パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

アメリカ帰国報告

2017年07月10日 | ヒッポファミリークラブ

またまたご無沙汰のブログです。

激暑に早速介護の父がばてていましたが、まあ、何とか復活した今日この頃です。

 

そんな中、ヒッポの交換留学で世界に旅立った高校生たちが帰国し

その報告会に参加しました。112名の高校生が集い、それぞれの思いを伝えたのですが、

海外でホームステイをしながら、10ヵ月現地の高校に通い、帰国した子供たちはどの子も

自信にあふれており、この歳でしか感じられない体験をしてきたんだなと

時には笑い時には涙しながら、聞いていました。

プログラムは2時間半、なので112名の中から時間の関係で3名だけ、体験談が披露されました。

1人目の女の子はスタートしても全然声が出ません。

会場はどんどん、静かになり、彼女に注目。空気がシーンとなり

皆の視線が集中される感じがしました。

彼女は手話で話していたのです。

ドイツ語の手話。 ドイツに行き、仲良くなったとってもきれいで素敵な

友達は耳が聞こえなかったとのこと。

その子と仲良くなりたくて、ドイツ語だけでなく、ドイツ語の手話も覚えたくて

今はどちらも同じぐらいうまくなりましたと、誇らしげに話していました。

 

そこにあったのは、何語という壁ではなく、

彼女の言いたいことは何だろう、私の伝えたいことはこれと

初めはたった一個の ダンケシェーンという 手話から

互いにわかり合いたいという気持ちのみだったとのこと。

コミュニケーションの原点はここにあるんだなと、高校生の彼女の話から

学ぶことが沢山ありました。

暑い日曜日でしたが、気持ちはすがすがしく帰宅の途につきました。