Change of Heart

朝、休憩室で待ち合わせました。ｽｷﾝﾍｯﾄﾞに銀髪が生えてきて、「じじいだろ?」と訊きますが、目立たず周囲に溶け込んでいいと言いました。
けさは2時半に起きてしまって、同期さんに、また寝ればよかったのにと言われたけれど、寝坊が心配だったので支度して出勤しました。
電話の当番はさんざんで落ち込みましたが、ずっといられる場所ではないなと認識をあらたにしました。
夜、messengerであしたの朝最寄り駅で待ち合わせようとあいさつのひとが言いました。
あんなに嫌いになるとか終わりにしようって言って、なぜほっておかないの?と訊きましたが、あした話そうと言われて休みました。

31日。待ち合わせの時間より早く着きました。
てっきりｺｰﾋｰを飲んで話をすると思ったら、ﾋﾞﾙの間の植え込みのﾍﾞﾝﾁに座り、わたしが持ってきたｵﾚﾝｼﾞｼﾞｭｰｽを飲んで、早朝のちょっとした安上がりなﾃﾞｰﾄです。
手を握るしさわるし...人気のない場所に座ったのはこれが目的なんですね。
でも娘の転校手続きのため、無理にでも休まなければならなくなり、あいさつのひとが「その日ｵﾚも休むから」と言いました。
わたしも土日のことを言い出すと機嫌が悪くなるのを承知で、いまはﾀﾞﾒなのはわかったけど、先に希望を持ってもいいんでしょ? わたしは有休が付かないと休みを認めてもらえないと言うと「うん」と言ってくれました。
休む日の話は解決しました。
あとは...なぜ終わりにしないのか...
「わからない」
座ったままのわたしを抱きしめたあとふたりで職場に向かいました。
休憩室で並んで座りました。
職場では大事に思えるひとですが...
わたしには大きすぎる器のひとなのかもしれません。だから難しい。
お昼を一緒に食べたいようなことをいわれました。
12時15分からの休憩は混むので、来週13:15からになったら一緒にお昼しましょうと言いました。
わたしたちはどうなるのかどうすればいいのか...

Can't Stand It Any Longer

けさもmessenger。
いったいなにを考えているんでしょう。さんざんひとを傷つけておいて。
「ﾊﾞｶ」と返事したかった。思いつく限りのいやな言葉を投げつけたかった。

「いまどこにいる?」(どこだっていいでしょ)
「りんかい線の駅」
「着いてるのか、遅いのか」
(返事してるわたし。ｲｶﾚてる)
「着いてます。どうすれば?」
「休憩室」
「どうすれば」の意味をわかってもらえませんでした。一貫性のない態度に困惑してどうすればいいかわからなくなったんですけど。
そんなことも考えない自己ﾁｭｰなやつなんだ...
とりあえず汗をかきながら4F分階段を降りました。
ﾄﾞｱをあけるとはるか向こうに見慣れたｽｷﾝﾍｯﾄﾞのｵﾔｼﾞが立って招いてくれました。
ﾑｯとして隣に座ると
「こわい顔して」
照れ隠しか? 二度となにか言ってくるなと思ったのに。
なんでわたしはこんなやつの言うこと聞いてるんだろう。
「あれを読んで怒らないひとが?」
あくまでも「自分のせいではない」
ですね。
「具合よくなりました?」
「37度3分」
黙るわたし。
「このままか?」
ﾃｰﾌﾞﾙの下で手を出されました。その手を取ってあいさつのひとの膝の上で重ねました。
「もう行きます」
わたしはいままでじゅうぶん応えたと思います。
あしたからどうなるかはGod only knowsです。
実はきょう席替えがありました。あいさつのひとはわたしのみえない場所に移りましたが休憩時間のｻｲｸﾙが一緒になりました。
わたしの優柔不断さにも腹が立ちます。
でもふと考えると、あいさつのひとが寂しくてわたしにかまうのと同様、わたしも職場でそういう存在がいなくなるのは寂しいのに違いありません。
そういう自分が嫌いなのですけど、正直な気持ちです。
彼がｺﾝｽﾀﾝﾄに会えなくなりましたから、わたしも自己ﾁｭｰになってもいいかなと思います。

Right Part of Me

35年ぶりくらいに太宰治の「女生徒」を読みました。
中3のとき文庫本を買い、ずいぶん気に入って、たしか感想文を書いた覚えがあります。現国の先生にもかわいがってもらいました。太宰治が玉川上水で死んだｴﾋﾟｿｰﾄﾞを授業で話してくれたのも覚えています。
久しぶりに読んだ作品の、あのとき感じた鮮烈さはなくなっていました。あの小説は実在の女性が送った日記に加筆した、太宰の手による作品ではないと暴露話も読んだら、愛人に脚をつかまれて心中した男性は文豪と呼ばれる堕ちた偶像に感じました。
わたしにも自分のなかに大嫌いな自分がいます。
自分の好みでないひとをｼｬｯﾄｱｳﾄする、好みでないとみてしまう自分が嫌いです。
あいさつのひとは、自分に夢中になる人間しか好きにならない。わたしが頑強に、平日に休んでふたりで過ごすことを拒否したら、自分に興味がないから終わりにすると言った。
そしてわたしが自分の都合しか頭にないと言う。
あいさつのひとはまず怒るのが先で、悪いのはいつも相手。自分を責めるひとを遠ざけてきたひとです。だからfbやmessengerを消す。
自分はどうであったかとこれっぽっちも振り返れないひとは犯罪者に等しいと思うし、そういうひととわかってよかったと思います。
いままで抱いた思慕もやっと消えました。ずっとわたしをかまってくれて感謝しています。ただ思うとおりに、しあわせに生きてほしいと願います。

目の前のひとに、わたしとふれあうことで少しでいいから安らかな穏やかな気持ちになってくれたらと願うのはおこがましいでしょうか。

常日頃、楽器を奏してひとを感動させることはすごいことだと、JeffとMike, SteveにPaichに感謝と敬意を表するしかできないわたしです。

I Don't Want You Anymore

要求に応じないからｵﾚに興味がない...嫌いになる...?
50代の男性の言うことなのか。わたしも洞察力がないことおびただしい。
ﾍﾞｰｼｽﾄ崇拝はやめます。Mikeは別。
きのうもせっつかれながら仕事して、同期さんお休みだからひとりでｶﾌｪでﾗﾝﾁしました。
あいさつのひとも欠勤2日目。
...のせいか、事情をご存じのお世話役は「きょうは寂しいわね」と声をかけてくれました。
頼るのは法と自分だけと入滅間近のお釈迦さまが仰せのとおり、自分の接しかたでひととの絆を築きます。
未熟でも精一杯を認めていただける職場は稀です。
あいさつのひとが、わたしが眠ったあとmessengerくれました。
わたしは自分のことしかないって。相手がそうみえる自分自身がいちばん「自分だけ」なことにぜんぜん気づかない。
自分だけが傷つきたくない、聞きたい言葉だけを言わせる、言いたいことだけ言う、自分と家族のことだけ優先する......と思いをぶつけたら「もう終わり」と返事がきたので「二度となにか言ってくるな」やっとそういう気持ちになりました。

もうひとりの同期さん、今月末で終了だと聞きびっくりしました。
またまたひと駅ふたりで歩いて別れを惜しみました。
いまのところ、あいさつのひと以外とはうまくいっているのをみている彼女は別の仕事に誘ってくれました。
やっと一人前っぽくなってきたので辞めるには早いと思い、いつか辞めたら誘っていただけるようお願いしました。
きょうはｽﾏｰﾄﾌｫﾝ修理終わって代替え機を返しに行き、その足で前職のbossのところにお菓子を持ってあいさつに行きました。
我慢はしあわせになるためにするものだとあらためて感じました。
息を吸い続けたら苦しい。吐き出すのも必要です。
娘のﾒﾝﾀﾙｸﾘﾆｯｸで、学校長と担任と主治医とで談判しました。
担任は、こんな熱心な先生がこの世にいるんだと感動するほど素敵なかたですがやはり学校側のひとです。
学校長がひとこと詫びるならもとの学校に戻そうと決めていました。ですが残念なことに詫びはありませんでした。学校の判断が正しい、児相の指示に従った、自分たちは悪くないということでしょう。
学区外の学校に転校する努力はおしみなくするそうです。
娘の意志を尊重せずかわいそうですが、娘のためを思っての転校です。
ただ、立場や方法は違うけど、それぞれが精一杯娘を思って取った行動なのだとわからせてもらいました。

修理品受け取りの際に、ｼｮｯﾌﾟのｽﾀｯﾌのかたに、待ち受けの人物は誰なのか訊かれ、代替え機のﾎｰﾑをMikeの写真にしたことを照れくさく思い、でもMikeとJeffのことを説明できてちょっとうれしく思った日です。

Come Rain or Come Shine

高校3年...
漠然とした進学の夢を抱えてﾊﾞｲﾄばかりしていたころの楽しみはNHK-FMのｴｱﾁｪｯｸでした。
朝のﾎﾟｯﾌﾟｽと日曜日の18時からのﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ(番組名忘れました)が気に入ってました。
ｴｱﾁｪｯｸ後はちゃんとｱｰﾃｨｽﾄと曲名をｲﾝﾃﾞｯｸｽに書きます。
Barbra Streisandが歌ったｽﾀﾝﾀﾞｰﾄﾞﾅﾝﾊﾞｰをJeffが叩いていると知って...わたしっていまさらの連続だな～と嘆かわしく思いました。
Bee GeesのLiving Eyes ｶｯｺいいです。
おとなしく歌伴なんですけど、ﾌｨﾙｲﾝがさりげなく光っていて、このｱﾙﾊﾞﾑを持っていながら捨てたことをあらためて悔やみます。

きのうやっとあいさつのひとに詫びることができました。
10日ぶりのﾂｰｼｮｯﾄです。
「ﾚｲﾔｰが上がるならYokoに真っ先に言う」と叱られました。
平日に休むことも「周りに気を遣い過ぎだ」と不満げでした。「たばこ吸ってくね」と席を立つときにさりげなくbody touchしていきました。
土曜の夜に、平日にふたりで過ごしたいとmessengerがきて、ふたりで休むなんてとんでもない、土日は無理ですかと返信したらえらくおかんむりで...「もう終わりにしよう、疲れた」
messengerまでﾌﾞﾛｯｸされました。
わたしも腹が立って月曜からあいさつもしたくなくなり、無視しました。
そしたら火曜日の夜に、「勝手に誤解して勝手に怒る」とmessengerがきて...またどうすればいいかわからなくなりました。
わたしのことを面倒と言うけど、自分のことは?
ほんっっとに心底つきあいづらいひとだな...
故人を偲ぶ生活は無理?　
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