた場所、それでも集落と集落をつなぐ旧道に入り込む余所者など皆無、僕も近くまでは何度も来たのですが・・・この下を駆け抜けたことは無い。
飾り気の少ないこの勧請縄は一月五日、 「オコナイ」の一つとして、集落の古刹「毘沙門寺」で祈願、この地に吊り渡され、村内の安全と豊穣を願っている。
他の地域でも良く耳にする通り、この縄は集落で不幸ごとが発生した時、厄の元が早く集落から出ていくことを願って切り払われます。
単純素朴な分、余計に強く印象に残る勧請縄でした。
撮影2014.1.15
偶然、新しい勧請縄をなっている最中でした。
梁から垂らされた縄に藁を追加して、掛け声宜しく三人がかりでぐるりと回転して縄が少しずつ伸びていくさまは見ものでしたよ。
その後その勧請縄が掛けられているのを見ましたが
制作過程を見ていた分以前とは違った感じで勧請縄を眺めていました。
紙垂にだんだん近づいていく連続画像、幽黙さんみたいですね(笑)
年末に小夫の天神社へ石灯篭を見に行ったんですか?・・・
天神社で縄作りだったんですね・・・、僕も今年になってからあそこを通りましたがあまりに早い時期の張替えだったんで驚きました。
>連続画像、幽黙さんみたいですね(笑)
幽黙さん、どうしたんやろうね・・最近とんと音沙汰なしです。
扉を開けて賽銭箱をのけて中に入れて戴きました。
色々お話も聞けてラッキーでした。
宮司さんに「勧請縄をなっているので見て行って下さい」と言って戴いたので
怪しまれること無く(笑)じっくりと拝見することが出来ました。
>幽黙さん、どうしたんやろうね・・
本当、そうですね。
またブログ再会してほしいですね。
今日は暖かくなりそうですよ・・・・、でもたいちゃんは仕事??
僕は法事ですわ。
やっぱり田舎は家役が多いですわ。