《アダージョ(adagio)》の確認と練習をしましょう。
ここでは一番シンプルな、《デヴロッペ(developpes)》で練習してみましょう。
《デヴロッペ(developpes)》には“発達した、発展した、成長した”という意味があります。
右足前の5番ポジシオンで準備しましょう。
先ず右足を“スュル・ル・ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン”を通って“ルティレ”に膝を引き上げます。
“ルティレ”の位置から爪先を前方(=ドゥヴァン)に動かしていき、きちんと膝・足首・爪先を伸ばします。
爪先より先に膝が前方を向いてはいけませんよ。そして、爪先から、と意識しすぎて無駄な力が入ってしまい、バナナの足にならないように気を付けましょうね。
足の裏の土踏まずのところで水を掬って、その水を零さないように足を前に出す、とイメージすると股関節や膝の“アン・ドゥオール”が守れますよ。
右脚を爪先までしっかり伸ばしたら、爪先から床に下ろして右足前の5番ポジシオンにおさめます。
脚は“下ろす”のです。ボタッと“おっことしては”いけません
また右足を“スュル・ル・ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン”を通って“ルティレ”に膝を引き上げて、今度は“ア・ラ・スゴンド”の方向に爪先を開いていき、膝・足首・爪先を伸ばしたら、爪先から床に下ろして右足後ろの5番ポジシオンにおさめます。
次は“スュル・ル・ク・ドゥ・ピエ・デリエール”を通って“ルティレ”に膝を引き上げ、後ろの方(デリエール)に脚を伸ばしていきます。
このとき膝が前向きに閉じて、足の裏から先に後ろに伸ばしていくことがないように気を付けて下さいね。“膝から先に”脚を動かしていく、とイメージすると股関節の“アン・ドゥオール”が守れますよ
爪先から床に下ろして右足後ろの5番ポジシオンにおさめます。
“デリエール(後ろ)”にデヴロッペをした後の5番ポジシオンは、骨盤が前に倒れてお尻が出っ張りやすくなりますから、きちんと骨盤を引き上げることも忘れないようにしましょうね
同じように“スュル・ル・ク・ドゥ・ピエ・デリエール”を通って“ルティレ”に膝を引き上げ、“ア・ラ・スゴンド”の方向に爪先を開いて伸ばし、最後は右足前の5番ポジシオンに戻ります。
《デヴロッペ》にもいろいろな動き方があります。“ルティレ”から伸ばした脚をまた“ルティレ”に引き付けてから5番ポジシオンに戻すもの。5番ポジシオンには戻さず“ルティレ”に戻して次の方向に脚を伸ばしていくもの。ドゥミ・プリエを伴うもの、ルルヴェで行なうもの。“ロン・ドゥ・ジャンブ”を伴うもの、“ドゥヴァン”“ア・ラ・スゴンド”“デリエール”だけでなく、“斜め”に身体の向きを変えながら行なうもの、など様々です。
ロシア派のメソッドでは“ルルヴェ・ラン”という、“ポワン・タンジュ”の位置から脚を上げていく動きもありますが、骨盤やトルソーをきちんと支えることの出来る筋力がなければ困難な動きです
この《デヴロッペ》だけでなくアダージョでは、上達するにつれてより高く脚を上げることを求められるようになりますよ
アンサンブル・ド・ミューズでは、骨盤やトルソー、軸脚をきちんとコントロールすることと正確に脚を動かすことを身に付けるため、大人の初心者に対しては上げた脚の最高点は90度以下でも としています。
ここでは一番シンプルな、《デヴロッペ(developpes)》で練習してみましょう。
《デヴロッペ(developpes)》には“発達した、発展した、成長した”という意味があります。
右足前の5番ポジシオンで準備しましょう。
先ず右足を“スュル・ル・ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン”を通って“ルティレ”に膝を引き上げます。
“ルティレ”の位置から爪先を前方(=ドゥヴァン)に動かしていき、きちんと膝・足首・爪先を伸ばします。
爪先より先に膝が前方を向いてはいけませんよ。そして、爪先から、と意識しすぎて無駄な力が入ってしまい、バナナの足にならないように気を付けましょうね。
足の裏の土踏まずのところで水を掬って、その水を零さないように足を前に出す、とイメージすると股関節や膝の“アン・ドゥオール”が守れますよ。
右脚を爪先までしっかり伸ばしたら、爪先から床に下ろして右足前の5番ポジシオンにおさめます。
脚は“下ろす”のです。ボタッと“おっことしては”いけません
また右足を“スュル・ル・ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン”を通って“ルティレ”に膝を引き上げて、今度は“ア・ラ・スゴンド”の方向に爪先を開いていき、膝・足首・爪先を伸ばしたら、爪先から床に下ろして右足後ろの5番ポジシオンにおさめます。
次は“スュル・ル・ク・ドゥ・ピエ・デリエール”を通って“ルティレ”に膝を引き上げ、後ろの方(デリエール)に脚を伸ばしていきます。
このとき膝が前向きに閉じて、足の裏から先に後ろに伸ばしていくことがないように気を付けて下さいね。“膝から先に”脚を動かしていく、とイメージすると股関節の“アン・ドゥオール”が守れますよ
爪先から床に下ろして右足後ろの5番ポジシオンにおさめます。
“デリエール(後ろ)”にデヴロッペをした後の5番ポジシオンは、骨盤が前に倒れてお尻が出っ張りやすくなりますから、きちんと骨盤を引き上げることも忘れないようにしましょうね
同じように“スュル・ル・ク・ドゥ・ピエ・デリエール”を通って“ルティレ”に膝を引き上げ、“ア・ラ・スゴンド”の方向に爪先を開いて伸ばし、最後は右足前の5番ポジシオンに戻ります。
《デヴロッペ》にもいろいろな動き方があります。“ルティレ”から伸ばした脚をまた“ルティレ”に引き付けてから5番ポジシオンに戻すもの。5番ポジシオンには戻さず“ルティレ”に戻して次の方向に脚を伸ばしていくもの。ドゥミ・プリエを伴うもの、ルルヴェで行なうもの。“ロン・ドゥ・ジャンブ”を伴うもの、“ドゥヴァン”“ア・ラ・スゴンド”“デリエール”だけでなく、“斜め”に身体の向きを変えながら行なうもの、など様々です。
ロシア派のメソッドでは“ルルヴェ・ラン”という、“ポワン・タンジュ”の位置から脚を上げていく動きもありますが、骨盤やトルソーをきちんと支えることの出来る筋力がなければ困難な動きです
この《デヴロッペ》だけでなくアダージョでは、上達するにつれてより高く脚を上げることを求められるようになりますよ
アンサンブル・ド・ミューズでは、骨盤やトルソー、軸脚をきちんとコントロールすることと正確に脚を動かすことを身に付けるため、大人の初心者に対しては上げた脚の最高点は90度以下でも としています。