わくわくするもの.blog

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ベナンに暮らす⑤

2014年09月10日 | ベナン暮らし情報
 ぼんじゅ~る。ベナンはまだまだ涼しく、時々雨も降って過ごし易い日が続いています。
上の写真は、私のトンボ玉さんたち。豪華なものではありませんが、へたうまな、美しさ。
200年ぐらい前に、ヨーロッパの職人の手によって作られたトンボ玉。
奴隷と交換してベナンに入ってきたという悲しい歴史があります。
 美しいものの背景には影もあります。影があっての、美しさなんだろうなあ・・・。
 
 今日は、ベナン暮らし情報の最後の項目、家で働くスタッフ(使用人)についてです。
私の知っている、ごくごく限られた範囲でのご紹介となりますこと、ご了承ください。

⑨使用人
 ベナンで働く外国人の家族のほとんどが、お世話になっていると思います。
慣れない環境下での暮らしは、正直、快適ではありません。停電・断水多いですし、
事故などに巻き込まれてもこちらのせいにされたり、家での盗難などのリスクも高い
ですし、蒸し暑くて何もやる気がおこらないような時季が半年以上続いたり・・・。
でも、信頼できるスタッフに恵まれれば、そんなストレスが大なり小なり解消されます。
ただ、雇い始めのころは、お互いの文化ギャップ、コミュニケーション不足などあり、
雇ったほうが逆に大変だなと感じることが多くあるかと思います。とにかく、何度も
繰り返し「自分はこういう理由でこうしてほしい」と伝えることが大切だと思います。
さらに、日本人のスタンダードとの比較はしないほうが賢明です。
きちんとしてくださった場合には、笑顔でお礼する、特別な場合には、チップを支払う、
お土産を渡すなどの気遣いがあってもよいと、私は思います。
逆に何度伝えても実行できない場合は、罰金制(遅刻一回3,000cfaなど)にしたり、
それがストレスになってしまうほどひどい場合は、3か月分の給与を払って解雇します。
なお、解雇する前に最低3度ほど解雇の警告をしていないと、たとえこちらに非がない
場合であっても、労働局に訴えられる場合がありますので、要注意です。

 使用人の職種は、運転手(ショフール)、家事手伝い(ボンヌ)、ナニー(ダダ)、
料理人(キュイジニエー)、警備員(ギャルディアン)、庭師(ジャルダニエー)。
稀ですが、プールの管理師さん(ピシニエー)なんていうスタッフを雇っている人もいます。
多くが現地のベナン人スタッフを雇っていますが、周辺国の外国人という場合もあります。
スタッフの探し方は、1)知り合いからの紹介、2)知り合い・前任者からの引継ぎ、
3)ホテルやレストランからの引き抜き、4)派遣会社からの紹介という感じです。
1)の場合、信頼している方からのご紹介が重要。変な人がくるとたいへんです。
2)の場合、安心できますが、自分の家の方針をはじめにきちんと伝えることが大切です。
3)は稀ですが、割高になるけど、きちんと仕事してくれるから安心と話を聞きました。
4)の場合は、とっても割高になりますが、トラブルが生じた場合の対応が楽です。

 労働条件はその家庭によって様々です。多くの場合が、月から土曜日(フランス人など
ヨーロッパの家庭の多くは土日休み)勤務、労働時間一日8~9時間、一年30日の
有給休暇という感じです。月給は、働く環境によって様々(雇い主があまり家にいないため
ほとんど任せられている、家にいる雇い主のサポート業務、いくつかの仕事を兼ねるなど)
ですが、私が数人の知り合いから聞いたりした、最近の相場はだいだい以下の通りです。
1)運転手→60,000~80,000cfa(12,000円~16,000円)
2)家事伝い→50,000~90,000cfa(10,000円~18,000円)
3)ナニー→70,000~80,000(14,000円~16,000円)
4)料理人→100,000(20,000円)←あまりよく知りませんが・・・
5)個人警備員→45,000~65,000(9,000円~13,000円)
なお、フランス人などの家庭では、上記月給+社会保険費20,000cfaちょっとを支払って
いるそうです。日本人の家庭では今まで払っているという人を聞いたことがありません。
さらに、残業をしてもらった場合は、1時間500cfa(100円)程度や、チップなど払います。

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