それでも地球は回る

かもなくふかもなくいきているのかいきながらにしんでいるのか

じむきゃりーのイエスマンを観たよ

2017年08月01日 | 映画


Amazon Prime(Fire stick) はTYUT*YAを抹殺にかかっているのかもしれませんね…

というわけでイエスマンを観ました。
あのオチ…!

基本的にはアメリカンジョーク(というか悪のノリ)満載の映画なのですが。


I want you to invite YES into your lives. When you say YES to things, you embrace the possible.

ここのところ、しばらく、何事に対してもヤル気がわかず、遁世的な暮らしをしていたわたしは、頬を叩かれたというか、叱咤されたような、パキッと開眼したような、そんな気持ちになったシーンがありました。

チャンスを生かすもころすも自分次第だし、ここぞというタイミングになら飛び乗るよ?みたいな姿勢では、幸運の女神の前髪は掴めませんよね。しみじみ。


さてはて。


なによりも!!



ズーイーデシャネルが可愛すぎて。もう!!!


思い返してみれば、(500)日のサマーも、ズーイー目当てに見に行ったようなものだったけれど!!!(予告編でやられた)













まさかイエスマンでも見られるなんて。眼福眼福。















思わずネットで調べたら、女児を出産していたのですね…!





それにしたって、同年代にこんなにキュートな女性がいるって励まされますね(´∀`)




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ミッドナイトインパリ

2017年07月31日 | 映画


ノスタルジックな映画(´∀`)
こういう雰囲気 大好き!

yahooのレビューだと「内容が無い」と書かれていて、まあ確かにそうなんだけど、雰囲気サイコー!個性豊かな登場人物!でゆるせてしまう映画です。


久しぶりにパリの街を歩きたくなりました。




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メアリと魔女の花

2017年07月12日 | 映画


観てきました!(公開初日にw)
よかったです。おすすめです。







特にお庭!
わたしにとってメアリは、ガーデニングに興味を持ち始めて以来、初のジブリ系映画@劇場だったのですよね(厳密にはジブリ映画ではないのですが。その系譜を継ぐものなので。)

お庭や緑の作画がほんとうにほんとうに綺麗で。愛を感じました。
あれは愛が無いと描けないですよ。ぜったい。


あと、冒頭のおうちのシーン。
壁紙とか調度とか全体的な雰囲気が!もう!めっちゃツボ!!と思ってエンドロールを見ていたら。原作がイギリスの物語で。やっぱりーと思いました。(英国かぶれな私なのでした)






庵野氏は「全体的に部屋の描写が上手だなと。ただ、もうちょっと壁紙を凝った方が良いな(笑)」って言っていたみたいですw
引用元→ ttp://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1498964654




あと、これはちょっとネタバレ?になってしまうのですが。




マダム・マンブルチューク(校長先生)が
「わたしの夢が!希望が!」と叫ぶシーンがあって。

あのシーンのガーゴイルを思い出してしまいました(という話を妹にしたところ、とても共感してもらえて嬉しかったですw)




おしまい。


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LA LA LANDを見てきたのです

2017年07月02日 | 映画
そのレビューというか感想を書こうと思ってPCを立ち上げたのですが、氷結STRONGをぷしゅっとしたら良い気分になっちゃって、映画レビューなどとてもではないけど書ける状況ではなくなってしまいました(´∀`)へろへろ。へべれけ。

今日は、暑いなあと思って、iPhoneで気温を調べたらなんと21℃でした!

( ´∀`)<21℃で「暑い」だと…?!

さっき実際の観測記録を調べたら、最高気温24.8℃とのことだったので、たぶんきっとその気温を暑いと認識したんだと思うよ!(それにしたって25℃以下で暑いと感じるなんて…。軟弱になってしまったものですよ!!!!!)




さて、気温があがってようやく夏らしくなってきたサポロ。(もう7月ですもんね)
ジュードジオブスキュアが開花し始めました!!ほんと可愛くて好き。
コロンと深いカップの形も、アプリコットの色合いも、芳しい香りも、ぜんぶ好き!

S120で写真を撮ったので。のちほど。





ジュンベリーの収穫をしました。
梅の収穫のタイミングをはかっています(まだ青梅なのよね)

シロツメクサとタンポポ的な黄色い花が咲き乱れていて、とてもキレイです。


…この時期にシロツメクサって。
ほかいどだなあと思いました。


おしまい。




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Moonlight

2017年05月12日 | 映画



事前情報ゼロで観に行きました(´∀`)

わたしは映画を見るとき事前にある程度下調べをしてから見に行くことがままあります。(よろこんでネタバレを受け入れるわけでは無いけれど、ネタバレは絶対許せない!とかそういうのはゼロ

なんでしょうね?ケースバイケースではあるのですが作品によってはあえてネタバレレビューまで読んでから観に行くことも…

なので今回みたいに事前情報まっしろ状態で行くのは割とめずらしいのです。



唯一の事前情報は、ふたつ

ひとつは第89回アカデミー賞作品賞、第74回ゴールデングローブ賞映画部門&作品部門を受賞した作品であるということ

そしてもうひとつは“マイアミ⇔アトランタ”の距離
※私がフォローしているtwitterの人たちがこの映画を絶賛していたのですがその中にこのマイアミアトランタ間の距離が含まれていました




はっきりとしたストーリーラインでみせる映画ではなくて、じわじわと、こころのひだにふれてくる何か

あのどうしようもない愛というのかな、主人公が大事に大事にそっと静かに秘めてきた宝物のような想い


なんなんだろう

なんかもうズルイそんなのズルイ、という感じの映画でした



観る人によっては途中で飽きてしまうかもしれないし、なんていうか、うまれてからずっと幸せイェイ!な人生を歩んでいたりすると、感情移入しにくい映画かもしれません(鑑賞後にチェックしたyahoo!映画のレビューでは、賛否の「ぴ」なレビューもちらほら見かけました。もちろん抱く感想は自由です。
“万人にオススメできる最高映画”かと問われると、見る人を選ぶかもしれない…と思います。)




ここから軽くストーリーにふれます。


1.Little
2.Charon
3.Black

マイアミの貧困地域(大麻?の温床)、育児放棄した母親、という劣悪な環境で生きている主人公。
物語の冒頭で、ヤクの売人のトップ?であるホアン(マハーシャラ・アリ)に出会います。

最初、ホアンがスクリーンに出てきたときは、「街でこゆ人見たら、絶対逃げる。」と思った私でしたが。主人公への接し方とか、なんか、もう。
ものの5分で「なんてカッコイイ!」と180°コロリ。



事前情報ゼロで観に行ったので、まさか3部構成になっているとは露知らず。
知らずとも、まあ、1から2への切り替えは割とスムーズに呑み込めたのです。

が。





この先は、ネタバレ?(になるのかな?)を含むので、新鮮な気持ちで映画を見たい人はそろそろ回れ右です。




はい。




では。





そろそろ。








3.Black

切替わった瞬間。「えーーーーーー!!シャロォオオオオオーン?!」と思いました。
金のネックレス、金歯、バリバリゴリゴリの売屋ファッション。

あの、線が細くて、口数がものすごく少なくて、言葉を語らない分そのぶんだけ多くを語る大きな瞳、あのシャロンはどこへー?!
こんなゴリマッチョ売人、シャロンじゃないやい!!!と思いました。




でも。外見は変わっても。中身はシャロンで。

劇中歌、♪"Hello Stranger"(1963)(Barbara Lewis)が、ものすごく良い仕事をしてくれていました。



ラストシーン、涙がポロポロこぼれました。



というか割と序盤のこのシーンでも、何故か泣けました







海に行きたくなりました(都民だったころは、鎌倉/三浦半島/内房など、いろいろいやになったときたまにフラリと海に行っていたものでした)






わたしがこれまで観た映画の中から、あえて近いものをあげるとしたら「チョコレートドーナツ」もしくは「チョコレート」かな?(奇しくも似たようなタイトルですが。偶然です。)

マイノリティー、そして、愛(心の喪失?)、というテーマ。
暴力的なシーンもあるのですが(わたしとても苦手)。カメラワークと編集がとにかく上手なんだと思います(そういうの全然わからないけど。暴力的なシーンもそんなに苦痛ではなく見られたし。全編を通してぐいぐい引き込まれるなにかがありました。)



良いものを観ました。


おしまい。







完全に蛇足なのですが、チョットだけ。(書いておかないときっと忘れるから。書き残しておきます。)

育児放棄/ヤク漬/ばいた(売女)という三拍子揃った母親が、都合のいい時だけ「愛してるのよ」と息子に語りかけるのですが。
母親からの「愛してる」という言葉は、ある意味暴力だなと思いました。

親のことを心底キライになれる子供って、いないと思うんですよね。
どんなにひどいことをされても、心のどこかで愛してほしいと願ってしまう。

だから。行動の伴わない、口先だけの「愛してる」は、ものすごく罪なことだなと、なんかそんなことを思いました。



今度こそ。おしまい。




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美女と野獣

2017年05月05日 | 映画


観に行ってきました。


アニメでは、何度か観たことがありました(10年以上前に)
なのでおおまかなあらすじは覚えていたのですが。肝心なことを忘れていました。

「そういえばミュージカルちっくな映画だったね…!」




きれいな映像。アニメ映画で既に定評のあるストーリー。
そしてエマワトソンはどこまでもエマワトソンでした(気品があふれちょっとプライドが高そうな。)




衝撃だったのは…





ポット夫人とぼうやが…!!





あんなに可愛かったのに…!!





お城の主人はとても優れた審美眼を持ち、美しいものだけを愛した。という設定なので
まあアニメの雰囲気のポット夫人は、確実に浮いてしまっただろうし、あのアンティークな感じに落ち着くしかなかったのでしょうけど。だけれども!!





いやー。それにしても愛よね。愛の力よね。
人を想う気持ちって良いよね。




あ、それから。野獣がダウントンアビーのマシューでした( ´∀`)




おしまい
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地上波でシンデレラ!

2017年04月22日 | 映画


数か月前から、わたしのiPhone待ち受け画面は、リリージェームズのシンデレラだったりします(´∀`)
青は私の大好きな色です。…おうちの壁紙ブルーにしたいなあ。

実写シンデレラ。地上波での放送。嬉しいよー♪♪







今まさに見ながらこれを書いているのですが。継母がケイトブランシェットって、なんて豪華!!!(大好きな女優さんです)

そして意地悪な連れ子/黄色役の方。ダウントンアビーの使用人(キッチンメイド)デイジーだあああああああ!!!!






デイジーが、ローズをいじめるのか…。ワクドキ(´∀`)


というわけで、そろそろ集中して観ようと思います。ノシ





そして美女と野獣も観に行かないと(´∀`)
わたしのTLではすでに観た人たちの感想がチラホラあがってきていたので、てっきりすでに封切済みだと思っていたら。今日が公開日だったんですね。






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BEFORE SUNRISE

2017年02月17日 | 映画
ずーーーーーっと存在は知っていて、続編があるのも知っていて、それも含めてなんか気になるけど何故か「今じゃない」と思って観ていなかった映画でした。

Amazonプライム様様( ´∀`)ほんとありがたいわあ



エピソード後半に入ってきたところ。見ながら書いています。
わたしほんとその瞬間の感情を、後から文章にするのが苦手なんですよね。

すごく感動した!!!とか思ったとしても、数日経つと、もちろんその時の感情というか感動というか忘れがたい何かは胸にまだ残っているのだけど、でも、「完全にタイミングを逃したなー。まあこれは自分のなかに大切に残しておけばいいか。わざわざBolgにupするほどのものではないでござる。」的な。


というわけで、まとまらないとりとめのないその場の感情を箇条書きで。
映画についてというより、完全に個人的な感想です。


・冒頭いきなりドイツ語だったから聴き取れなくてびっくりしました

・電車でたまたま偶然乗り合わせただけの行きずりの縁でウィーンの街を夜通し歩き回るというシチュエーション、とうといですね。たまりませんね。
(日本酒Barのカウンターで隣り合わせになった同年代の同性と仲良くなって終電を逃して2軒目に行って連絡先を交換したことはあるけど、異性には壁を作ってしまっていたからなあ私。高天原に2泊3日で行ったことあるといっていた健脚のメガネ男子、名刺交換はしたけれどそのまま。 惜しいことをしたw)

・欧州の街並みイイ!

・夜の屋外テラス席レストラン。いいなあ。数年前仕事でフランスに行ったとき仏語ペラペラの現地駐在商社マンと行ったお店を思い出すなあ。その現地駐在員の人は完全にアテンド(通訳)だったんだけど(仕事の窓口は日本本社のtheバブル期入社ってかんじのオジサンだったから、出張以外でその駐在員と関わることは無かったんだけど)、帰国後その駐在員の人からメールが来て、内容は完全に仕事関係だったんだけど、でも何気にメールが続いて※アドレスはお互いに会社のモノ、なんかその時のこととか思い出しました。

・会話劇。わたしやっぱり「ド迫力!スリリング!」みたいなアレよりも。会話や仕草や表情で語るほうが好きなんだなあ。こればっかりは趣向だからどうしようもないなあ。

・欧州をぶらぶらしたい!!最後に行ったの前述の仏出張。また石畳の街並みを歩きたい。




以下ネタバレ含むので注意







・手相占いのシーンとか。思ったい以上にスピリチュアルな内容
・13歳の少女の名もなき人々の墓地。ドナウ川?のほとりで「ミルクセーキ」の詩を書いてもらうシーン。どれも良い。

・「もし神が存在するなら、人の心の中じゃ無くて、人と人とのわずな間その空間に居るんだと思うの。もしもこの世に魔法があるとしたならそれはお互いを理解しようとするattemptのことだと思うの。」というセリフ。すごいな。ほんと良い映画だな。









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リリーのすべて

2017年02月08日 | 映画
世界初の性別適合手術を受けたデンマーク人画家リリー・エルベと、その妻ゲルダとの愛を描いた伝記ドラマ。メガホンを取るのは、第83回アカデミー賞の4部門で受賞した『英国王のスピーチ』などのトム・フーパー。性別違和に苦悩する主人公には『博士と彼女のセオリー』でオスカー俳優となったエディ・レッドメイン、一番の理解者として夫を支え続けた妻を『コードネーム U.N.C.L.E.』などのアリシア・ヴィキャンデルが演じる。


形式にとらわれない愛を描いた映画だと思って見に行ったんですよね。奥さんが性同一障害の夫を支えるみたいな紹介のされ方をしていたから。



確かに奥さんは、支えになろうとはしていたんだけど。エゴの方が目立っていた気がしました。それが良いか悪いかは別として。

愛する夫が、自分以外の、しかも女性ではなくて男性と関係を持っている。それを知ったときに、それを受け入れられる度量など、とうてい持ち合わせていない私だから。なにも言えないけれど。

なんていうか。けっこうしんどい映画でした。


彼らが暮していた部屋の雰囲気がすごく好きでした。ペールブルーの壁色、白いドアや枠。


とにかくエディ・レッドメインの怪演は一見の価値ありです。



でも感動ものかというと、わたしの感覚ではそうではなかった、なあ。




奥様のエゴが、わたしにはイタかった。









リリーの心象風景。



映画の描かれ方だと。奥様のワルノリによる女装がキッカケみたいな感じだけど。ほんとうはきっともっと根深いもんだと思ったんですよね。性同一障害って。





なぜいまさらリリーのすべてかというと、Amasonプライム動画で見ることができたからです。
一度見たことのある映画を気軽にもう一度見るというのもなかなかオツなものですね。



Nener let me go /チョコレート/あのインド映画(すべてうまくいく!みたいなやつ)/ルーム/イミテーションゲーム/ホーキンス博士の/アイリッシュのガーデニングのetc

映画は大好きなので書き留めておきたいのたくさんなのだけど。なんか言葉にしようとすると陳腐な気がしてしまうんですよね。それは読んだ本も同じなのだけど。


その世界にどっぷりつかれる作品は(見ている間/読んでいる間。そこから抜け出したくない感覚に浸れる作品は)ほんとうに素晴らしいものです。









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ヒトラーの忘れ物

2017年02月01日 | 映画


原題はUnder sandet
英語圏での題名はLand of Mine
邦題はヒトラーの忘れ物

( ´∀`)<邦題を考えた人すごい

やっぱりタイトルって大事ですよね。「ランド オブ マイン(意訳=地雷の砂浜)」よりも「ヒトラーの忘れ物」の方が興味がわくものね。



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【解説】
第2次世界大戦終了後、ドイツ兵捕虜がデンマークで地雷処理に動員されたという史実を基に描くドラマ。
恐ろしい体験を共有するうちに、戦時中は敵同士だったドイツ兵捕虜とデンマーク人軍曹が次第に人間として距離を縮めていく過程を丁寧に描写する。
人間の善と悪の二面性を浮き彫りにする物語に引き込まれる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ナチスドイツが降伏した後の1945年5月、デンマークの海岸にドイツ軍が埋めた地雷を撤去するため、ドイツ兵の捕虜が投入される。
まだ幼さの残る10代の少年兵たちを監督するデンマーク軍軍曹ラスムスン(ローランド・ムーラー)は、徹底して彼らをこき使おうとする。だが、少年兵たちは誤爆や撤去作業の失敗で次々と命を落とし…。(シネマトゥデイ)
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青い海に白い砂浜。あどけなさの残る少年たちが腹ばいになり、細長い棒で砂の中をつつく。しかし、その先に埋まっているのは、一瞬で命を奪い去る凶悪な地雷だ。
観客は彼らに同化し、死と隣り合わせの任務に極度の緊張を強いられることになる。

映画は、地雷除去の方法を即席の訓練でたたき込まれて現場に送られた11人のドイツ人少年兵と、彼らを監督する厳格なデンマーク人軍曹の双方の視点から語られる。
少年たちは爆発から身を守る防具類を一切与えられず、棒きれ1本で地雷を探り当て、素手で信管を外す。軍曹は彼らに厳しくあたり、食料の配給が遅れても知らん顔、体調を崩した子に休憩さえ与えないが、少年たちが過酷な任務に健気に取り組む姿と仲間をかばう優しさに触れ、次第に接し方を変えていく。
物語の軸となる両者の関係の変化が、新人を多く含む俳優陣の自然な演技と抑制された演出で効果的に描かれている。


美しい海岸に埋められた恐ろしい地雷。
大人たちが残した戦争の遺産と、後始末を強要させられる少年たち。
支配される側とする側の立場が逆転した、デンマーク人とドイツ人。

コントラストが際立つさまざまな要素を、詩情あふれる映像で描き出し、戦争という行為の理不尽さを浮かび上がらせる。(高森郁哉/映画.com)

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感想

"抑制された演出"というのが非常に言い得ていよるなあと思いました。

地雷の信管を外すシーンは、見ているだけで心臓がギューッとなりました。

少年たちが本当にあどけなくて。会話もほほえましくて。なのに地雷撤去という死と隣り合わせの作業を強制させられて。食事も与えられなくて…。

最初あんなにナチスを恨んでいた軍曹が、少年たちのひたむきさに触れ、変わってゆくさまは、本当に良かったです。

明確には語られていなかったけど、きっと軍曹は、「少年達のことを最初は加害者であるナチスの一員とみていたけれど、次第に、彼等もまた戦争の被害者なんだ」と、そう感じたのではないかなと思いました。


“抑えられた演出”この一言に尽きるんだけど、なんていうか、感動を煽るような演出はありませんでした。
非常に静か/かつ戦争の悲惨さや残酷さが伝わってくるストーリー。
胸に大きく響くものがある。けれど。いわゆる「感動!」みたいなものではなくて、もっと静かで悲しくてズシンとくる映画でした。




戦争の体験をした世代がどんどん減って 平和なことが当たり前みたいになっているけれど。
こんなふうに毎日を過ごせることは、もしかするととんでもなく恵まれたことなのかもしれません。

欧米各国でナショナリズムの勢いが強まっていますが。もちろん自国を愛することは大切ですが。自国を愛すること=他国を攻撃することではなくて。戦争なんてダメぜったい。









さて、ここからネタバレを含む感想です。


















・いきなりドン!と吹き飛ぶシーン。うわあああああ。
・砂浜を駆け回るシーンの躍動感が。そしてそこからの落差が…!わんこー!!!
・ねずみを可愛がるシーン…
・十字架。少年と軍曹。心が通い合う、あたたかいシーン。
・ラスト。軍曹あの後だいじょうぶだったのかな…











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