猫と住まふ

人生初の猫との日々を徒然なるままに

フィンランド旅行記・5日目(スオメンリンナ島)

2012-08-14 22:29:02 | 猫生活、フィンランド旅行記
1日寝たらホームシックはすっかり治っていた。
いつもだいたい、寝りゃ治るくらいの軽症なのだけどね(笑)。
ただ、この日にまず行こうと思っていた世界遺産・スオメンリンナ島は、
また船で行かなきゃいけないし、タリンでの疲れも残っているのに島を
歩きまわらねばならないことを考えると、あまり気乗りがしない。でも
世界遺産だし、行かずに終えるのはもったいなさ過ぎる。
…というわけで、重たい身体と心を引きずってトラムに乗り、島までの
公共フェリー発着所があるマーケット広場まで移動した。このフェリー
には、トラムやバスと同じく、1DAYパス(私が買ったのは5DAYSパス)で
乗船することができるので、お得だし便利。

スオメンリンナ島=スオメンリンナの要塞は、フィンランド戦争など、
1700年台から様々な戦争の要所となった島で、マーケット広場からフェ
リーで15分ほどの所にある。
昨日のトラウマがあるので船移動が少し不安だったものの、20分ほどの
間隔で発着しているし、中は清潔だし(トイレもキレイだった)、デッキ
で風に当たりながら外を眺めていたら、あっという間に到着した。ただ、
最近どこの国に行ってもうじゃうじゃいる某国の団体さんが騒がしいのには
少し閉口。その後も静かに観光するために、彼らと距離を置きながら歩かね
ばならなかった(苦笑)。




正直、ガイドブックを見ていた時には、元要塞の島なんて物騒だし、見学
しても何が面白いんだろう?くらいに思っていたのだけれど、フェリーを
降りて少し歩いただけで、その思いは吹っ飛んだ。
木々や無数の花々と静かな海、そして澄んだ空気と海風、そのすべてが本当
に心地よく、それまでの疲れや不安がスーっと心や身体から消えていくのが
わかったからだ。
天気が少し曇っていたのもよかったようで、これがまた昨日のようにピーカン
晴れだったら、海沿いは日陰が全く無かったので辛かったかも。旅が良いもの
になるかどうかって、天候が大きく左右しますわなぁ。

そんなわけで、雲が多くて写真の写りはあまりよくないので、いまひとつその
素晴らしさが伝わらないかも知れないけれど、私を幸せな気分に浸らせてくれ
た風景たちの写真を一気にご覧あれ。






















大砲とか、戦争の傷跡が残っているのには少し心が痛くなったけれど、思わず
鼻歌を歌いたくなるほど、気持ちは爽やかだった。でも、気付けばずいぶん
たくさんの距離を歩いていて、少し足が疲れたので、島の端のキングス・
ゲートで小休止をすることにした。
このあと、思わぬ惨劇が私を襲うことなど露知らず…。

小休止していた現場=惨劇の現場↓




しばらくの間、優雅に通り過ぎるヨットや、打ち寄せる波などをボーっと眺め
ていたら、遠くから1隻の巨大な船が近づいてきた。
目の前の入り江はかなり狭いのに、まさかここを通るわけじゃないわよね?



えっ??通るの???



あら、通るのね…。



どえりゃぁでかい船だがね。(あまりの迫力に名古屋弁になる)




本当に巨大な船が、すぐ目の前を通る様はなかなかの迫力で、思わず見惚れ
てしまった。
が、通り過ぎた後、大きな波がざぶ~ん、ざぶ~んと私の居る方向に寄せて
きたと思ったら、すぐ横からなにやら「シューーーッ、ヒューーーッ」という
音が響いてきた。
「へ?なに?」
と思った途端、座っていた所のすぐ近くにあった排気口(?)から、まるで
間欠泉のようにすごい勢いで霧吹き状の海水が高く噴出し、私に降りかかって
きた!!
思わず日本語で、「うそでしょーー!」と叫びながらその場から避難したものの
間に合わず、髪の毛や洋服が湿るほどの被害が…(涙)。
たまたま側にいた2人組の日本人女性が、「大丈夫ですか?」と声をかけてくれ
たほどだった。

VIKING LINE号めぇぇぇ。でっかい図体して、こんなちっこい私にイジワルする
気だったのかっ!

そんな余興(?)も終えたので、そろそろ戻ることに。
途中、ちょっとおしゃれな洋服やアクセサリーを売っているお店で、セラミック・
アートのネックレスとピアスを購入した。ここの店員さんもとっても感じがよく
て、「あとで検索してみて」と、そのアーティストの名前を紙に書いて渡して
くれたのだけれど、はて、その紙はどこにいったのやら…(汗)。

とにかくスオメンリンナ島のことがすっかり気に入ってしまったので、かなり
後ろ髪をひかれつつ、フェリー乗り場に到着。その間、たくさんの観光客とすれ
違ったので、ゆっくり静かに観光したいなら、午前中がおススメかも。

再びマーケット広場に戻った時は1時を過ぎていたので、そろそろお昼ご飯の
はずなのに、ゼンゼンお腹が空いていない。
今度こそ、先日食べそこなったサーモンの鉄板焼きを食べようと思ったのに…
残念!!


写真が多くなってしまったので、5日目後半につづく……


フィンランド旅行記・4日目

2012-08-12 20:09:59 | 猫生活、フィンランド旅行記
DVDで観た「人生はビギナーズ」がめっちゃツボ。
ジャックラッセルテリアのアーサーの演技は「アーティスト」のアギーより良かっ
たと思うなぁ。

さて、がんばって旅行記を再開。


4日目の今日は、フェリーで海を渡ってエストニアの世界遺産・タリンまで、
日帰り旅行をする日。
今回フィンランドに行先を決めた理由のひとつが、このタリンにも行けるという
ことだったので、朝からワクワク。

一昨日チケットを買った時に、10時の出航の少なくとも30分前にはターミナルに
いなければいけないと説明されていたし、ガイドブックにも早くチェックイン
しろみたいなことが書いてあったので、ちょっと早めにホテルを出たら、9時少し
過ぎに到着してしまった。でも、30分前に到着していれば全く問題無かった様子。

タリン行きのフェリーはいくつかあって、私が乗ったリンダ・ラインはマカシー二・
ターミナル発。左に見える赤い船に乗って行った。




タリンまでは1時間30分とガイドブックなどに書いてあったけれど、行きも帰りも
1時間45分ほどかかった。ただひたすら海を進んでいくだけなので、ちょっと退屈
してしまった。こういう時は1人旅はダメよね。
そしてやっと到着。ターミナルから旧市街までは、歴史も全く感じない、さりとて
近代的で綺麗でもない(失礼!)ごくごく普通の道路を通って徒歩15分ほど。
途中で一瞬どちらを目指せばいいかわからなくなったのだけれど、下の写真の高い
尖塔を目指して歩いていったら、街の入口のシンボル的建物「ふとっちょマルガリー
タ」も見えてきた。




旧市街を入ると、先ほどとはうってかわって、情緒ある町並みが広がっていた。







街の中ほどにあるラエコヤ広場。




イタリアにもこういう広場はよくあるけれど、建物などの雰囲気がちょっと違う。




しかし暑い…。日差しがキツイ。そしてかなり凸凹が激しい石畳なので足が疲れる…。
喉もかわいたので、途中の可愛いカフェに入ってコーラを飲み干した。コーラなんか
じゃなくて、可愛いカフェにふさわしい飲食をしてくださいという突っ込みがどこ
からか聞こえてきそうだけど(汗)。

そこから上り坂をぐんぐん行って丘の上に到着すると、いかにも旧ソ連の国という
感じのアレクサンドルネフスキー聖堂が見えてきた。工事中だったのが残念!




この周辺もなかなかいい感じの街並みが続いている。




しかし、ここからがいけなかった…。
丘から下に戻る道がどうしてもわからない。こんな時にいきなり私の脳みそがいつも
の超方向音痴モードに設定されたらしい(汗)。
その途中で旧市街を見下ろせるビュー・ポイントを発見できたのはよかったけど…。




同じ場所をぐるぐるぐるぐる3週ほどして足は痛くなるし、とにかく暑くて泣きそうに。
こりゃいかんと思い、近くで絵はがきを売っていた超キュートな女の子に道を聞いて、
やっと下りる小道を発見。もっと早く聞けばよかった。アホや~。

帰りの3時のフェリーが予約済みだったので遅れては大変と、足早に歩きつつもお土産
もの屋さんに立ち寄ったりもしたのだけれど、選ぶ気力も無し。
でも、途中で毛糸製品の屋台が並ぶ路地を発見。




お土産もの屋さんには向いていないんじゃないかと心配になるほど、すごくシャイで
感じのよいおばさまの屋台で、ミトンを1つ購入した。
シャイなおばさまは、カメラを向けてもやっぱり目線をくれなかった。




そのあとは、ただひたすら旧市街を縦断。石畳の道は歩きづらい。
そして旧市街を出てからフェリー乗場までの15分が、日影が全く無いので、更にきつ
かった。
私、ひょっとしてここで倒れて死ぬ?
私の死に場所はエストニア?
などと凹みながら歩き、やっとの思いで乗場に到着。売店でお水を買って一気に飲ん
だら、ちょっと生き返った。考えてみたら、コーラを飲んで以降、何も飲み食いして
なかったもんなぁ。

20分ほどボーっとしていたらやっとチェックインが開始した。オンシーズンの日曜と
いうことで、長い行列に並んでいるのもつらかったし、中の座席も行きの船より狭い
し、あまり冷房が効いていないし、帰りの1時間45分の方が行きより長く感じた。

そんなこんなで、マカシー二・ターミナルに到着した頃にはヘロヘロに。なんとか
トラムに乗り込んで中央駅まで戻ってきた。
そのまますぐにでもホテルに帰りたかったのだけれど、お腹がすごく空いていたので、
マクドナルドに寄ってチーズバーガーセットを購入。
私の旅先での食事の貧しさには自分でも呆れるが…。
でも、ホテルに戻って食べたハンバーガーとポテトは、今まで食べてき中で1番美味
しく感じたかも(苦笑)。

すごく疲れていたけれど、さすがに寝るにはまだ早い時間だったので、テレビでずっと、
アメリカ人のキンバリー・ロードがパーフェクトな試合を達成した、オリンピックの
女子クレー・トラップ(射撃)を見ていた。あとの選手はいかにもアスリートなスタ
イルをしているのに、この人だけ山奥で鹿や熊でも撃ってそうな体型をしていたのが
妙にツボだったので。(私って失礼なヤツ)

しかし、テレビを見ながらも疲れているせいでちょっとホームシックになってしまった。
なぜか私、海外旅行に行くとだいたい着いて早々ホームシックになり(苦笑)、「どう
してこんな遠くに来てしまったんだろう」「海外旅行なんてもう最後にしよう」と思っ
てしまうのだけれど、今回は4日目に発症。
「すももに会いたいよ~」「日本に帰りたい~」と思いながら就寝。


猫さん繋がりオフ会と花火

2012-08-11 20:54:48 | 猫生活、その日常
フィンランド旅行記も3日/6日が終了。ふぅ~。ちょっとひと休み…。


いつも猫さんの面白い画像で楽しませていただいているブログ「猫と車と落とし噺
のブログ主で、広島在住のやらいちょうさんが上京されるということで開催された
オフ会に参加してきた。

やらいちょうさん作、酔っぱらいすもも姫(笑)↓




場所は新大久保の韓国料理屋さん。
美味しい料理をいただきながら、とっても楽しい時間を過ごさせてもらった。
幹事のお二人、そしてやらいちょうさん、ありがとうございました!!


私は一次会の途中で抜けて、別件の用事を済ませてから、東京湾大華火祭に間に
合うように帰宅。昨年は震災で中止になってしまったので、今年は無事に開催され
ることがなんだか嬉しい。

















曇っていたので、大きな花火は上半分が見えなくてちょっと残念だったけれども、
例年より心なしか気合が入っていたような。

そして再来週の土日には、同じく昨年中止になった麻布十番祭りが開催される。
花火、そしてお祭りを楽しめるようになった日々に感謝感謝。


フィンランド旅行記・3日目

2012-08-07 20:41:26 | 猫生活、フィンランド旅行記
昨晩は、夜中に1度目が覚めたものの、朝8時の目覚ましが鳴るまでほぼ熟睡。
時差ボケはもう大丈夫な模様。

3日目の今日は、トラムの6番に乗ってヒエタラハティ駅へと向かった。目的は、
土日に開催されているフリーマーケット。
トラムを降りると、すぐ目の前に賑やかなマーケットが広がっていた。





食器、雑貨、洋服などなど、様々なものが様々な値段で売られている中、楽し
そうにゆったりと品定めをしている地元の人たちに混じり、私もとりあえずグルっ
と1周してみた。
そしてその後、すぐ隣にある建物「ヒエタラハティ屋内ホール」へ。この中には、
アンティーク・ショップがずらりと並んでいる。
アラビアをはじめとするフィンランド・ブランドのアンティーク食器などがたく
さん並んでいて、思わずため息。あれもこれもそれもどれも欲しくなる!!
悩みながら歩いていたので、気付いたらホールを3周していた(苦笑)。
結局、旅の前から欲しいと思っていたアンティ・ヌルメスニエミの赤いポットを、
セール期間ということで10ユーロ値引きされて50ユーロで購入。50年以上前の
商品なので多少傷みはあるものの、いい買物したわ~♪と自己満足。
ほかにもステキな食器がいっぱいあってかなり悩んだのだけれど、このあとにアラ
ビア・アウトレットに行く予定だったので、ぐっと我慢。でも、iittalaやアラビア
の正規品は日本で買うのとさほど値段は違わないし、後日行ったデザイン博物館
に迷った食器と同じデザインのものがたくさん飾られているのを見て、何も買わな
かったことを今でもすごく後悔している。ふぇ~ん。

ホールを出た後、先ほど目をつけていたフリマのお店に戻った。気になっていた
のは、これに素麺つゆを入れたら涼しげでメチャクチャ美味しそうに見えるだろう
なって思ったキレイなブルーのガラス小皿。。思いっきり庶民の発想ですなぁ。
売場のおじさまに「これいくら?」と聞いたら、「10ユーロ」とのこと。
心の中で『そりゃぼったくりだろう』と思いながら、しばらく悩んでいるそぶり
を見せたあと、「2つ一緒に買ったらいくらにしてくれる?」と聞いてみた。
「じゃぁ、18ユーロ」
う~ん、それでも高いし、フリマはやっぱり値切らなきゃね、と思い、
「16ユーロでは?」
と聞いたら、おじさまが隣の奥さんらしきおばさまに確認したあと、あっさりOK
してくれた。
しまった…。2つで10ユーロとかに値切ってもぜったい売ってくれたにちがいない…。
まぁそんなやり取りも楽しみのうちなんだけど(負け惜しみ)。

このフリマのおじさまは、年季の入ったマリメッコの真っ赤なウニコ柄のウエスト
ポーチを付けていて、なんだかちょっとキュートだった。
フィンランドでは街中でも老若問わず、いろいろな人がマリメッコの服を着てたり
カバンを持っていたりするので、本当に国民的ブランドなんだなということを実感
する。

再びトラム6番に乗って、今度は終点ひとつ前の停留所へ。
目的は、アラビア・アウトレット。





店内には、夢のようにずら~りとiittalaとアラビアの食器たちが並んでいて、テン
ションMAX!!





旅に出る前は、食器は重いしあまり買わないようにしようと思っていたのに、そんな
決意なんてガラガラと音を立ててあっという間に崩れ去ってしまった。
6月にBSで放送していた「かもめ食堂」を再度観たばかりだったのだけれど、食堂の
シーンで度々登場するオリゴ・シリーズとかティーマ・シリーズとかの使い方が本当に
オシャレだったし、やっぱり実物を見ると買わずにいられない。
ホントは、アアルトの代表的の雲のような形をした花瓶も欲しかった…。でも重くて
ぜったいに持って帰れないので、10ユーロで売っていた小型のアウトレット品でなん
とかガマン。

iittalaで買物を終えたあと、隣のカフェでクロワッサンと紅茶の軽いランチを取って
から、同じ建物内にある他のアウトレット・ショップでムーミンの枕カバーを購入。
そしてまたトラムに乗り、荷物を置くためにホテルに戻った。

ホテルでしばらく休憩した後に向かったのは、ヘルシンキ市民の憩いの場所であり、
フィンランド・ブランドの有名店が立ち並ぶ華やかなエスプラナーディ公園周辺。
ところが、トラムにもすっかり慣れたと油断したせいか、3Tに乗らねばならないのに
間違って3Bのトラムに乗ってしまった。仕方が無いので、エスプラナーディ方面に上手く
乗り換えができそうなハカニエミの停留所で降車。
「そうだ!ついでに先日見るのを忘れたハカニエミ・マーケットのお店を見よう!」と
思い立ち、建物の中に入ったところ、土曜日の午後だったために既にお店は全部閉まって
いた…。ぐわぁ~ん。
仕方が無いのでトボトボとまたトラム乗場に戻り、今度は本当にエスプラナーディ公園へ
と向かった。

日差しも気温も東京の春の1番気候が良い時のような感じなので、マリメッコ本店、アーリッカ、
iittalaなどなどのオシャレなお店をひやかしたり、公園の中を歩いたりしているだけで気持
ちがいい!

のんびりと思い思いの時間を過ごしている人たち↓





公園を縦断して次に向かったのは、素敵な空間が広がるアカデミア書店。





ここには、「かもめ食堂」に登場するアアルト・カフェがある。
小林聡美がフィンランド人のアニメおたくの青年から質問された「ガッチャマン」の歌詞
が思い出せず、たまたま見かけた片桐はいりに「ガッチャマンの歌詞がわかりますか?」
と話しかけ、一緒に歌う…というシーンが撮影されたのがこのカフェ。







そんなわけで、ここは日本人観光客が必ずといっていいほど立ち寄る場所になって
いる。実際、私が居た時も何組もの日本人が出入りしてたし、座った途端に「日本語の
メニューがいい?」と聞かれた。
オシャレな空間と感じのよい店員さんと美味しいストロベリー・シェイクに癒されながら、
ほっと一息。

アカデミア書店を出たあとは、ストックマン・デパートのお土産売場に行ってみた。
マリメッコやムーミングッズなどの、主なフィンランド土産が一カ所に集まっていてとっ
ても便利な上に、売場のデザインがとんでもなく素敵で、思わず写真をパチリ。








ふと隣を見たらペットショップがあったので、そちらにも行ってみた。
猫ちゃんのマークとか、これまたオシャレ~♪





ナント、ワンコのベッドまでマリメッコ!!





マリメッコ・ベッドはさすがに買って帰れないので、黒猫模様が可愛い缶入りおやつを、
すもものために購入した。

この時点でかなり足が疲れて腰も痛くなり、夕ご飯を選ぶ気力も無く、水と果物だけ買っ
てホテルへと帰還。
テレビではオリンピックの柔道の模様を放送していた。ヨーロッパで柔道はホントに人気
のスポーツなのね。


フィンランド旅行記・2日目

2012-08-05 18:23:47 | 猫生活、フィンランド旅行記
今日は無理せずゆっくり遅くまで寝ていようと思ったのに、さすがに8時半に
寝たのは早過ぎたようで、午前0時頃から度々目が覚めてしまい、結局6時には
起床。ゆっくり支度をして、ゆっくりホテルのレストランで朝ごはんを食べて、
ゆっくり休んでからホテルを出た。

旅の1番最初の目的地は、マリメッコのファクトリー・ショップ(アウトレット)。
いきなりファクトリー・ショップで買物ってどうよ?とも思ったけれど、慎重派
の私(ホント?)としては、どういう商品が安く買えるか見てからじゃないと
いつまでも買物ができないと思ったため。
ショップは、中央駅から地下鉄に乗って「Herttoniemi」駅で下車、そこから15分
くらい歩くということで辿り着けるか心配だったので、事前にいろいろ調べていた
ら、実に親切に行き方が書かれたブログを発見。そのブログのプリントアウトを
見ながら進んでいったら、超方向音痴の私でも、1度も迷うことなく到着すること
ができた。
10時のオープンの5分前に入口に着いたところ、1人の日本人女性が居たので話し
かけてみた。彼女はショップに来るのは3度目というヘルシンキ旅行のベテラン
さんで、iittalaファクトリー・ショップへの行き方などなどいろいろ教えてくれ、
とても助かった。

10時のオープンと同時に中へ入ったところ、そこにはカラフルでオシャレな
めくるめくマリメッコ・ワールドが!!





宝くじが当たったら全部買い占めてやると決意(笑)。
ただ、思ったよりアウトレット品が少ないのと、どれもこれも意外に高い。でも
いろいろ欲しいゾ…というジレンマと戦いながら、店内を何週もして購入品を決め
たりしたので、1時間半近く滞在してしまった。

買物を終えた後は、また地下鉄に乗り込んでハカニエミ駅へと向かった。
しかし、地上に出てからどちらに向かっていいかが全くわからない。近くには、
ちょっと怖めの顔をしてタバコを吸っているおじさんしかいない…。勇気を出し
て、「ハカニエミ・マーケット・ホールはどっちに行けばいい?」と聞いたところ、
ふにゃふにゃっと顔がゆるんで優しそうな笑顔になり、「あの道を渡っていくん
だよ」と丁寧に教えてくれた。
このおじさんも含め、出会ったフィンランドの人たちはみんなツーリストにはとっ
ても親切だし、英語はほぼ100%通じるし、嫌な思いをすることは全く無かった。
顔は怖いけど優しいおじさんに「キートス!(ありがとう)」と言って、マーケット・
ホールへと歩いていった。

ここに行った目的もマリメッコ。古ぼけた建物の2階に売場があって、セールス品も
買うことができる。店員のおばさまもとっても感じの良い人で、思わずまたいろいろ
買ってしまった。おかげでハイな気分になって、他の売場を全く見なかったことに
ホテルに帰ってから気付いた…。う~ん、バカバカ。

外には賑やかな野外マーケットも。







旅先でこういう場所をうろうろするのはホントに楽しい!!

一通りお店をひやかした後は、荷物も多いし疲れたので、また地下鉄に乗って
中央駅に戻ることにした。
駅に到着して、そのまま地下にあったフィンランドの有名ハンバーガーショップ
チェーンの「ヘス・バーガー」へ。頼んだチーズ・バーガーセットは、ハンバー
ガーもポテトもマクドナルドとそんなに大差は無い感じ。ただ、ハンバーガーに
タルタルソース的なものが入っているところだけ、ちょっと違ったかな?
あいかわらずのしょぼいご飯を終えた後、いったんホテルに戻って休憩をした。

1時間ほどしてから、今度は海の近くのマーケット広場に行こうと思い、初めて
トラムに乗車してみた。
バスはちょっと複雑だけれども、このトラムはヘルシンキ市内を縦横に走っている
ので、大概の場所に行けてとっても便利。その後も何度となく利用した。

とってもお世話になったトラムさん↓




本当はカウッパトリという停車場で降りなければいけないのに、ひとつ前の停留所
で間違えて降りてしまった。
すると、目の前にドドーンと白亜のヘルシンキ大聖堂が!!





なんだかここだけが異空間。
ここには後日来ようと思っていたのだけれど、せっかくだから見学をすること
にした。
そしてついでに、そこから徒歩数分のところにあるウスペンスキー寺院も観光。





当初の目的だったマーケット広場は、ウスペンスキー寺院からすぐの場所にある。





美味しそうな食べ物を売っている屋台や、クラフト系のお土産などの屋台がいっ
ぱい並んでいて、これまた見て歩いているだけでもすごく楽しい!!





風や太陽の光が心地良く、キラキラ輝く海もキレイで、心も癒されまくり。





残念ながら全くお腹が空いていなくて食べられなかったのだけれど、鮭の鉄板
焼きが本当に美味しそうだった。
レモンを咥えた鮭の頭が私を誘っている~~。





何軒かあったシルバー・アクセサリーのお店の中から、可愛い女の子が売子さん
をしていたお店で、日本から持ってくるのを忘れたピアスを1個購入。そして近く
のツーリスト・インフォメーションで、日曜に行く予定のエストニアへのフェリー
の切符を購入してから、またトラムに乗って中央駅へと戻っていった。

トラムを降りてから、ソコス・ホテル地下にあるスーパーマーケットへ。
どこの国のスーパーも、その国の特色が出ていてとっても面白い。あれこれ見て、
すももへのお土産のおもちゃセット、会社土産のチョコレート、そして夕食に
サーモンとサラダをデリで買ってホテルに戻った。

でっかいサーモンはなかなか美味しかった↓




また夜8時頃には猛烈な眠気が襲ってきたのだけれど、夜10時から始まるオリンピッ
ク開会式まで、男子サッカーで日本がスペインを破ったというCNNのニュースなど
を見ながら、必死で起きていた。
しかし、開会式が始まってから1時間観たところで耐えられなくなり就寝。
聖歌点灯とか、Pマッカートニーの演奏とかみたかった…。