蒼ざめた馬の “一人ブラブラ、儚く、はてしなく”

山とスキー、車と旅、そして一人の生活

ジジイの運ちゃんには充分過ぎる御注意を!

2011-02-28 12:24:16 | 朽ちゆく草の想い

1月30日の深夜、タクシーで帰宅した若い女性。 自宅マンションで降りた後、ナント乗っていたそのタクシーにひかれて亡くなったそうだ、そんな事故の記事が新聞に載っていた。
場所は垂水区千鳥が丘、ここから1kmも離れていない。
何んとも痛ましい、可哀想な女性、まだ31歳なのに。
そして驚いたのは、そのタクシーの運ちゃん、71歳のご老人。なんで古希を過ぎたジイサンが深夜まで働いているの?その挙句に運転過失致死で逮捕されて、ホントに痛ましい。
確かに、客待ちでズラ~っと並んでいるタクシー群を眺めると、ジイサン運ちゃん、多い様だ。

2月5日の新聞には、兵庫県での65歳以上の高齢者による人身事故が01年と比べて10年間で1.5倍に増えた、と載っていた。

普通、車で広い通りに出る時、近くに歩行者や自転車が見当たらなければ、停止線で止まらず横断歩道上まで出て、左右から来る車を確認してしまう。
しかし、ジイサンの多くは歩行者や自転車が近づいて来る、来ないに拘わらず、一旦停止するのは横断歩道上。 それらが見えていないのか、それとも相手が避けると思っているのか。
当然、ぶつかれば悪いのはジイサンの方。刑事処分、行政処分が待ち構えている。でも痛い思いをするのはこっち。

ある秋の日、西区の貸農園があるエリアをロードバイクで走っていた。と、農道から幹線道路へ向かって走ってくる一台のクラウン。側道に近づいても止まる気配はない。このまま行くと多分側面から衝突される。ビンディングペダル外してこちらが先に停止。運転していたジイサンは自分の過失傷害が回避されたのに、ワタクシが道を譲って当たり前、と言う様な顔をして走り去った。
このジイサン、歩行者優先、自転車優先、と言う事を忘れる程、モウロクしているのだろうか。

特に、街中を走っていると、ホントにこんなジイサンに出くわす事が多い。別にその都度停まっても良いけど、ビンディングペダルの脱着が面倒。
ビンディングペダルの脱着、下手なんで、ホンマ腹が立つ。
おまけにそんなジイサンは高級車に乗っていること多く、余計ハラ立つ。

先週月曜のお昼どき、交差点で右折しようとしたタクシーにぶつけられそうになった。
場所は加納町の大きな交差点から西の脇道へ入り、少し進んだ所。この北には電子専門学校と六甲荘がある。
六甲荘、昔はナントカ共済組合の宿舎だったはず、今は洒落た名前が付いたホテルらしい。新神戸駅でも三ノ宮駅でも、神戸に着いたお客サンが、このホテルへ行って、とタクシーに乗ると、ほとんどはこの交差点を右折して坂を登って行くハズだ。よくそんな客を乗せたタクシーが通っている。
この時もそんな感じのタクシー。
タクシー側は黄色点滅信号なので一旦停止の義務はない。左方向から来る車はチェックしたのだろうが、右側を渡っているワタクシに気が付かなかった様だ。
そしてまぁナント、クラクションを鳴らした後、罵声を浴びせてきた。自分が気付かなかった右の一角を歩いていたオマエが悪い「トロトロ歩くなッ!」と。
見れば60歳後半のジジイ。 まるでヤクザ(?)、ナントと言うお行儀、 異人館街の一角で、港町・神戸に着いたばかりの、お客様を載せたままなのに。

こう言う事態で、昔のワタクシなら無視してました。将来お客さんとなる人の眼がどこにあるか判らない、怒鳴り合いをする訳にはいかない。 営業マンは反射的にそうします。 怒鳴りたければどうぞ。
しかし、営業マンを辞めてもう4年経つ。
この数日間、どなたともおしゃべりもしていない。大声もあげてない。たまには大声出さないと。今ならここで声を荒げても何の損害もないし。
と言う事で数十秒間のドッグファイト。

「何ぬかしとンじゃ!、よう見ンとぶつかりかけたンはオマエやろ!歩行者優先やろ、どこ見とンじゃ!オンドレはどこのタクシー会社じゃ、歩行者優先が判るぁらンのかぁ!」

運ちゃんは逃げゼリフ「〇?△▼~ボケっ!」、走り去るタクシーに「ボケはオマエじゃ!アホンダラぁ!」と浴びせゼリフ。

ホンマ、一つ外れるとガラ悪いワタクシ、気になる彼女には絶対見せられません。

しかしこのジジイ、これまでのン十年間ズッとこんな感じで、車や人とぶつかりかけて、怒鳴り散らしていたのだろう。  
ただ気になるのは、このジジイ、威勢はいいが、普通なら気付いて当然の歩行者を見過ごしていたと言う事だ。 その事を一番驚いているのはジジイ本人かも知れない。 その内トンデモナイ見落としをして、人を死なせるのかも知れない。 そして、投獄されるのなら、どうぞ。

いずれにせよ、高齢者ドライバーは益々増えます。古希を過ぎてもタクシーに乗っているジイサンもまだまだ沢山います。
そんなジイサンのモウロク運転に巻き込まれない様、 充分過ぎるほどのご注意を!!!