<20220924>10年2カ月前に複製画ながら、その構図に大きな違和感を持った「窓辺で手紙を読む女」…それもそのはずで広過ぎると感じた背景の壁には何百年もの間キューピッドが隠されていたのです。
修復によって本来の姿であるキュービッドが現れた本物を観てみたいと秋分の日であった昨日、午前の仕事を終えて大阪市立美術館へ向かいました。コロナ禍にあって予約制…空きがあった16時半に予約したのですが、降っていた小雨は止み却ってラッキーでした。
予約制ながら物凄い人…お目当ての「窓辺で~」は何とか観られたと言った感じでした。しかし、修復された本物を観て納得…
11年程前に「フェルメールと言えば絶妙な構図の中にモデルを置くことによってその心理をうまく描き出している画家だと思っている」と書いた事に間違いはなかったと確信しつつ素晴らしい絵に感動しました。フェルメールに関しては他の作品でいくつかモヤモヤしている事があるのですが、最も違和感を持っていた絵の事が解決しスッキリ…会期終了間際で本来の姿を観る事が出来ラッキーでした。※写真=約300年もの間キューピッドが消されていた「窓辺で~」のクリアファイル、大阪市立博物館と日本で最も高い高層複合ビルであるあべのハルカス、本来の姿に修復された「窓辺で~」のクリアファイル。※参考=大阪市立美術館での“ドレスデン国立古典絵画館所蔵「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」”は明日まで。その後、2022(R4)年10月8日(土)~11月27日(日)は宮城県美術館で開催。
【検索用:窓辺で手紙を読む女】