『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』横断車道(26)**<2003.11. Vol.26>

2006年01月10日 | 横断車道

川西自然教室のリーダー諸氏には「みちしるべ」への投稿も、いつも心して頂いている。諸氏の文才には、常々感動している。「みちしるべ」を意識して、必ず「道」に関連付けた文章をまとめておられる。しかるにコラムで関係のない事を書いて、道に外れるのは申し訳ない。でも…「アメリカ人よ、まじめに働け!」▼聞くところによれば、アメリカ人は40才までに生涯の生活費を貯め、以後は遊んで暮らすのが理想だとか。勤勉といわれた、一世代昔の日本人には考えられない事である▼アメリカでは、小学生にまで「架空の投資をさせる」教育をしているそうである。それを発達した教育と捉える、バカな日本の評論家がいるので、困ったものである▼そもそも「投資」とは、「マネー・ゲーム」のことである。アメリカでは「ZERO SUM GAME」と呼ぶ。投資の全部を加えると必ずゼロになる、その事から来ている言葉。誰かが得した分、必ず誰かが損をする。今日、世界で最も金融テクノロジーが発達しているのは、言うまでもなくアメリカ。世界のマネーはアメリカ資本(アメリカ合衆国ではない!)に、吸い上げられつつある▼2億5千万のアメリカ人が10の暮らしをする為に、発展途上国の50億の民が、額に汗して2を稼ぎ出して、半分をアメリカ人に搾取されなければならない。基本的には、その怨みでアメリカ人がテロの対象になっている▼被害者は発展途上国だけではない。今ターゲットになっているのは、15を稼ぎ出せる1億の民から、3分の2をピンはね出来る国である。540兆円ものGDPを誇る国から、簡単にハネられるし、怨まない国民性。何とか泉と言う、その国のリーダーがアメリカにベタベタの今ほど、チャンスはないということだ。何故、アメリカにベタベタかは、又の機会に▼資本主義の企業は投資家にとって、設立時と破綻時が、一番の儲け時である。日本の企業の大半は、本業では黒字でありながら、バブルに踊った有利子負債が破綻原因である。民事再生すれば負債は5分の1に圧縮される。本業でもリストラの嵐を巻き起こせば、小さいながらも優良企業が再生される。2足3文で買った企業が、短期間に多額で売却できるのである▼アメリカのハゲタカファンドは、企業再生の申し子。日本の証券会社が慌てて、企業再生ビジネスに取組んでいるが、太刀打ちできない。ブッシュの命令で、何とか泉と平蔵君は、日本経済を破綻に導くプログラムを、営々と進めている▼アメリカ戦略の経済のグローバル化は、人類生活に必要以上、急速な経済拡大を体現する。マネー・ゲームの機会拡大を期待して。それは直接、地球環境の破壊に繋がる「道」でもある (コラムX)

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