今日はとあるエレベーターで下世話な話を聞いた。
他の会社の管理職らしき女性。後輩の男性をつれて訪問したようでした。
アポイントも無事終了して帰途についたところでしょう。
「通報した人、1000万円もらえるんでしょ。いっせんまんかあ」
「わたしこの間出張先で手配写真を見たばかりで、なんだか惜しい」
といった内容だった。
結構人並み以上の容姿の女性だったのでついつい注意深く聞いてしまった。
この点では私も下衆でゲス。
エロと金とおいしい物にはめっぽう弱い、というのが普通の人間なのでしょう。
もちろん私も。
でもこの正直な発言をされた男性後輩の親類縁者に果たしてサリンアタックを受けた人はいなかっただろうか、と想像しました。
そしたらなんとまあ無責任で浅はかな考えでしょうと、思わなかっただろうか。
年収1000万円はこの女性もおそらくもらっていることでしょう。
でも更に情報提供報償金で1000万もらおうというこのスケベ根性がたまりませんでした。
残念。きれいな人なのに。
松本サリン事件から地下鉄サリン事件までの経緯を掴むことのできなかった警察、報道の姿勢を先ず思い出すべきと考えます。
松本支部の設立に伴う立ち退き裁判の判事を殺害する目的で実行されたこの松本サリン事件。
初動で間違うと方向転換ができない硬直した組織であるのは、もしかしたら多くの日本人が抱えている問題かもしれません。
私は方向転換したいな。間違っていたら。すぐに。