この写真を撮ったのはもう随分以前、2007年3月11日。
たまたま春浅き室生寺を訪ねた時に見かけたもので、以前ここには何度も訪れているがここで見かけるのは初めてでした。
室生寺は、龍穴神社の神宮寺とも言われ、龍王寺と呼ばれていた時期もあったようで、室生寺と龍穴神社は切っても切り離せない関係のようです。
土門拳の写真集古寺巡礼でも有名な自然石の石段を登って正面に見える古色豊かな 室生寺の金堂脇、向かって右手に拝殿があってその奥に小さな祠が鎮座しているのが見える。
これが龍穴神社の遥拝所ですが、何の説明板もなくまったく、なんだか解らない状態になっています。
この正面に1本の神木があって、それにこの龍を思わせる勧請縄が掛けられていました。
僕の覚えている範囲では、 毎年10月10日に村人で龍の形をした勧請縄が造られ、例祭の10月15日にはこの拝殿横の大杉にその勧請縄が掛けられ7回半龍穴の神にお渡りを請い、その後この縄は、龍穴神社の神木まで運ばれる・・・・・・・。
ということになっていましたが、どうもその縄ではなく、僕の見たこの勧請縄はもっと新しいもののようですし、現に三月十一日にもこうしてここにかけられていました。
もしかして秋とこの時期の2回行われているものかも知れないなあと思ったりしています。
たまたまここを訪れた日は風が強くこの龍縄は風に揺られてなびく様は、まるで龍が体をくねらせて宙に向かって駆け上がるように見えました。
なお龍穴神社神木の縄は以前にも僕のこのブログでも紹介しています。
撮影2007.3.11
室生寺にはもう何度も訪れているのに
まったく気が付きませんでした
何を見てきたのだろう…
縄として渡されているものではなくて
吊るされているような
その形が昇り龍のように見えるという
面白いもので
室生寺や室生龍穴神社なら
これはもう一度足を運びたい感じです
龍の形をまねた物だと伝えられているようです。
室生寺のあの場所に吊られてる期間は多分短いように思います。
行くなら確認を取ったほうが良いと・・・・。
室生寺の方ではまったく公表しないようですよ。
龍穴神社の神木にはいつも掛かっていますが・・・、禁足地になっています。
因みに人子一人見ませんが。