まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

高雄のライトレール(台湾)

2018-01-29 23:47:06 | 鉄道風景
高雄の続き。

高雄ではもう一つ確認したいことがあった。
私が2009年に初めて来たとき、そのわずか一年前の2008年に廃線となってしまっていた高雄の臨港貨物線
貨物線風景を間近で見たいと楽しみにしていたのだったが、愕然としてしまった。。。しかしその廃線跡が、
貨物線と共に歩んできた街の風景を感じながら爽やかな風を切って走れるサイクリングロードとして
活用されていることにいたく感動したのだった。
その後数回高雄を訪れているが、来るたびに少しずつ公園として整備され賑わいが増していくさまを目にしていた。
そこに何と最近ライトレール(路面電車)が開業したというニュースを見ていて、どんな風になっているのかを
この目で見たかったのだ。

鼓山から塩埕埔の方へ、元の高雄港駅の広いヤードをズバッと横断する形で開通した広い道路がを歩きながら
旧高雄港駅の方に目をやると・・・おお~~っ!!いるじゃないの、ライトレールが!!


公園になったヤード跡には今も貨物線のレールが敷かれたままで、静態保存された古い貨車と現役のライトレールが
ホームに顔を並べているなんて、なんてワクワクする風景なんだろう!!


かつては広大なヤードに分断されていた鼓山と塩埕埔の市街地を多くの人が歩いて行き来している。
廃線直後は放置され静まり返っていたヤード跡ももうすっかり市民の遊び場、憩いの場として定着したようだ。


2009年
2011年
2012年
2014年

道路の横断部分には、巨大な踏切のようにレールが埋め込まれたままだ。なんて粋なんだろう~~


そして道路に沿ってライトレールも走る。
あぁ、一人旅でゆっくり時間があれば、ライトレールに乗ってどこまで行けるのか試してみるのだが・・・
今回は嘉義へ行くのがメインなので時間もない。。。

帰ってからネットで調べたところ、ライトレールは高雄のまちをぐるっと回る環状線になる計画で、
もうすでに3/4が開業しているようだ。へぇ~!!

高雄の臨港貨物線も現役時代は高雄駅から高雄港、前鎮を経由してまた高雄駅へ戻る環状路線になっていた。
ライトレールは台鉄の線路を越えてさらに北の凹子底まで回る計画のようなので、少しルートは違うが
台鉄以南はほぼ貨物線跡の路盤をそのまま利用した形だろう。
あぁ、車両は違うが、一度廃線となった路線に再び鉄道が走るとは、夢のようだ。そんな夢物語をやすやすと
実現してしまう台湾、高雄。あらためて惚れ直した(笑)


続く

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