まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

走り続ける、鮮魚列車

2012-12-16 23:36:32 | 鉄道風景
しばらく前になるが・・・
五位堂での仕事のあと会社へ戻ろうと駅に行ったら、懐かしいエンジ1色の車両が停まっていた。
この「鮮魚列車」は、早朝に伊勢方面で水揚げされた海産物を大阪へ運ぶ列車である。
今もまだ走っていたのか!!


昔実家から近鉄電車で大阪に通っていたころ、朝急行待ちをしているとこの鮮魚列車が急行より先に来て
先に発車するのをうらめしく眺めていたものだ。ガラガラなんだから乗せてくれればいいのに・・・と。
しかし実際はガラガラというわけでもなく、車内には鮮魚の入ったトロ箱が積み上げられていて、
座席でおばちゃんが横になっている。

駅の案内板には「貸切」と表示されるが、「伊勢志摩魚行商組合連合会」貸切の「行商専用列車」である。
考えてみるとこれはある意味、貨物輸送ではないか!
関西の私鉄で定期的な貨物輸送は私の知る限り、西濃鉄道と三岐鉄道、水島臨海鉄道ぐらいではないだろうか。
(他にもあるなら見に行きたい!)
こんな貴重な列車が身近に走っていたのだ。そう言えば。

近鉄で旅客列車の行先表示が幕式に変わってからも、鮮魚列車だけは赤地に白丸のホーロー製のサボをつけて
走っていたのを思い出す。さすがに今はもうつけていないが、昔と変わらず毎日走り続けていると知って、
とても愛おしい気持ちになった。

帰途に着く鮮魚列車。
また近々、ちゃんと時刻を調べて見に行こう。

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6 コメント

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Unknown (山本龍造)
2012-12-17 23:56:03
鮮魚列車って、今も昔も古い車両ですよね。私が子供の頃は、貨物車みたいな連結器が付いたいかにも古そうな車両で4両編成でした。
今では行き先表示に『鮮魚』と書かれているみたいですが、当時はヘッドマークにたいな看板(サボって言うのですか?)に“上本町”“松阪”の行き先表示の下に“急行”と書かれているだけ。急行なのに一般人が乗れんその不思議さがまた、おもろいなぁと思っていたものです。
いまだに鮮魚列車に出会うと、何か嬉しなりますわ。
山本龍造さん、 (ぷにょ)
2012-12-18 13:22:41
山本龍造さんも近鉄大阪線の沿線でしたものね、おなじみの景色でしたね。
大人になってからも走っているのはなんとなく知ってはいましたが、
目の前に停まっているのを目にして改めて思い出しました(笑)。
貴重な列車、これからもがんばってほしいものです。
Unknown (ねじまき)
2012-12-21 22:01:38
実家が近鉄沿線なんで、こないだ泊まったついでに朝に鶴橋まで撮りに行ったんですけど、なぜかその日は来なかったんですよね~。普通に駅で撮り鉄して終了でした。残念。

まだちゃんと走ってるようで、一安心です。
近いうちにリベンジに出かけようと思ってます!
Unknown (仁)
2012-12-23 00:06:01
西では残ってるんですね。東の京成線でかつぎやの
おばちゃんの為のスジが有りましたが、十年前だかに
無くなりました。


ねじまきさん、 (ぷにょ)
2012-12-23 23:31:46
ねじまきさんもご実家が近鉄沿線でしたか!
鮮魚列車は日曜日はお休みみたいですよ。
それともたまたま臨時休業だったのか。。。
私も近々行こうと思ってますよ!
但し、朝9時前に現地着はハードル高いですが。。。
がんばろ。
仁さん、 (ぷにょ)
2012-12-23 23:49:55
京成電鉄にもあったようですね。
それがなくなった現在、近鉄の鮮魚列車はほんとに
貴重ですよね!
おばちゃんたちがんばってほしいですね!

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