岐阜駅前の建物

多治見へ行ったときのこと。（もうしばらく前になるが。。。）

大阪から多治見へ行くには、いったん名古屋へ出るのと、岐阜で乗り換えるのと、
乗車時間はほぼ同じである。米原での乗換時に跨線橋の写真など撮っていて
出遅れてしまい座れなかったので、岐阜で降りようと急遽思い立った。
高山線の乗り継ぎまで４０分ある。駅前をちろっとうろつけるな。
しかし、東へ行くほどいやーな感じに曇って来ていたお天気は、ここでついに雨！！
傘を手に、駅の観光案内所で教えてもらった十六銀行を目指して蛇行しながら行く。

駅前の一角は再開発が進んでいるようで広いロータリーの脇に一軒だけ
古いホテルがしがみつくように残っていた。
駅の真ん前は繊維問屋街のようだが、土曜のこの日はシャッターを閉ざした店舗が多く、
雨の暗さも手伝って何ともわびしい雰囲気。
少し行くと、ちょっとした歓楽街だったのかこじゃれた飲み屋などがでてくる。
私鉄駅の方が賑やかという例にもれず名鉄の駅周辺のエリアの方が栄えているようだ。

・・・と、出た！！芸文ダンスホール。
角部分がアールになった一面タイル貼りの壁に「芸文」とかかれたタイル文字。


お風呂屋の外壁などでよく見かける５～６ｃｍ角の正方形のタイルだが、
剥がれ落ちて補修したのか、貼り方はまるで素人が貼ったかのようにガタボコだ。
剥がれたままのところもあり痛々しい。もう少しきれいにしてやって。。。


ダンスホールがあったということは付近はやはり歓楽街だったのだろう。
今は雰囲気のいいイタリアンのお店になっていて、にんにくの香りが鼻と胃を刺激するが、
時間はない。あぁ無情。


足を進めると、かわいい医院建築に遭遇。加納小児科。
でも今はもうやっていないのかな？


むくげの花が盛り。下見板の壁に映える。


そしてその裏に十六銀行があった。
アーケードがあるが向い側から見ればほぼ全貌が見える。


・・・と、ここでもう高山線の出発時刻の１０分前。急いで戻らないと！！
小走り気味で駅へ。目的地の多治見に着く前にもう雨と汗でぐちゃぐちゃ（涙）。
でも岐阜もまだまだ面白そう。またの機会に！