まちかど逍遥

私ぷにょがまちなかで遭遇したモノや考えたコトなどを綴ります。

金谷ホテルの龍宮城

2017-09-20 00:11:55 | 建物・まちなみ
日光金谷ホテルの続き。

外で夕食を食べた後宿に戻り、再び館内探索。ツアーで巡ったところをもう一度写真を撮って回る。
一番古い本館も廊下を見る限り意外とシンプルだ。
本館の3階の奥へ続く細い廊下を歩いて行くと、何かバックヤードのような雰囲気になってきた。


ここは入っていいのか?でも立ち入り禁止とはどこにも書いてないので・・・進んで行く。


幽霊が出そうな雰囲気の廊下(苦笑)。蔵の横へ出たのでまた引き返し、別の方向へ向かう。


一番奥まで行くと、「スケートリンク、スイミングプール」と書かれたドアが。ええっ、この外に??
ドアのガラスに目を近づけて覗いてみるがよく見えない。虫が入って来そうなので開けるのはやめておく。
明日の朝また見に来よう。何か秘密めいてて面白いなぁ~~ワクワク♪

泊まった客室は特段クラシックな感じでもなかったが、広くて快適だった。



朝食会場は昨日見たダイニングルームにて。トーストと紅茶をお代わりしてお腹いっぱい食べたあと、
昨日のプールを見に行こう。フロントのお姉ちゃんに聞いたら、今でも営業期間は短いですがやっていますよ、と。
どうぞ見に行って下さい、とにこやかに言って頂いた。


あのガラスドアも明るい時に見たらだいぶイメージが違って見える。階段の通路が続いており、その先には
コテージのような建物が。。。行ってみよ!


おお、、、雰囲気あるなぁ~~素敵じゃないの!


年季の入った階段の踏面の板。




おおぉ・・・!?


「龍宮」だって!?「Dragon Palace」だって!?興奮してきた~~(笑)


欄干が巡ったガラス張りの食堂のような建物が、池に面して建っている。
そして・・・えーっ、これがスケートリンクなのか!?今は藻が繁殖して汚くなっているが、
冬には平らで滑らかな氷が張るんだろうか。それにしても天然のリンクができるなんて、
相当寒いんだろうなぁ。。。


建屋に入ると、暖炉の横にこんな木馬が!う~ん、欧米人の子供が遊んでそう~


一方、上ってきた階段の手前側には25mプールと小さな八角形のプールがあった。


四方ガラス張りの小部屋はプールの上に張り出す浮見堂のよう。
内部も時代を感じさせる。




スケートリンク横の建物は「観覧亭」、プール横の建物は「展望閣」といい、ともに1921(大正10)年に
建てられた。もとは全面スケートリンクの池だったのを、半分プールに造り変えたらしい。
昔の絵葉書の写真を見ると、大きな池の水面に観覧亭と展望閣が浮いているようで、まさに「龍宮」という名が
ふさわしい、夢のような光景だよ!


展望閣からは金谷ホテルの全貌を眺めることができる。


いやぁ、施設はボロボロだけど、このホテルの中でいちばん外国人向けホテルだった時代を彷彿させる場所だな、
この龍宮は。いちばんオリジナルの姿を残しているんじゃないか!?見に来てよかったぁ~!
真夏や真冬の、プールやスケートリンクが営業している時期に、賑わった様子も見てみたいなぁ~


続く
コメント (2)
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