Go for it!

モタスポと蒙古タンメン中本が好きなオヤヂの独り言

日産GT監督・ドライバートークショー

2012-02-27 00:55:50 | S-GT

さて、そんな訳で昨日2月26日には日産グローバル本社ギャラリーでGT500、GT300の監督・ドライバーを迎えての体制発表のトークショーがありました。

冒頭、ニスモ宮谷社長からの挨拶があり、開発中のNISSAN GT-R GT500仕様の2012年モデルがお披露目!

続いて、チーム監督のトークショーから始まり、GT500のドライバートークショー、そして新体制で臨むGT300のNDDP RACINGの監督・ドライバートークショーと続きました。



柿本総監督から「今シーズンはレギュレーション改正があり、リストリクターの変更でGT500はナント600馬力を発することになります。最高速は速く、コーナー立ち上がりも速くなる。エキゾーストパイプは出来るだけ前に持っていきフェンダー下に配置した。」

(青色の〇部分)
「排気管は長い方が出力に有利だが、床下の空気を排出しダウンフォースを稼ぐための方策である。エアロはライバルを牽制する意味でもまだ最終仕様ではありませんが、開発もすごく好調です。昨年と各チームの体制は変わらず、というか、変える必要は全くなく、最高のコンビネーションだと思う。」とコメント。

星野監督からは「材料は揃った。NISMOには良いマシンを用意してもらい感謝している。ドライバーも大人であるし自己管理で任せている。今年はMIのダントツは無いだろう。タイヤの競争も激しくなり楽しみだ。だから監督の力がものをいう、あとは監督の責任だ。」とコメント。

鈴木監督からは「セパンや岡山でテストしてきたが物凄く順調である。クルムも3年振りの復帰だが心配はない。FIA GT1シリーズで成長して帰ってきたと思う。テストではまだ各メーカーは本当の力を見せていないが、日産の4チームで優勝争いが出来れば良いと思うし自信がある。本山もクルムもテストでは同じインプレッションを伝えてくるし、チーム側がプレッシャーを受けている。しかもクルムは日本語でドンドン言ってくるしね!(笑) これでGT500クラスのドライバーで年齢も1番2番だが、おじさんコンビで台風の目になりたい。」とコメント。

大駅監督からは「ゼッケン1のプレッシャーはあるが、引続きチャンピオンを目指す。過去、同じドライバーで2連覇は無いが、去年からやってきたことを引き続きやっていき、車も進化しているし、MIも結果を出して更に進化しているので楽しみだ。2連覇を目指していきたい。」とコメント。

近藤監督からは「マレーシアのテストも良かった。昨年のMIタイヤの活躍を見てYHも負けてられないとセパンに1,000本のタイヤを持ち込んでテストをしました。ウェットも良いタイヤが出来てきた。力があるのは分かってきている。チームスタッフの強化も図りチーム力は上がったと思う。今シーズンは、うちのチームこそ台風の目になるだろうし、どのチームがチャンピオンになってもおかしくないと思う。この何年か同じようなマシンカラーで戦ってきたが今年は新たなパートナーのD'stationさんのカラーリングで走るようになります。レーシングスーツも安田選手デザインの新しいものになりますしね!(笑)」とコメント。

更に柿本総監督からは「同じメンバーで戦うアドバンテージは大きい。特に今年の24号車調子が良いみたいだ。好調なタイヤだからドライバー側で変化を与えない方が良いと思うし、タイヤの進歩が速さに繋がると思う。現時点で他のどのメーカーにも追いつかれていないし、追い抜かれていないとハッキリ言える。」とコメントがありました。

その後は、「こうして仲良く話してるけど、皆、腹の中で何を考えてるかわからんからね。1号車の監督が心配で眠れなくなるようにしなくちゃ!」等、監督トークショーの殆どが星野監督の爆笑トークで占められてしまいました!(笑)

でも最後に印象的だったのが、柿本総監督が「日産の業績も良いが2連覇して更に業績を上げたい!」の一言でした。
トヨタ・ホンダに比べグローバルで網羅的な戦略が功を奏してきた日産の事業活動をモータースポーツで更に後押ししていこうという柿本総監督の話でしたが、実はその逆で、実に計算された日産陣営のモータースポーツへの取組みが大きなkeyにもなってきていたんだと思います。
まぁ、ちょっと話がそれてしまいますので、これについては別途どっかで取り上げたいと思います。



さて、続いてはGT500クラス8人によるドライバートークショー。
柳田の挨拶から始まったトークショーでしたが、いきなり本山の「ずいぶんフツーのトークショーだなと!」の一言から、レースとは少々ズレ気味の内容に…(笑)

松田:今年でIMPULが5年目。CALSONICが4年目。そろそろ恩返ししたい。JPが若干暴れるので、僕は教育係になりますけど!(笑)

安田:年明けにセパンで会ったらビヨンの髪型が短く格好良くなってた。ビヨンも(近藤)監督も格好いいけど僕だけ格好悪い…(笑)。でも、ビヨンとのシート合わせも慣れた!

ビヨン:年明けて見てみたら安田の身長が伸びでないのでがっかりしたよ!(笑)

安田:24号車のレーシングスーツは僕がデザインした。足が長く見えるように工夫がしてあります。見てのお楽しみ!

本山:靴が上底になってんじゃない!?(爆)

柳田:ロニーもシート位置に拘りがあり、ポジションに煩いんだよね!1cmくらいしか違わないのに!!

松田:自分はロニーと組んでた時にはシート変えてなかった。足短いけど!(爆)自分は左足ブレーキだけど、JPは右足だから位置合わせが大変。もし故障したりしたら対処が出来ないからJPに左足でやってくれって言ってるんだけど、まぁそれでも速いんだけど…

JP:次生はシートの横幅が広いので、シートの中で左右に動いちゃうんだよね!(笑)

本山:そう!そう!

松田:本山さんと組んでた時は同じシートベルト使ってました!凄くキツかったですけど!(笑)

安田:ロニーとチームが一緒だった時、マウスピースしてるのを知らなくて、ピットでいきなり入歯取ったのかと思ってびっくりした!(爆)

ロニー:今の日産の日本人ドライバーで本山さん以外とは皆と組んだことがある。

本山:自分のカートチームのエンジンをロニーを介して購入しているんだけど、まけて貰ったことがあるからな~!(笑)

ロニー:じゃあ、今度レースで”負け”てください!(爆)

本山:ロニーは松田より洒落が上手いな~www

MC:クルムとロニーとでは、どっちが日本語が上手いの?

クルム:ガイジン見ると英語で話しかけるので、ロニーに初めて英語で話したら返事が無いのでおかしいなと思ったら「日本語で話していただけませんか?」って言われた!(爆) ガイジンと日本語で喋るっておかしいでしょ?(笑) FIA GT1の3年間は英語だったので日本語が下手になったかも!?

安田:ところで本山さんのtwitterにクルムさんと水没してた写真って何なんですか?

本山: クルムって水たまりがあると走りたい人なんだよね~(笑)大きな水たまりがあった時にクルムが入りたがるので行ってみたらと冗談で言ったらホントに突っこんでクルマが水没!(爆) そうしたらボディの隙間から車内に水が入って来て何も出来なくなり、エンジンが水を吸って止まった。その後、NISMOのメカが直してくれたんだけど、プラグ外してセル廻したら水が20mくらい跳ね上がった!(笑)

クルム: 2003年の夏、菅生で大雨の次の日だった。今年はそういうことしません!(笑)

そのtwitterの写真がコレ!(爆)

という感じで終始殆どレースの話は無かったようなトークショーでした。



最後はGT300クラスへ参戦するNDDP RACINGの監督、ドライバーのトークショーでした!

長谷見:去年、F3でNDDP監督をやらしてもらって、千代は「チャンピオンになってどうすんの?」と思っていたのだけれど、やっとGT300に挑戦できる。これでFCJ⇒F3⇒GTというステップが出来たかなと思うし、やり甲斐がある。GT500のドライバーは僕が教えると若い彼らは速くなるからそのつもりでいてほしいナ。NISSAN GT-R NISMO GT-3もカッコいいですよ。市販車に近いので、人気出るんじゃないですかね!?GT300のドライバーは皆老練で「狸」ばかりの世界!特に今年はストレートが速い。車種も豊富。そういう見かたをするととても面白いと思う。

千代:フォーミュラ以外は初めてです。NDDPでやらして頂いて、やっと今年初めて日産車に乗れてとても楽しみです。

関口:F3でチャンピオンを獲った時にはここにいることはとても想像出来なかった。でもスタート地点に立っただけなので満足しないで頑張りたい!

長谷見:ドライバーの腕を見るにはフォーミュラでの走りを見るのが一番だ。チャンピオンはどこへ行っても速い。二人は良いドライバーになれると思っている。ドライビングに関しては教えることがあるがカテゴリーでタイムの出し方等が違う。その辺を僕が教えていきたい。

関口:せっかくこうした良い環境を与えて頂いたので、もっともっと上を目指して頑張りたい。テストでは何回かお会いしたのですが、長谷見さんにまともに会ったのは今回がほぼ初めてです。色々と教えて頂いて吸収して1年終わって成長出来てれば良いと思う。

千代:去年もF3で色々と学んだので僕もレースの中で成長できればと思う。ハコ車が初めてで、GT3のマシンに乗ってみてホントに速かった。合同テストが楽しみです。

関口:去年もランボルギニーでGT300に出たが、昨年のマシンはGT3規格ではなかった。今回はABSもあるしクラスが違う感じだ。安定して責められる車なので楽しみです。

長谷見:まず、ポイントの取りこぼしをしないように!今度の合同テストで各車出揃うのでそれから…他のGT3のマシンと一緒に走ってみないと分からない。最初の1~2戦は様子を見たい。

関口:二人はカートチームが同じでメカニックも同じでした。年が違うので一緒に走ったことは無いけど、仲はいいですよ!マレーシアでは走行距離が稼げたので良かった。今後、GT500と絡んだ時などを経験したい。

千代:関口選手は経験もあるし頼もしい。GT500の抜かせ方、タイヤの使い方を教わっている。二人ともお互いをよく知っているし、一発の速さは充分、良いライバルとして頑張りたい。

関口:千代選手はスタートが速い。チームメイトが速いとお互いが吸収しあえるし、お互いが速くなりたい。

長谷見:最初の1~2戦は様子見。セパンあたりから煩く言っていこうと思う。僕は教え方が上手いから、第3戦のマレーシアくらいから煩く言っていきたい。教えることには自信がある。NDDPとして戦うのであるから、結果を残していきたい。結果とはチャンピオンを獲ることである。二人を育てていきたい。

という感じでした。
GT300としては初参戦になりますが、まさしくワークス体制という緊張感が伝わってくるものがありました。
二人のドライバーの経験不足も日産ワークス体制と長谷見監督の”教え上手”で充分カバーして面白いレースをしてくれそうな感じがします。
そして、今まで不遇を味わってきた感じの関口選手にはGT500へのチャンスも開けたのではないでしょうか!?
ホント、今年のGT300は目が離せそうにありません。


頑張れェー、日産チーム!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日産体制発表 | トップ | 2月26日(日)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

S-GT」カテゴリの最新記事