【 干し柿 】

異常な高血圧の下で、食べる意欲までがなくなった、
その反動で「飢えた鬼」に化した１０月以降、長らく食べる気
も起きなかったモノをずいぶん食べた。

その一つに干し柿がある。
阪神間に散在する高級スーパー（東京の紀伊国屋に相当）
イカリ・スーパー西岡本店に行ったら、そこになんと８種類
もの干し柿が売られていた。
実の厚みで最高と判定したのが市田柿というブランド？

中に種が多いのが難点だが、砂糖とはまた違った甘さの強い
美味しい干し柿を、ボクは何十年ぶりかで堪能した。

日本に砂糖がもたらされたのは、たぶん信長の時代で
十六世紀の後半だと思う。

紫式部の時代、宮廷を中心とした官能に溺れた時代の公家
たちだって、いくら「この世をばわが世とぞ」思おうと砂糖の
甘さを楽しむことはできなかったのだ。
道長に「ザマ～見ろ」って言ってみたくなる。

干し柿を十個近く食べたら、もう見るのも嫌になった。

ボクはこのやり方で、かつてバナナを嫌いな物に変えた
ことがある。
獅子文六の短編に、バナナ好きから脱する方法として
嫌になるほどを一気に食べて、それで縁を切ったハナシが
あり、そのひそみに倣ったわけであった。


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【 自浄作用を欠く民主党 】

来週になれば、通常国会が始まり、国会議員の会期中
不逮捕特権に逃れることができる。
それが分かっての小沢の名古屋・大阪への逃避行だろう。
明日東京へ帰り着いてそこでの逮捕となれば結構なんだが。

石川元秘書の逮捕が先だろうが、巨悪の大本山・小沢を
捕らえて吐かすのが一番。
何かといえば「法に触れていない」と居直るが、法に触れた
か否かを判断するのが司法当局である。

鳩山だって、秘書たちが起訴されて罰を受けたら、本人
連座で選挙権を失うはず。政治指導力なんかてんで無い
こと明白になったんだから、もうサッサと首相の地位から
降りなさい。
アンタには小沢を幹事長に据えて強権を与えた大罪がある
と知りなさい。

民主党の新議員だって、ホンネじゃ小沢なんか不要だろう。

ついでに旧社会党の面々とも袂を分かちたまえ。
そうして初めて、まことの国民政党ができあがる。

福島瑞穂の党との連立なんて、選挙時には国民の大半が
知らなかったんだぜ。


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【 自民党の再生は無理 】

党首が谷垣とは知っちゃいるが、党三役は誰がやっている
のか、それさえが見えないまでに、マスコミ報道から自民党
の存在が消えている。

民主党首脳部の面々が、あのザマだから、本当は民主党に
とって代わる受け皿が必要なのだがあの自民党に復活して
欲しいとは、いまさら誰も思わないであろう。

このまま動きがなかったら、４月の統一地方選挙、それに続く
参議院選挙で、またもや小沢に大きな顔をされてしまう。

若手のホープと呼ばれた諸君！
新党をいくつか立ち上げろ。
みんなの党の渡辺喜美に下に馳せ参じるのも一手。

新党をいくつか作り、それが合併を繰り返して国民党とでも
呼べそうな党組織を創るのだ。

戦後の財閥解体でバラバラにされた、三井物産も三菱商事
も、そうやって新結束を果たした。

山崎拓はもとより、青木・森・二階・古賀・片山などの古手を
一気に葬るグッドチャンスじゃないか。


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【 鍋焼きうどん 】

久しぶりの外食である。
オフイスを出て５分ぐらいの所に全国チェーン展開のグルメ
杵屋の店がある。

寒いから「鍋焼きうどん」を注文。
海老天、餅、きのこ類、卵などが入っている。

あれからもう二十年にもなろうか。
大阪のど真ん中にオフイスを構えていた頃にはヒルメシを
どこで食うか迷うほどに店があった。
仕事も多かったが、グルメにもなった。

ここ、神戸第二の人工島には、ロクな店がない。
稀に良い店の出店もあるのだが、夜の需要が皆無に近い
から、みんな潰れていくのである。

杵屋のそば・うどんは一応の水準にあるが、この店の欠点は
海老天の揚げ方がまことに下手である。

昔は蕎麦屋の修行に、天麩羅を上手に揚げることが重視
されていた。
だから蕎麦屋で結構な海老天が食えたものであった。

三人分の代金が２６１０円だから、単価は８７０円となる。
バブル期には千円以上だったから、それなりに牛丼や
ハンバーガーを見習っているのかもしれない。


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【 ただ今体重５０キロ 】

人にもよるが、透析患者の多くは尿がつくれない。
つまりオシッコに行く必要がない。

飲み会なんかで、次々とトイレに立つのを見ていて不便な
身体やなと哀れんでやる今日この頃であるが、次の透析
まで６回乃至９回ある食事で摂取する水分のすべてが次の
透析まで体内に留まることになる。

幸いにして、さほど酒が好きな方じゃなかったから、日本酒・
焼酎・ウイスキー・ブランディ・ワインの順で飲むのをやめた。
最後に残ったビールだけが難敵であった。
ＣＭで美味そうに飲むタレントたちが憎いと思えた。

そのビールとも縁が切れて、透析での除水量が減り、心臓へ
の負担も軽くなって、楽な透析患者になれた。

去年の５月に行った「脊柱管狭窄症」の手術が大成功で、
今週はずっと歩いての通勤になっている。
当初ふくらはぎに来た腫れも引いて、小走りぐらいはできる
ようになったが、昨夜から今朝にかけて、神戸は今冬最低
温度を記録している状況だから、ムリをしちゃいけない。

「新・腰痛治療日記」シリーズで書いたことだが、異常な
高血圧で脳が機能しなくなり、パソコン操作はおろか、
食べる機能までが失われてしまった。
好物であった物までが食べられない。
そんな日々が約１００日も続いた。

５６キロあった体重が４８キロまで激減した。

１０月に入り、食欲が回復して、今度は餓鬼になった。
文字通りの「飢えた鬼」である。食前・食後に「おやつ」の類を
食べて、夜中にも空腹感で目が覚める。
で、冷蔵庫の中のシューアイスを齧っていた。

それも、もう終わった。
だからパソコンに打ち込んでいる。
もう殆ど元の身体に、特に脳の働きに戻ったのじゃないか。
ブログの増産は嬉しさのなせる業である。

さて、今日のヒルメシには何を食べようか。


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【 日本航空（５） 】

若いときからの仕事柄、海外出張の回数は数え切れない。
それだけ空の便の利用度が高い。

それ故か、ボクの手元には数多くの航空機グッズがある。
スプーン・ナイフなどの食器、マドラー、タンブラー、プレート
等などである。

中には今は存在しないかつての有名航空企業、世界の翼
と謳われたパンナメリカン、ＢＯＡＣ、ＳＡＳなども。
いずれも航空機会社のロゴかマーク入りじゃないとダメ。

特に日航のファーストクラス用に使用されていた銀の食器類
が最低でも三人セットぐらいある。あれはいまやレア物となった。

いえ、いっぺんに盗んだわけじゃありません。毎回１個か２個
をネズミが曳くように蓄えたものばかり。

タンブラーだけで、およそ２０個ばかりあるが、日航と今は
亡きスイス航空のものが断然多い。

ＪＡＬでヨーロッパに行くのに、アラスカのアンカレッジを経由
していた時代。北極圏を通過するだけで、日航は留守宅に
証明書を送付するサービスを行っていた。

古き良き時代の華やかな思い出。
見る影もなく凋落した今の姿を見るのは悲しい。


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【 身体の科学 】

ＮＨＫの「ためしてガッテン」という番組は、難しいハナシを、
志の輔と小野アナとの軽妙な司会で、やさしく解き明かして
いく番組である。

誰もが目を輝かす「ダイエット」だが、体重を記録するだけで
「やせることができた」となれば、特に女性の期待は大き
かったろう。
女性ホルモンが脂肪燃焼に重要な働きを持つとは、おそらく
最新の研究結果であろう。

女性ホルモン２種が主役。

エストロゲンは内臓脂肪を燃焼させてエネルギー化させる役目。
プロゲステロンは皮下脂肪を蓄えて、予備燃料タンクを
充たす役割。

排卵の時期に合わせて、食べることのセーブ期間と大胆に
食べてよいと割り切る期間があるとの、有難いお話が途中
で時間切れとなった。
おそらく来週の視聴率は上がるであろう。

でもね。女性ホルモン２種の自動的な役割で、自然に脂肪量
の調節ができるのなら、元々女性はこの２種のホルモンを
分泌していたのだから、おデブはいないことになりはしないか？

「身体の科学」は奥が深い。


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【 小沢一郎 】

疑惑釈明のための記者会見だったはずが、法を犯したことは
無いと断言し（それを判断なするのは司法であって手前じゃない！）
先の衆院選挙での民主党圧勝が国民支持の証拠とほざいた
小沢一郎には、もはや国民の常識は通用しない。
検察の上層部には小沢に迎合する気配もあるが、現場の
若手は巨悪の摘発に真剣に見える。

この道はかつて田中角栄が歩み、金丸信もまた歩んだ。
今朝の日経紙は「民主は見守る」とあった。
「民主は断固小沢を守る」とは書いてなかったのがこの党の
ホンネを垣間見せている。
小沢ガールズ＆ボーイズも、小沢なんか居なくても腐敗
しきった自民党に対抗する姿勢だけで勝てたと知るべきで、
ぞろぞろ北京について行くんじゃないよ。

小沢には天皇軽視の姿勢も問われる。
それも、あれだけ反日に徹した江沢民の息のかかった男
への迎合の故である。
徳川秀忠、足利義満と肩を並べることになり、小沢は
満足げに見える。
悪人である！


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