このブログについて
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。
年明けから、新作時代劇の放送が続きましたが、ようやく見ることができました。
まずは「大岡越前」
NHKのHPより
年明けから災害、事故、そして某事務所の件もあり、なかなか冷静に見よう・・・という気持ちになれなかったこの作品。
ストーリーはこちら↓
赤穂浪士の吉良邸討入から二十数年を経て、その事件の亡霊が大岡忠相(東山紀之)に襲い掛かる――!? 評判の良い町医者・中島隆碵(榎木孝明)とその妻・世津(中島ひろ子)が斬殺され、下男の直助(ゴリ)が下手人として捕まった。唯一の証人・おつや(南沢奈央)は記憶を失くし、直助は「おれは権兵衛、別人だ」と言い逃れをして裁きを翻弄する。吉良邸に討ち入りした赤穂侍にまつわる哀しい人間模様がこの一件に深く関わっていると気づいた忠相。はたして名奉行はどのような裁きを下すのか?(NHK HPより)
過去の「赤穂事件」をベースに、完全オリジナル脚本。チャンバラシーンはほぼなかったけど、ミステリアスで、余計なBGMもなく、とても見ごたえがありました。現代の「忠臣蔵」の考察を交えた後日談、というのでしょうか。
1時間半で、お白州シーンが何度出てきたことか。そうだなぁ・・・奉行と下手人との「裁判もの」みたいな感じ。
現代にも通じる様々な問題を交え、ちょっと盛り込み過ぎ?と思わないでもないですが、誰が下手人か、なぜ事件が起きたのか、緊張感のある駆け引きに、食い入るように見入ってしまいました。
こういうの、こういう新作娯楽作を見たいですよね。
レギュラー陣も安定感抜群。皆さん、特にベテランの方たちはお元気そうで何より。
シリーズ始まって10年。ますますファミリー感が増してきました。
ストーリー重視で、レギュラー陣のエピソードがないのが残念だけど、シリアスとコメディ部分と、いい感じで。
そして、ゲストも、榎木孝明さん、竹下景子さん、小野武彦さん・・・などなど時代劇経験豊富な面々で、短時間の出演でも、グッと引き締まります。
下手人の疑いがかかる、ゴリさんの芝居が、たまらなく憎くらしくて。上手いんですよね。彼がいいスパイスになりました。
回想シーンでの大石内蔵助役に、斬られ役で有名な峰蘭太郎さんをキャスティングするなんて、粋な計らいと言いますか、時代劇ファンには溜まりませんね。
これは、BSだけなく、地上波のゴールデンでも十分見てもらえる作品だったと思います。
ぜひお願いします。
さて、この作品の撮影中は、すでに東山さんは引退を宣言されていたはず。ご本人が決められたことなので、仕方ないことなのかもしれない・・・けれど、私は残念で仕方がない。
きっと、現場も複雑な気持ちで撮影が進んでいたに違いない。
でも、気のせいかもしれないけど、場面場面、セリフの一つひとつ、東山さんへのはなむけの気持ちが込められてるような、そんな気がしました。
今でも「時代劇チャンネル」で放送されてる、初代?加藤剛さん版「大岡越前」
私はほぼコンプリートしてますし、今でも見ています
芸達者な個性的面々のお芝居と、剛さんの穏やかな微笑みを見るだけで、心が休まるので(何視点で見てるんだ)
なので、東山さんでの新シリーズが始まった時は、いろんな意味で違和感がありました。
でも、30数年にわたり、数多の時代劇俳優や東映、松竹の撮影所スタッフから教えを受けた数少ない継承者で、10年経って地に足が付き(上から目線失礼)、これから!という時だったので、降板・引退は本当に残念で仕方がない。必殺も引き継いでましたが(あまり見てないけど)、ファイナルを迎えましたねぇ。
特にこの作品は、越前の生真面目さと、落ち着いた佇まい、所作を含めて、ようやく馴染んできたところだったのでねぇ。(何度も書いてもしょうがないけれど)