まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

また、瀬戸を歩く。

2018-02-14 23:30:16 | 建物・まちなみ
名古屋の続き。

近代建築観察会の日は、仲間5人皆名古屋泊だったので一緒に晩ご飯を食べて楽しいときを過ごした。
翌日は皆バラバラ別行動で、私はまた瀬戸へ行ってきた。つい2ヶ月ほど前に行ったところだが(苦笑)
今回は瀬戸蔵ミュージアムを訪問する予定。少し早く着いたので周辺をうろつくことに。
旧瀬戸駅の跡地あたりを見ようと線路沿いに戻る方向へ歩いていくと、更地の真ん中にぽつんと蔵が建っている。
おや、なまこ壁だな。周りの建物は全部つぶしてしまったのだろうか。


んっ、手前側の壁に色何やら四角いものが張り付いている。なんだあれは!?
近づいて目を凝らしてみるとやはりタイルのようだ。何か絵が描かれているように見える。
るり釉のかかったタイルだ!全部で30枚。絵は皆違っているようだ。

入口のある側の壁だけがそのタイルが貼られていて、あとの3面はなまこ壁である。
蔵の入口が接していた母屋が壊されてタイルが「発見」され、解体をストップしたのかもしれない。
これからどうするつもりだろう。敷地のど真ん中に立っているので取り壊さないわけにはいかないだろうが、
貴重なタイルっぽいので残して欲しいなぁ。もう調べがついているのだろうか。。。

お腹がすいた・・・ちょうど瀬戸陶磁器会館(愛陶工会館)の近くなので1階に入っているべら珈琲へ。
ここの外観は前回も見たが、テラコッタ使いの落ち着いた近代建築であるのに、べら珈琲の入口のある側面は、
正面と打って変わって看板だらけだった(苦笑)。

入ってみると・・・うわ、大賑わい。近所の人だろうか、年配のお客さんが多いな。
左右に分かれてフロアがあり、右側の席に案内された。あっ、奥の壁に陶壁画がある。こっち側でラッキ~!
しかしその前の席にはお客さんが何人も座っていて写真を撮れそうにない。。。タイミングを待つか。
いつものことで、コーヒー店なのに申し訳ないがミルクティーでモーニングを(苦笑)

トイレはどこかと店員さんに聞くと、入口正面のドアを入ってずっと奥だという。えっ、奥?
灯りの消えたフロアを抜けて歩いていくと、おや、ここは正面入口から入ったエントランスホールじゃないか!
カメラを取りに戻ろう(笑)


照明が消えていて暗いが、エントランスホールの壁はタイル貼りで、天井が高い!


壁の腰張りタイルはカフェオレ色の滑らかな質感。釉薬溜まりが美しいなぁ!




ガラスドアの向こうに階段もあった。2階も見に行きたいが・・・さすがにやめておく。


思いがけず瀬戸陶磁器会館の内部まで見れてラッキーだったな!


帰り際に、1組の客が陶壁画の前の席を立ったので陶壁画にちょっと近寄って見ることができた。
器や木が描かれているようだ。瀬戸の風景だろうか。


壁一面で一つの作品なのに、その前に別の絵画を貼るのは、ちょっとやめてよ~(汗)


さてそろそろ、瀬戸蔵ミュージアムへ向かおう。
歩いていくと、おや、タイルの貼られた建物が。アパートだろうか。


うわぁ!きれいなタイルだな!!緑色の透明感が美しい~~




到着した瀬戸蔵ミュージアム。アクセスのいいまちなかにあり今日も賑わっている。


お約束していた武藤さんとお話しし、本業タイルについて詳しく教えて頂いて有意義な時を過ごした。
そのあとミュージアムも見学。内容は瀬戸の焼き物全般についてだが、趣味で陶芸をやっているので
原料や釉薬やのことや絵付け方法の推移なども分かりやすく展示されていてやっぱり面白いなぁ!


タイルの型もたくさん。


本業タイル実物の展示も、さすがに生産地だけにたくさん揃っている。今度は本業タイル風のタイルを陶芸で
作ってみようか(笑)


さぁそろそろ瀬戸蔵ミュージアムを出て、またまちを歩こう。


続く

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