先週末にはG20会合が行われましたが、心配されていたほどの大事にはなりませんでしたね。
「反保護主義」文言が共同声明から削除されてしまったことは、この先のことを心配させるネタになりましたが、「通貨安競争」の回避については従来通り盛り込まれたことでプラスマイナスゼロのニュートラルとなったようですね。
ただ、私のような無知な者から見れば、結局米国の思惑通りになってしまったようにも見えます。
つまり、自国通貨の切り下げを目的とした操作はダメだろうけど、貿易不均衡の是正を目的とするなら、多少荒っぽいことを実行しても許されるという理解も可能な声明文となっているからです。
さて、先週金曜日のNSでは、日中から持ち越した買い玉が利益水準まで上昇することのないまま、結局引け成で損切して終わってしまいました。
為替の動きにシンクロするしか能がない225先物の悲しさですかね。
ここから先は、今まで以上にエントリーポイントを熟考する必要がありそうですね。
そこで、連休中に改めてこの後の作戦を考えてみました。
225現物は、今のところ上にも下にも動きにくい膠着した状態で、正月から既に3か月ボックスの中でウロウロした状態です。
3月は、日足ベースで下落を明確にする場面もありませんから、この後春高に向けて行くかも知れないと、かなり大きな期待を持ちましたが、ドル円相場が全く逆に動き始めましたので、ここからの上放れはちょっと難しそうですね。
この保ち合いの中では、確実に安値を切り上げていますから、上を期待するのは当然ですが、ドル円だけを見れば、この後は下抜けすると考える方が合理的なようでもあります。
そこで作戦として考えられるのは、保ち合いの上下限からの逆張りでしょうかね。
例えば、ドル円は日足マイナス2σで112.0辺りですから、今はこの辺りを狙ってドルが売られたときの225先物の下げ止まりを狙うとか、225先物が直近高値の19500辺りまで上昇したときのドル円の下げ始めを狙うとか、何れも逆張りになります。
先物の安値は、今日日中で19200までありましたが、このレベルではまだ積極的に買える水準とは言えないだろうと考えて、取り敢えず今日は見送りましたが、2~3日のうちにそんな大きな押し目とか大きな吹き値があれば参戦しようと思っています。
安値目処として想定しているのは、先物で19000前後、19150を割れた辺りからの下げ止まりを探りたいですね。