築70年の住宅
立派な材料があちこちに使ってある。
が、間取りは悪いしあちこちにガタがきてるし、何より冬が寒い。
リフォームを考え始めると今まで目にもとまらなかった広告の文字
「古民家再生」
話を聞くうちに夢が広がり、古民家再生の魅力に惹かれていった。
同時に膨大な金額の見積りがでてきた。
古い家を今の建築企画のレベルにするには膨大なコストがかかります。
ましてや古民家再生なら更に膨大になります。
そもそも昔の建築は今の建築と考え方が違うんです。
物の無い中で作り手が智恵を出して建てていた家ですし。
古民家再生は、新築を1軒建てるくらいのコストがかかります。
維持していくにも多くのコストがかかります。
それでも維持したいかを、まず考えてください。
古民家再生・・・いい言葉です。
でも相応のコストがかかるという事がかかります。
古いモノを大事にするのは、大切に維持していくのはすばらしい事かもしれません。
しかし・・・そこに住む家族の幸せが何より大切です。
限りある予算ときちんと向き合ってくださいね。
預金をたくさんお持ちのご家族。
新築をされる時に、現金払いを多くして、ローンを少なくする。
金利の分の支払いが勿体無いからと。
テレビや住宅雑誌に出てくるファイナンシャルプランナーの中にも、現金払いを多くするのがオススメですと言及する人もいる。
う~ん。一概に言えないのではないか?
ご夫婦で、旦那さんが大黒柱。お子さんが小さいなら手元に現金を残しておく事をオススメします。
特に今は低金利の時代ですし。
30代で現金で家を新築されたご夫婦。
旦那さんがその3年後に亡くなられた。
残ったのは借金の無い住宅だけ。
小学生の2人のお子さんを抱えた専業主婦の奥さんは、とたんに家計が苦しくなった。
もし、ローンを組んでいたら・・・
団体信用生命保険で残りのローンは処理されて、手元に3000万円近いの現金が手元に残ったはず。
まさか自分の身にはと思うでしょうが、最悪に備えるのは大切です。
住宅ローンを組んでから10年後に子どもの成長や自分達の年齢に応じて、繰上げ返済をすれば最初に現金で払ったのと同じ程度の総支払額に圧縮することができます。
目先の損得ではなく、住宅も住宅ローンも生涯で考えてください。
万が一という嫌な想定もしてください。
住宅ローンの現金払いとローンの割合で悩んでいるならご相談ください。
専門のファイナンシャルプランナーをご紹介します。
メリット・デメリットを聞いてからでも決断は遅くは無いです。
逆に預金額が少ない人は、目先の金利だけみて変動金利にしないでくださいね。