パリの日記 パティシエ卵の話

フランスでの留学生活・パティシエ生活・画家生活を綴ります。夫(アゼルバイジャン人)と息子も登場します。

2020年とは

2020-12-26 06:43:10 | パリ生活2020
このブログにいらして下さる皆様、更新しないのにも関わらずいつも訪問ありがとうございます。
年内は更新はしないであろうと思っていましたが、最後に今年を振り返ってみます。
今年は最後の最後まで色々とあった大変な年でした。

昨年末に産まれた娘の育児をはじめ、アゼルバイジャン人の夫の甥っ子との同居生活(7月まで)、これだけでも生活が変わって大変でしたが、これにコロナウィルスというものが加わり、今年は本当に大変でした。日本とアゼルバイジャンへの一時帰国の中止、サロンドートンヌ 2020に再び入選しましたが開催三週間前にウィルスの拡大のため中止が決定。そして、極め付けは二週間前に夫のお父さんがコロナで亡くなり、その四日後に夫のお母さんもコロナで亡くなりました。夫と兄姉でなんとか両親を助けようと必死でしたがそのかい虚しくこのような結果になってしまいました。
一週間で父も母も失い夫も憔悴しきっていました。
今アゼルバイジャンはコロナが蔓延しており、義両親は病院で感染してしまったのです。そんな中、夫は本日アゼルバイジャンへ出発しました。現地の人を含め誰一人としてアゼルバイジャン行きに賛成の人はおらず、もちろん義母も生きていたら絶対に渡航を反対していたはずですが、それを知っていても夫は出発しました。一度に両親を亡くし、死に目にも会えず自分の心をどうすることもできなかったのです。せめてお墓参りをしたら両親の死をもっと実感し、どうしようもない悲しさや辛さに向き合うことができるのではと確信に近いものを持って渡航の決心をしたのです。しかし今回の出発は本当に困難の連続でした。これは行ってはいけない警告であると夫も理解していました。

ほぼ毎日かかってきていた義母からの電話ももうありません。ああ、とっても静かだと夫は涙を流していました。
毎月、実家に送金していたのも、明日このお金を送ったらこれが最後、それがお墓代なんて、と泣いていました。
毎回アゼルバイジャンに帰る度に、義母から頼まれた化粧品ももう買う必要はありません。手元に届く化粧品会社のダイレクトメールは義母のためにとって置いたけどもうそれも必要ないのです。そしてもっと料理を教えて貰えば良かったと今更思います。
そして、義母は毎日電話かけてきてはうちの夫や兄姉もちろん、孫もいつも気にかけては心配していました。義母の分も夫をと子供を大切にします。
アゼルバイジャンに行く度に、帰りは必ず義父が空港まで見送りに来てくれました。私たちの姿が見えなくなるまでいつも手を振っていました。私が最後に行った2018年の時、この風景はあと何回みれるのだろうか、まさかこれが最後でなかろうかとふと思って涙しました。

ナナとババ、安らかに眠ってください





毎日の食事

2020-05-24 02:49:41 | パリ生活2020
いつも作っているものを写真に撮っておきました。
よく見ると手の込んでいないのがよくわかります。

ピカーの鯖


肉が続いたらとりあえず鮭


パスタが続けば、ミートソースご飯です。


干しシイタケが手に入ったらとりあえず太巻き



料理に困ったらとりあえず手羽先



料理する気が起きないときは出来合いのコルドンブルー(鶏肉にチーズが入っているもの)



久しぶりのうどん 昼食



とりあえずササミと言ったら、インゲンとガーリック炒め



息子の要望でシュークリーム


白米を炊く日は、我が家の青年がお米に醤油を大量がけ。醤油差しの三分の一がなくなります。


ラマダン(イスラム教の断食)の最終日は特別食にしました。
肉詰めのドルマと豆のスープ


何か皆さんのご参考にもなれば、、、。

我が家に同居中の青年(アゼルバイジャン人)について

2020-05-22 08:05:01 | パリ生活2020
この件にをずーーーーーーーと前から書きたかったのですよ。

我が家に昨年の9月から同居しているアゼルバイジャン人の青年がいます。
うちのアゼルバイジャン人(夫)の姉の息子です。つまり夫の甥っ子です。
その青年は現在17歳。パリの高校に通う三年生です。

青年はアゼルバイジャンのバクーにあるフランスの学校に中学生の頃から通っています。なのでフランス語は問題なく喋れます。
なぜ、高校三年目という中途半端な時期にパリの高校へ転校してきたか?というと、、、それはアゼルバイジャンでのフランスの高校で同じ学年の生徒が一人しかいなかったということと、徴兵制度から逃れるためという理由から。なので未成年ではありますが、うちの夫が法的な親権者となって面倒をみています。
私は同居は反対でしたよ。ぶっちゃけ面倒臭いでしょ。 青年をどのような立場で我が家に迎え入れるかと夫に聞いたら、家族の一員ではなく、招待者として迎え入れると言われたからです。上げ膳据え膳、快適に過ごしてもらうってことですね。

食事した後は、食器はテーブルにそのまま放置、一度も洗ったことがありません。
ジュースやマヨネーズなど要冷蔵のものも、自分が使った後はテーブルに放置。
自分で料理を作った後は、ミキサー、フライパンなどの調理道具は台所に放置、一度も洗ったことがありません。
ゴミ捨ても一度も行ったことがない。段ボールなどの大きいゴミが出たらなぜかベランダに放置。
冷蔵庫を開けたままで料理を始める。 床にこぼしても気づいてないのか?面倒なのか?そのまま。
う◯こが便器の底にこびりついたまま放置。などなど日本人の私の目に障ることが毎日です。
私がアゼルバイジャン人だったら、全然平気なんでしょうが。

今まで実家でやったことがないから、我が家でもやらなくて当たり前なんですね。
夫が青年の責任者といういうことなので、上記のことは夫が責任持って綺麗に片付けます。

そしてこの青年は携帯電話中毒なのか、起きている時間の98パーセントは携帯電話を見ているか話しているかです。
もちろんトイレにも持っていく。そして、食事中も一人でイヤホンをして携帯の動画を見ながら食事をします。もちろん私たちと一緒に食べている時もです。だから、食事中は夫も私も青年には話しかけないですよ。まるで青年がいないかのような会話になります。
息子がいる手前、青年の食事の態度は良くないと夫に言ったら、夫は、アゼルバイジャンにいる時からずっとこうだからそのままにしている。と。そして、青年の両親もいつも携帯を見てるか電話をしているかだからしょうがない、と。
青年は、日中、自分の部屋にこもっていますよ。部屋から出るのは食事とトイレくらいです。息子と遊ぶことはほとんどありません。息子がたまに青年の部屋に入っても、「出てって、ドア閉めて」と言われるようで、よっぽど用がない限り部屋には行かなくなりました。
今時の高校生ってこんな感じなんですか?

この青年、17歳ですがかなりの人種差別主義です。自称、「アルメニア人、アラブ人、中国人は大嫌い。アゼルバイジャンは素晴らしい国」。なんです。幼い頃から、父親と父親の方の祖父から色々な事を叩き込まれているらしく(夫がそう言っていた)。でもね、この前、食事をしている最中に「アラブ人は大嫌い」とか息子の前で言ったんですよ。そしたら息子も真似して「僕もアラブ人が大嫌い」と言ったんですよ。アラブ人がどう言う事を知らずに。私、それ聞いた時、心が激昂しましたよ。夫が後ほど、青年に息子の前ではそういう発言はしないようにと言ったようですが。ちなみに、私は直接青年に注意はしません。青年の責任者は夫なので、青年に言いたいことは夫を通すことになっているのです。

そして、先日、なんと青年が電車タバコを隠れて吸っていることが判明。(証拠物押収済み)。こちらでは成人は18歳!から。
バニラのアロマキャンドルを焚きながら、バニラ風味の電子タバコを吸って、隠しています。


昨年は、鉄道のストライキから始まり、ウィルスで学校閉鎖と、昼間いることが多いので毎日の昼食を考えるだけで疲れます。なんせお客様ですからね。毎日、何かしらのストレスはありますよ。でもなんとか同居生活も8ヶ月を過ぎました。
9月から大学生の予定です。そこからは一人暮らしをするようなのです。(ホントかいな?)

手用アルコール消毒液が薬局で、、、。

2020-05-22 07:56:57 | パリ生活2020
こちらパリ(我が家はパリ隣の郊外ですが)では薬局ではマスクと同時にアルコール消毒液も再び販売されるようになりました。

が、!!!!なんと!!!!近所の薬局でこんな張り紙がありました。

「消毒用アルコール液を一リットルまで無料で補充いたします。開いた容器を持参ください。」

うちの近所の薬局2件でこのような張り紙をみました。

我が家の手用消毒ジェルはまだあるので補充の必要はありませんが、なくなったら頼んでみようかな、と思います。

フランス、明日から外出禁止が解禁されます!

2020-05-10 23:02:50 | パリ生活2020
はい、どうもー!!

何ヶ月ぶりでしょう!ブログを更新するのは!
昨年10月に出産後、毎日フル回転でここまでやってきましたーーー!!!!
風邪の一つもひかず、元気にやってこれたのは有り難かったです。

4月に予定していた一時帰国も、このご時世のこと、中止になり2年ぶりの帰国もまた延期になりました。
予定の立て直しといきたいところですが、それもまだまだ先になりそうです。年内に帰ることができれば良いですが。

フランスでは明日から外出禁止が解禁されます。同時に幼稚園、小学校が再開する予定ですが、私の住む町はパリに隣接する県ですが市長は18日以前に再開することはないう立場でのため再開しません。
そして、多くの親も18日以降は預けないという人がほとんどだとか。つまりは9月まで行かせないということです。先日学校から子供を18日以降はに預けるか否かのアンケートがきました。うちは、状況改善によっては6月以降に預けたい旨を返信しました。学校が再開しても全部の学校は再開せず統合されるようです。もちろん担任の先生も変わるということです。
外出禁止になって以降は、先生が毎日アクティビティをメールで送ってくれます。それをこなしつつ、たまに写真を送っては「やっているアピール」をしています。

息子は4歳4ヶ月、ひらがなを全部覚えました。今は書く練習をしています。

娘は7ヶ月、離乳食も良く食べてよく笑う子です。