まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

鼓山の建築めぐり (台湾)

2014-06-16 23:34:08 | 建物・まちなみ
高雄続き。

4回目の高雄でもまだ見ていないところがあるものだ。
今回事前にネットで古蹟を調べたところ、壽山のふもとの鼓山あたりにいくつかの日本統治時代の
建築が残っているようだ。フェリー乗り場近辺よりもう少し北寄りのエリア。
さっき食べたワンタンを消化するべく歩き回る!

まずは、元・愛国婦人会館。現在は「紅十字育幼中心」、幼稚園だな。


上の建物と似た趣の武徳殿振武館。建物の前にシンボリックなガジュマルの木が生えている。
1924(大正13)年竣工。


武道の場らしい的と矢のデザイン。


唐破風のポルティコを支えるのは、中央部が膨らんだ角型と丸型の柱が3本ずつ。

きれいに手入れされ、今も武道場として現役である。

おや、これは何だろう、警察署だろうか。古そうだが新しいようにも見える。

今ネットで調べていたら、やっぱり元・高雄警察署らしい。戦災を受けたが戦後建物を買い取った
貿易会社により修復されたのだとか。

1階がアーケードになった元・山形屋は書店であった。文化の発信地らしく押し出しの強い鋭角のファサード。


外壁のレンガはきれいに直され、オシャレな台湾レストラン「壹貳樓」に生まれ変わった。
時間があれば食事をしたかったが、今日は旗津で海鮮の予定・・・


この向かいには旧三和銀行だという建物が。裏側などほんとにボロボロで崩れかけているのだが、
今から改修する予定なのか、建物全体を大屋根で覆ってある。
さすがの私でも、こんなにボロボロになれば解体もやむなしと思ってしまうが、そんな状態からでも
直して使おうとは・・・全く、本気である。


日治時代に「哈瑪星(ハマセン)」と呼ばれたこの旧市街には、当時こういう貿易関係の会社や銀行や
官公庁の建物が集まっていて、ビジネスの中心地だったのだろう。今も残るこれらの建物を見れば
当時の賑わいに思いを馳せることができる。


積み重ねた年月は何物をもってしても代えがたい価値となることを高雄の人々は知っていて、
古い建物を何度も修繕しながら今まで使い続け、これからも使い続けるのだ。


薄暮の中にたたずむ高雄港駅。


まちなかの古い商店建築もセンスひとつでこんなおしゃれなビストロに。


こちらは雑貨屋とブックカフェ。


コの字型をした建物の中央部の入口には暖簾がかかり、ぐるりとめぐるバルコニーには緑がいっぱい!
うわぁ、素敵だなぁ。。。mayumamaさんがちょっと入ってみたら入口でお金を払うようになっている
らしく、すごすごと戻ってきた(苦笑)。

お金を払うのはやぶさかでなく、こんなカフェで本を見ながらゆっくりお茶を飲みたかったのだが、
あまり時間のない私たちは後ろ髪を引かれながら鼓山輪渡駅(フェリー乗り場)へ向かった。

フェリーで旗津へ渡って海鮮の夕食を。


そして帰りに哨船頭街でデザートが鉄板!黒タピオカの豆花とマンゴー雪花冰。夢のようにおいしい~~~



一日目から、あぁ満喫!!

続く

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (mayumama)
2014-06-18 23:45:56
鼓山の建築巡り、私もぷにょさんと同じような記事になってしまいました~
クオリティは低いけど;
写真多くなったんで、食事は別でアップしようと思います。
返信する
mayumamaさん、 (ぷにょ)
2014-06-20 01:37:17
見たものが一緒だもんね(笑)
ま、翌日からは別の道を行くし同時進行記事もおもしろいんじゃないかなぁ(笑)
返信する

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