愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

仏隆寺の桜

2006年04月24日 | 風物:陵墓
宇陀市榛原から国道369号線を東に走り、高井で左折、室生寺に向かう古道を標識に沿って10分程進むと仏隆寺に着く。

門前には駐車場もあって、無料なのがうれしい。



 辺りには民家も少なく、鄙びた山里の古刹と言うのがそのまま当てはまるたたずまいであるが、ここも観光客が多いのか整備されすぎてる感は否めない。

 仏隆寺は850年、空海の高弟 堅恵(けんね)により創建された古刹で、室生寺の南門として末寺の関係にある。



 門前の石段途中にある「仏隆寺の桜」はヤマザクラとエドヒガンの雑種であるモチズキザクラの一型で、学術的にも貴重なものとされている。


 
樹齢900年、樹高16m、根元幹周7.7mと記される奈良県下最古最大のこの桜は、高さ2mほどのところから分岐した11本の枝を大きく四方に広げ、散り初めとはいえ、その姿は圧巻であった。



 ただ、三脚を持った迷カメラマンばかしが、いやに目につく 。 奈良県

指定天然記念物。

撮影日は2006.4.23

 場所はここ