まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

鳴尾~甲子園を歩く

2008-02-12 03:07:44 | 建物・まちなみ
桜井探訪から1ヶ月も経っていないのに、またAさんSさんと3人で遠足。
9日の予定だったのを雪のため10日に延期してよかった。いいお天気。


阪神鳴尾から下って、もと鳴尾競馬場の建物というのを見てから、
鳴尾の浜の、水族館の水槽の跡を見にいく。
カモメが止まっているコンクリートの残骸が水槽の一部という。
水際に海水をせき止めるような感じで作られていたと思われる。

海辺は気持ちいいなぁ~


甲子園駅のガードはとてもゴッツイが、コンクリートを巻いてあるので
建物の柱みたいでカッコイイ。


ここはもともと武庫川下流の河床。阪神電車の開通は明治38年、
武庫川の改修は大正末期なので、このガード下に川が流れていたはずである。
しかしこの橋脚はせいぜい水面くらいの高さしかないので
廃川とした後に造り変えたものだろうか。


上甲子園、甲子園五~二番町あたりも大きな邸宅が並ぶ区域。
敷地規模は浜甲子園よりも大きいかも。
ちょろちょろとうろついてみたが、あまり古いものは発見できず。
震災で建て替えたお宅も多いのかもしれない。
それでも石垣や門は古いのが割と残っている。


この門柱は変わった石を使っているな~と目を留めた。
薄くはがれるタイプの石らしく断面がすじすじ。何石というのだろうか。
欠けた面を見るとスレートのように粘土質の感じがしたが。


古そうな板壁の洋館を発見。これが唯一くらいか。
行き当たりばったりでは空振りもあるわな。。。


さっきと同じこの石、数か所で見かけた。
他の場所ではあまり見かけないし、この近くで採れる石なのだろうか。


武庫大橋から旧甲子園ホテルの屋根が見えた。うぉ~!!
急いで表に回ると、門扉が開いていて建物がよく見えた。うわーかっこいい!!
今は武庫川女子大学の施設となっているこの建物、私はまだ
見学したことがないのだ。


玄関は回転扉になっているようだ。
両脇のタイル・・・・ん~近寄って見たい!!


薄い茶褐色のタイルの壁に緑色の瓦屋根のなんとマッチしていることか。
徹底した水平垂直のラインの中で、屋根の勾配がはっと目を引く。
両側に立つ塔は五重塔のシルエットを思わせる。洋館でありながら
なんと日本的な建物だろう。


こんな素晴らしい建物が、ホテルをやめても壊されずに残ってよかった。
買い取ってこうやって使ってくれている武庫川女子大学に感謝!!

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3 コメント

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甲子園ホテルの内部 (まびるす)
2008-02-12 09:25:14
二十年ほど前、車で近くを通りかかり、その美しさにびっくり、見学をお願いしたらノートに記名した後、自由に見せていただいた事があります。ひとりでゆっくり見て回ったあの、時間が止まったようなひとときは今も忘れられません。今は一般にカルチャースクールなどもされているような?
さいごになりましたが、いつも更新を楽しみにしています。
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まびるすさん (ぷにょ)
2008-02-13 00:35:56
ようこそいらっしゃいました!
数年前から見学は平日の限られた日にしかできなく
なってしまったようです。そうなると会社員ではなかなか
見にいくことが難しいですね。
いつか平日に休みを取って・・・と思っていますが。
ひとりでゆっくり堪能されたとは、よかったですね。
返信する
野趣あふれる門柱 (ひろ009)
2008-02-13 06:53:15
こんにちは。
鳴尾のあたりも殆ど歩いたことがありません。
石も面白そうだし野趣あふれる門柱ですね。

旧甲子園ホテルは以前、学園祭(?)のときの見学会に参加しました。ライトよりもライト的と言われることがありますが、美しくてカッコイイ建物です。
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