作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【上園投手初登板 】

2008-05-25 18:00:21 | 10 我ら猛虎党

タイガースは今日も逆転勝利で、これで31勝15敗。
今年の先発陣は、早々に福原が戦列を離れたこともあり、
安藤、岩田、下柳と僅かの三人だけに、五回もてば結構
といった程度に頼りない二人の外人でまかなってきた。
良くぞこんなスタッフでリーグトップに居れるものだ。

去年の新人王の上園はどうしたのか?
ファンがやきもきしていたが、今日の西武戦でやっと勇姿
を見せてくれ、昨年と変わらぬテンポの良い投球術を示して
くれた。ここにきての上園の参加は大きい。
これで不調の杉山のアナが埋まる。

岡田監督に注文がある。
たまにまぐれ当たりがあるからと、フォードを使うのはやめて
もらいたい。あいつは変化球がまるで見えなくて、ボール球を
空振りしてばかり。そしてストレートのストライクを見逃す。
スカウトしたのが、そもそも間違いで、ダメと分ったヤツを一軍
に残すなよ。
外野で唯一のポジションには、葛城、檜山、桜井と居るし、
いずれ林だって戻ってくる。

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【 阿部竹松教授の大作 】

2008-05-25 16:55:08 | 02 華麗な生活

長く日大法学部の教授であり、いまは朝日大学の大学院教授
を兼ねる、阿部竹松氏はボクの中・高を通じての友人である。

その阿部教授が、有難いことだがモノカキとして世に出たボクを
誉め称えてくれて、四月の高校同期の例会に、わざわざ東京から
駆けつけてくれ、見事な書をくれた。家宝ものである。

阿部教授は自らも、こちらは物凄い研究の末の名著を出版し、
その一冊がボクにも贈られてきた。
『アメリカ憲法』という900ページにも及ぶその著作を見て、
ボクはたじろいだが、はしがきを読み、そのまま本文に入って、
これは面白いとトリコになった。

ボクは日本史の他に、中国とヨーロッパの歴史なら、多少は
齧っているが、アメリカとなると全く知らない。

書名こそ憲法ではあるが、この書は同時にアメリカ建国の歴史
でもあり、建国に至るまでのヨーロッパ各国からの移民、その実
は棄民の実態から説き起こしているし、ある程度の果実が実る
とみるや、イギリスがお得意の「かっぱらい」に出てくるあたりを
流麗な文章で綴らていて、まだ緒についたばかりだが、当分は
楽しめそうである。

こんな素晴らしい学友が、ボクにはいるのであり、ボクはつくづく
友人に恵まれた人間だと神に感謝の思いでいっぱいである。




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【 アラフォー】

2008-05-25 16:44:11 | 02 華麗な生活

現在の消費市場で「アラフォー」が重要なキイを握って
いるらしい。アラフォーとは、アラウンド・フォーティの略で、
要は40歳を挟んだ世代の女性のことを指しての新語。

たくさんある女性雑誌も、それぞれの世代層別に支持が
あるんだという。

その伝でいけば、多くの読者の要請で小説に復活する
青山かおりは、もう少しでアラフォーに達するところまで
きている。
再登場する出だしの部分はもう書いた。
住吉川の清流を眺め、せせらぎに耳をやすませながら、
中・高と一緒だった六人組で、西岸の道を下ってきて、
いままさに住吉川に架けられた橋を渡るところである。
向かうのは、石阪春生の絵で飾られたレストラン。

青山かおりが、仲間の五人に注意を与えているところ。
「ねぇ、みんないい。ここは神戸の文化人の集うお店だから、
いつものような、男漁りの話で盛り上らないでね」
「何よかおりったら、それじゃまるで私たちが、いつでも
男狂いに耽っているみたいじゃないの」
「あれっ、その通りじゃなかったの」
「そりゃ、かおりは終着駅に到達して、もうメロメロだから、
他の男なんて、目にも入らないんでしょうけどさ」

こんな具合で、お話が続いていく『青山かおりの華麗な生活』
ご期待ください。




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【 淡路の人 (二) 】

2008-05-25 14:02:33 | 02 華麗な生活

ボクの叔父(父の弟)は声楽家として、かなり有名な人であった。
戦前に上野の音学校(今の東京芸大)を卒業して、終戦時は
今の大阪教育大で音楽特に声楽を教えていた。
年にニ回の個人リサイタルを御堂筋の北御堂でやっていたから、
結構なノドであったんだと思う。

この大学へも願書を出すという友人に付き合って、池田まで行き
叔父を呼び出してもらった。
叔父はボク等に付いて来いと言って、池田駅の辺りまで戻り、
親子丼を注文して、食べなさいと言い、食べ終わるやトナリの喫茶
に入ってコーヒーを頼んだ。
その時はじめて叔父はボクを認め「何だ、キミか」と言った。

叔父はそれまでボクという甥っ子が来たとも思わず、ただ淡路の
後輩が訪ねて来たと思って、丼とコーヒーを奢ってくれたのだった。
変わってるなぁ~と、普通なら思う。叔父はそんな人であった。

あの時の親子丼が、ボクが生まれて初めての丼モノだった。




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【 はぐれ狼が奔る 】

2008-05-25 10:28:34 | 02 華麗な生活

『炎の商社マン』がビジネスマン必読の教科書なら、
同じ作家の第二作『はぐれ狼が奔る』は、起業を志す
人たちへの、ヒントに充ちた人生応援歌である。
ハウツーものなんかを読むよりも、はるかに役に立つ。
同時にこの本は、「女性にもてる」ための教科書?でも
あると読んだ人たちが言う。

そして意外なことだが、女性の間に人気が高い。




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【未だに分からん淡路弁 】

2008-05-25 10:18:14 | 02 華麗な生活

もだえるという言葉がある。悶えると書く。煩悶する、苦悶する
場合に使う言葉。
それを淡路の人は、日常茶飯に使う。
こんな具合だ。

「ほないなことしてもろて、うちらもだえよらよ」

子供が念願の大学に進学する。周囲が言う。
「ほら子ォはええわ、ほやけどぞうよようさんかかるよって
親はもだえよら」。 ぞうよは贈与である。経費のことである。

淡路の人たちは毎日ように、苦悶、煩悶しているのだ。
だけど、のた打ち回っている姿は見たことがない。




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【 淡路の人 】

2008-05-25 10:08:41 | 02 華麗な生活

21世紀の淡路ではない。六十年をタイムスリップした、
敗戦直後の淡路のことである。
敗戦の翌年に、なんと4ヶ月をかけて漸く父の出生の地、
淡路島の南部に落ち着いた。

新京も奉天も標準語の地域だった。
淡路弁がサッパリ理解できない。
特に驚いたのが「ドタマカチマワシタロカ」。
相手が脅しているのだとは分る。が、返す言葉を知らない。
12歳になった引揚者には、母の愛情がなく、お伽話にある
「川で洗濯」もやった。

田んぼの真ん中に家があったが、我が家にはコメの姿がなく
大麦とサツマイモが食糧で、それもお粥にする分量しかなかった。
魚は豊富だったろうですが。
とんでもない、ボクは何年も淡路で鯛がとれるなんて知らなかった。
魚といえば、出しじゃことタコだった。

怠け者のタコが、引き潮の間、砂浜の岩の下に隠れて、
次の満ち潮を待っている。
タコにとっては巨大な岩でも、12歳でも容易に動かすことができる。
慌てたタコは逃げ出すが、足をからませながらの動きは鈍い。
12歳の引揚者は、手ごろな石を投げる。
三個も投げれば一個はストライクとなりタコは気絶する。
そいつを持ち帰って茹でて食べた。

今になって思う。もっと釣りの腕をみがくべきだった。
だが我が家には釣り針もテグスもなかった。
しじみだけは家を取り巻く溝にいっぱいいた。
それが毎日の汁の実になった。

哀れな中学生であり、高校生であった。




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【 海上運賃最高値更新 】

2008-05-25 09:55:47 | 04 時事ニュース

『炎の商社マン』の下巻を書いていたのが、昨年の初夏だった。
あの中で風雲児、中原信介が会長の鳥羽や社長の豊村に
進言する場面がある。
「もっと運賃先物や船舶それ自体に投資をするべし」
その通りになっている。

UAEこそが、これから最も大切な市場として変貌する。いつまでも重油をそのままで輸出することで満足するわけがない。自ら付加価値を高めるべく、石油精製や石油化学、更には電力開発を行い、その熱エネルギーを活用して海水淡水化を進めるとも予言した。

いま中原信介が小説の中で語ったことが、どんどん日経紙で報道され始めた。
『炎の商社マン』は、まさにビジネスマン必読の教科書になった。

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