パリの日記 パティシエ卵の話

フランスでの留学生活・パティシエ生活・画家生活を綴ります。夫(アゼルバイジャン人)と息子も登場します。

13週目 検診

2015-07-31 10:11:20 | 妊娠中

13週目の検診に行ってきました。
先週エコグラフィー専門で撮ってもらった写真と、詳細な結果を持って行きました。そして、先生の手元には、エコグラフィーの日に採血した結果が届いており、トリゾミー21(ダウン症)の検査結果を教えてもらいました。

エコーで撮った胎児の首の後ろの厚さ、血液検査ともにとりあえず問題ないとのことでした。もしここで数値が悪ければ次の検査にステップアップなのですが、私たちはここでダウン症の検査は終了です。
ちなみに、トキソプラズマも陰性なので、これから毎月検査をしなくてはならいないそう。
約六年もフランスに住んでいてトキソが陰性なので、同じ調子で暮らしていけば問題ない!とは思うのですが、今は妊婦。体の劇的な変化と抵抗力の低下を痛感しているので、やはり注意しないといけませんね。


この日はエコーもして胎児に特に問題がないとのことで、ようやく「vous attendez un enfant」という資料を作成してもらいました。妊娠14週の終わりまでにCAF やsécurité social に提出しなくてはならない妊娠の申告書です。

あー、ようやくここまで来たー、というのが感想です。

胎児はいたって元気なもよう。頭から尻まで8,4センチに成長していました。1週間で2センチも大きくなるんですね。しかし母性の目覚めは特にまだなしです。お腹のべべちゃん、愛しい~。ラブラブ。ってところまでいきません。
でも、以前感じていたお腹の中の「異物」から→「お人形さんみたいなもの」が入っているに変わりました。エコーであれだけ人間の形を見ればね~。

アゼルバイジャン人の父性の目覚めのほうが私の母性の目覚めより今のところ優っています。
早く生まれてきて欲しいようで、待ち遠しくて仕方が無いそうです。



つわりが復活

2015-07-28 03:41:40 | 妊娠中

妊娠5週目頃から始まったつわりは、9週目には落ち着いて、舌の苦い感じや甘い感じがほとんどなくなってきていました。あー、これで食欲が止まらない時期がようやく来るんだわ。食べまくるぞー!!と意気込んでいましたが、どこか完全回復でなくて、においつわりもあるし、なんてといってもお茶類が全然飲めないし、甘いものも食べたいと思いません。
完全回復までにはまだまだかかるのか、と思っていたところ、13週目にして、つわりが復活したではありませんか!!!なんということ!!!

妊娠してから鼻の粘膜がからからに乾燥して鼻の掃除をすると必ず血が混ざっていましたが、この鼻の粘膜の乾燥はつわりがひどい時におきているのに気がつきました。つわりの症状が緩和していた時は鼻の乾燥は気にならなくなるのです。ホルモンの関係かね?。ということで、ここ最近は鼻の乾燥も復活して、喉が痛いです。呼吸が辛いので、何か対処法はないものかと、、、。鼻の穴にヒアルロン酸的な化粧水を塗ると少しは楽ですが、それでも喉に直接風があたるような感じで呼吸が辛い~。家の中ではマスクが手放せません。

ということで体調も再び急下降。だるいのひとことにつきます。
そして、つわりの最中から、今年の夏は一時帰国をして、食べたいものを食べまくるぞー!!と意気込んでおりましたが、両親に飛行機に乗らない方がよい!!と強く言われて、帰国は断念いたしました。
折角授かったのだから大切にしなさいと。
確かに、流産した場合、私は若くないので、次があるかわかりませんし。不必要なリスクはとらないことにしました。ということで、次の一時帰国は一年後でしょうか、、、。

お惣菜が手軽に買える日本のスーパーやコンビニが恋しいわ~。
自分で作らないで和食がお腹いっぱい食べたい~。





12週目 エコグラフィー専門

2015-07-23 13:54:32 | 妊娠中
いつも通っている産婦人科では、妊娠発覚時の5週目、そして8週目の検診で、その都度経膣超音波で子宮内をみてくれましたが、12週目は紹介されたエコグラフィー専門家のところで腹部の上からのエコグラフィーをしました。トリゾミー21(ダウン症)の検査で胎児の首の後ろの厚みを測るためです。
この日もアゼルバイジャン人は半休して来てくれました。

お腹もほとんど出ていないのに腹部エコーで見えるのかいな??、と思いましたが、それはそれは綺麗に見えました。頭からお尻までの長さは6,7cmしかないのに、人間の形をしていて、指まである!!そして動くは動くは!!。前回8週目に見た時は、2,2cmのミジンコにしかみえなかったのに、驚異的な成長に驚きました。

先生が

「性別知りたい?」と、、、。

え!!12週でもうわかるの!?知りたいか知りたくないかなんてまだ考えて無かったのですが、そこはアゼルバイジャン人が即答で、

「はい!」と。

アゼルバイジャン人、こういうのに弱いんですよね。隠されると気になる性格で、、。

ということで、胎児の体格からして70%男の子だそうです。



あ~、やっぱり。私、そんな気がしていました。


あの夢は現実になってしまうのでしょうか。


夢の話を知っているアゼルバイジャン人はニヤニヤしながら一言、


「二人目をつくればいいんだよ」と。

一人目もまだ産んでいないのに!!なんて楽観的な思考!!
縛られた夢を変えるには、現実を変えるってことね!
さすがアゼルバイジャン人!!おかげで私は気分がスッキリしました!


ちなみに、エコグラフィーは撮ったエコー写真20枚くらいをプリントアウトして小冊子にしたものをもらいました。
しかし、診察料は150ユーロ。高くないか!? セキュ(社会保険)とミチュエルで約半額が戻ってきました、、。
自己負担77ユーロ高い!
冊子にしなくていいからもっと安くして欲しいわ。

22週目もこちらでエコーをするので、日程を予約して帰ってきました。










4、5年前に見た、とある夢の話

2015-07-21 00:58:08 | 妊娠中
寝ている間に見る「夢」とは、大抵忘れるもの。

でも、決して忘れない夢がある。


それは、まだ日本にいた時、4、5年前に見た夢。


私は末期の病人で、畳の上に敷いた布団に伏している。


そして、私の頭の近くで、5歳くらいの男の子が一人、正座をし膝の上に手を置いている。


あぁ、この子をたった一人、この世に置いていくなんて。心配で心配で無念でならない。



そして、ハッと起きた時には泣いていた。そして、それまで感じたことがなかった「無念」という言葉の意味をはっきりと理解した。小さい子を残して死にいく親の気持ち。こんなに強い気持ちなら地縛霊にもなっても不思議でない。


その夢を見てからというもの、いつか妊娠して、もしそれが男の子なら現実になってしまうのではないか、とか、それならこのまま妊娠しないほうがいいのかな。と、頭の隅で考えるようになった。


妊娠がわかった時は、この夢のことが最初に頭をよぎったのですよ。

そして、今、お腹にいる子の性別が気になりますが。
なんかね、個人的には男の子ではないかと思うのです。






二回目の検診

2015-07-17 18:15:54 | 妊娠中
前回産婦人科で胎嚢を確認して以降、三週間ぶりの検診でした。
妊娠8週目。

アゼルバイジャン人も一緒に行きたいということで、この日も仕事を半休。
早速、診察台に上がり超音波で見てみると、22mmのエンブリオン(胎芽)確認!!2頭身です。
ミジンコみたいでした。

アゼルバイジャン人もくいるようにモニター画面を見ています。と、その時、先生が、
「今、動いた!」
アゼルバイジャン人も見たそうですが、私は見逃しました!私、見てない!

そしたら、先生が私の子宮あたりをグイグイ押して、
「動くかなー。」と
その時、エンブリオンの足がブルブル!と痙攣?動いた?のです。

そして先生がおもしろいものを見せてあげようと画面を切り替えると、
「ドッ ドッ ドッ、、、、、、」
と心臓の音が!!!
「オォー!!速い!!そして、生きているー!!!」と私。

先生は仏様のような微笑みで、
「もちろんだよ。すごいね!」
と言っていました。私は、そう言う先生の表情を見ながら、先生は何度こういう光景を見ても、すごいと感じるんだ。生命の誕生を職業的に当たり前と思わず、毎回新鮮な気持ちで見ているんだと、診察台の上でそういうことばかり考えていました。

というのも私は、つわりを経験してからというもの、お腹に異物が入っていて、そのせいでつわりが起きると思うと、お腹に愛しい赤ちゃんがいる、などとまだ思えないのです。私の中では、まだ「異物」なんです。
妊娠してからというもの、自分の体の変化が大きくて、それにショックを受けている感じです。自分ではコントロールできないもどかしさ。ということで、母性の目覚めまでにはまだ時間がかかりそうです。
お腹のエンブリオンに愛情が湧くのはいつなんでしょうか。出産まで愛情が湧かなかったらどうしよう。かなり心配です。