まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

中津川運河跡を行く ~新淀川大橋から長柄橋

2007-09-15 03:20:43 | 川・橋・船
以前、中津川運河跡を阪神淀川駅から十三まで歩いて、
十三大橋のアンダーワールドにはまって終わっていたが、その続きを歩いてきた。

中津あたりの中津川運河は、草原と、家庭菜園がじりじり浸食。


リバーサイドコーポは大きな棟が4つくらいドカンドカンと建っているが、
現代のマンションと違って、窓に人間味があるというか、、、
一つ一つ覗きこみたくなるような気がするのはなぜだろう。


南側に豊崎変電所があるから送電管(?)だろうか。いや、手前の電線で
電気を送っているからあれは電気を送っているのではないのかな?


渡るのはパイプラインだけだが、隣の新淀川大橋よりもずっとかっこいい
トラスとレンガ・石造の橋台。


新淀川大橋は地味な桁橋でひとまたぎ。歩行者用3重らせん階段がせめてもの飾り。
自転車を小脇に抱えて上り下りしている人が結構いる。省スペースではあるが
実用面からは使いづらそうだ。
このあたりの中津川運河は舗装されている。でも公道ではないよな。。。



JR京都線の線路の手前に城東貨物線の鉄橋が。中津川運河の上にも
トラス橋が架かっているが、淀川を渡るのと同じ調子で続きになっていて
小橋ではない。



そして、長柄橋。
この辺り、川がカーブしていて、堤防間の距離は同じなのだろうが、川原の陸地が
大きく張り出し、流路がぐっと狭くなっている。
ははぁ、だから水の流れが速くなっていて「長柄の人柱」という話が伝えられて
いるように長柄橋を架けるのが昔から難工事だったのかもしれない。
・・・流路などすぐ形を変えるから単純なイメージにすぎないのだが、
湾曲していることが流れの速さに関係することは確かであり、水害の原因にも
なってきたことだろう。


長柄橋。シンプルな親柱、中央部だけのアーチ、私的にはちょっと物足りない。。。


そしてこちらが、長柄小橋。こちらも味気ないが一応単独の桁が渡されている。
長柄橋と長柄小橋の間にまつられた観音像は、第二次世界大戦でこの橋の下に
避難していて爆撃の犠牲になった人々を供養したものとか。。。
長柄橋はもの悲しいイメージがつきまとう橋だ。






コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 福井鉄道のスノーシェルター | トップ | 中津川運河跡を行く ~阪急... »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
旧長柄橋 (マユ35)
2007-09-15 22:33:18
高校に入学した頃まで健在でした。阪急電車から見ると、橋桁に機銃掃射の弾痕が生々しく残っていたのを覚えています。昭和20年6月の空襲で、橋の下に避難してた市民を狙い撃ちしたのです。許さん!
返信する
ほんとに (ぷにょ)
2007-09-16 02:31:55
許さん!!ひどいですね。。
橋自体も、爆撃で傷んだために架けかえられたのでしょうか。
返信する
淀川界隈 (よどがわ)
2007-09-16 04:47:44
写真、いつも楽しく拝見しております。十三に住んでいますので、今回は近所の風景の良さを、あらためて再発見しました。

トラバ飛ばさせてもらった神崎川の漁港写真も大変うれしいものでした。そのうちなくなるだろうから、いつか撮りにいかないと・・と思っていました。大阪にもちゃんと見れば面白いところまだまだ沢山ありますねぇ。
返信する
ようこそ! (ぷにょ)
2007-09-17 02:33:37
よどがわさん、はじめまして。
地元の方にそういっていただけると大変うれしいです~

私も昔は、大阪ってごみごみして汚くてうるさい街と思っていたけど、細かく見ていくと面白いですよね!
というか、最初にあまり期待してなかっただけにちょっとした面白いものを発見したときの喜びは大きいのですねー。それがどんどん集まって、なかなかの町じゃないの、と。

これからもよろしくお願いします!
返信する

コメントを投稿

川・橋・船」カテゴリの最新記事