ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

森林鉄道観光事業化プラン。2

2010-11-30 18:38:00 | 観光資源提案
 高知県の観光。特に東部地域における観光資源として考えている場所が在ります。
 その場所で12月4日に具体的な活動が実施されます。
 それはウオーキング。それも魚梁瀬森林鉄道安田川線を歩くのです。

 全国にはスポーツ・ウオーキングをするグループがたくさんあるのですが、そうしたグループにとってもこの場所は楽しく歩ける場所になるのではないかな。
 ウオーキングの全国大会まであるのですから、そうしたイベントを誘致してくることも面白いかもしれません。

 柚子の木があります。実は収穫された後ですね。

 最も南にある、エヤ隧道です。町道は隧道を外れて通っているのですが、これはこれで特徴的です。


 南から二番目にあるバンダ島隧道です。ゆるやかに曲線を描いています。この隧道から機関車が木材を満載したトロッコを引いて出てくるところを見たかったですねえ。
 迫力があったことでしょう。




 緑のトンネルの中を歩くことになります。
 先日、少し歩いてみたのですが、残念ながら鳥の声は聞こえなかったなあ。

 12月4日は100人を越える方々をご案内することになります。
 忙しいことでしょうが、楽しい時間を過せることでしょう。

 凄く、キレイでした。

2010-11-28 23:36:14 | 観光資源提案
 凄くきれいな場所でした。

 魚梁瀬から奈半利川を下っていたとき、偶然、つり橋があることに気がついたことから、車を止めてカメラを提げて出かけました。



 荷重1トンまでが限界だそうですが、この橋、普段誰も利用していないのではないだろうか。
 しかし良い感じだ。

 真ん中付近で、下流に向かってレンズを向けると、良かったなあ。
 キレイでした。



 この付近に喫茶店でもあれば、きっと来ると思うなあ。横に美女でもいれば、それだけで幸せでしょう。
 ホイットニー・ヒューストンとケビン・コスナーが出ていた映画、「ボディガード」の撮影場所みたいでした。

 平鍋ダムの湖面です。ボートを浮かべて釣りを楽しむのです。
 そう、橋の上からでかい鯉が見えました。

馬路散歩2

2010-11-28 23:25:18 | 建造物入門
 こんなところが馬路村にありました。発見です。

 
 それも思いもかけない場所にありました。この水切り瓦の造作は見事です。丁寧な仕事です。近所の古老は言います。「目の前の山は全部あの家のもの。」

 結構な山林地主です。

 ご近所にあった道の風景と灯篭が魅力的でしたね。
 この灯篭に年に一回でも火を灯してみたらいいのになあ。そんなことを考えていました。





 こんな観光資源がありました。都会からの観光客は喜ぶでしょう。きっと。

馬路村散策

2010-11-27 09:49:15 | 森林鉄道物語
 今回紹介するのは、あまり有名な場所ではありませんが、いいところです。


 出発は馬路温泉の前の紅葉道路。もうそろそろ紅葉も終わりです。
 ここから魚梁瀬方面に、安田川を上流に向かって歩きます。

             

 ここまで来るのに、歩いて15分ぐらいかな橋を渡って、旧製材所をとおり、民家の間を抜けて、ここまで来ました。






 森林鉄道河口隧道です。いまは村道として利用されています。
 ちゃんと隧道ナンバー「Ⅷ」が入り口右側に刻印されています。

 トンネルを過ぎると、何があるかは来て実際に自分の目で見てください。

 途中でこんなものもありました。
 森林鉄道の客車の残骸でしょう。これは多分そうでしょう。そんな気がする。


 なんか、時代が分からなくなるところです。

展示会

2010-11-25 18:06:41 | 好きなもの
 なはり浦の会の仲間が奈半利町で展示会を開催しています。
場所は高知から東に向かって奈半利川橋を渡って、すぐ左。旧道をゆくと「なはり物語館」があります。ここは「なはり浦の会」の基地ともいえるところなのですが、今ここで展示会をやっています。

 

 

 駐車場はありませんから、少し歩いてください。
 
 入ると右に大きな作品が目に飛び込んできます。

 白州正子さんの歌ですね。彼女らしいというか、彼女だからこそ歌えた歌でしょう。
 それを、さらっと書いてあります。
 これと一緒に暮らすことは難しいねえ。

 床の間はこんな感じ。

 座って、目の高さで写真を撮ろうかとも思ったのです。本来床の間の作品は座って見るように作られているのですが、今回は少し高い位置から写真を撮りました。
 書とそのまま向き合って、撮りたいと思ったからです。

 書も陶も花も、みんな楽しんで作られています。書きたい、造りたい、活けたい、そういった思いの作品です。

 いかにも「なはり浦の会」の仲間展です。
 今度の日曜日、28日までが会期です。
 都合のつく方はぜひ奈半利へ、そして見てください。ゆっくり出来ます。

 お茶ぐらいは出てくるかもしれませんよ。

いいものを見た。

2010-11-20 09:32:38 | 好きなもの
 いいものを拝見しました。
 卒寿といえば、何歳??だろうか。

 古稀70才,喜寿77才,傘寿80才,卒寿90才。



 卒寿記念作品集「慕情北山」と題した冊子です。
 沢田明子さんの書の作品集です。

 スゴイネエ。

 ただ、感嘆です。




 還暦などまだガキだなあ。
 無断ケイサイ、御免なさい。
 しかし、いいものはいいのです。ご紹介です。
 どこかで見つけてご覧になってはいかがでしょう。

 お勧めです。

 

森林鉄道の隧道マーク

2010-11-17 21:23:53 | 森林鉄道物語
 今日はちょっと変わったものを紹介します。

 明治44年に開通した魚梁瀬森林鉄道。
 田野貯木場から馬路村までなのですが、海岸から明神口まで車で走ってみました。

 今日は特に隧道に記されているマークを紹介します。

 隧道の右に南からⅠ・Ⅱ・Ⅲと順番に石壁に刻印されているのです。
 知ってましたか?

 いかにもお役所的というか、明治時代に国家プロジェクトとして開設された森林鉄道の施設らしいのです。







 重要文化財として指定されてより脚光を浴びている森林鉄道遺産の豆情報、隧道編です。

ゆず搾り

2010-11-17 20:35:03 | 花の谷
 先日花の谷、安芸郡北川村宗の上でとってきた柚子を搾りました。

 搾るためには、それなりの機器が必要で中々大変です。
 ノウハウはあるのですが、ひたすらやり続けるしかないのです。
 今回の量は、コンテナで10杯。
               

 面白かったですねえ。
 いま中芸地域の山野は柚子を搾る作業をする方々で一杯です。

 搾った柚子酢は一升瓶で19本。結構在りました。

 花の谷もこの2週間ぐらいは、花より柚子なのです。

花の谷の秋

2010-11-15 02:36:16 | 花の谷
 花の谷。安芸郡北川村宗の上にも秋が来ていました。柿の葉が黄色く変わっていました。

 

 そして、柚子も黄色くなっていました。
 昨日、魚梁瀬に行った関係で、今日は竹林に向かう予定だったのですが、到着すると柚子玉の収穫をやりたいとの提案で、急遽柚子の林に行きました。
 柚子の林は、山頂近くにあり竹林からまだずっと登ります。見晴らしのいいばしょです。

 何十年か前、山頂近くの場所に石垣を築いて、柚子や小夏、枇杷や栗等の果樹園を作った方々がいたのです。すごいねえ。
 今は苔むして、あちこち壊れていますが、まだまだ使用に耐えています。 

 
 昨年より、実が少ないような気がしています。
 収穫は結構面白い作業です。

 プラスチックのコンテナで10個。柚子山盛りで帰ってきました。都合がつけば明日搾汁作業の予定です。もちろん夕方以降の時間になります。
 
 北川村の11月は柚子の季節で、あたり一面柚子の香りが漂っています。

 帰りに里の秋に出会いました。花の谷の面目躍如といったところです。






 野イチゴも綺麗でした。手のひらにのせて食べてみたのですが、少し酸味があって美味しかったですよ。


 柚子のとげです。刺さると痛いのです。
 大きいのから小さい棘まで様々ですが、柚子の棘は鋭く研ぎ澄まされていますよ。
 これから収穫作業をされる方は、気を付けてください。

千本山探訪

2010-11-14 08:56:38 | 森林鉄道物語
 高知県安芸郡馬路村魚梁瀬の馬路村支庁を出発して、曲がりくねった細い道を20人ほどの仲間とバスで向かいました。
 魚梁瀬森林鉄道の最上流部、石仙。かつての森林鉄道の本線終着地点も今はダムの水面の下になっています。

 
 かつては多くの労働者が働いていた場所で、森林鉄道の基地であった場所なのです。
 今はダムが出来たことで、水面が上昇して湖面が続いているだけです。多くの流木が溜っていて静かです。
                
 
 紅葉が美しい場所を経て、千本山登山口へ。




 この木の大きさが千本山の魅力の一つでしょうね。
 つい笑ってしまうのです。写真の中で木の大きさを感じていただくことが難しいほど全部がデカイのです。比較対象として人でも入れないと分からないと思ったのです。
                      

 植林された山ではありえない木々です。異なる樹種の木が互いに生長してこんなになっている。結構たくさん在りましたね。これも自然の一部です。

                   
 山に転がっている木も、デカイのですが、その場に放置されています。
 保護林ですからね。持ち込まず、持ち出さない場所なのです。

                   

 木の大きさも魅力ですが、この密度も凄いです。自然はえらいねえ。

 

 歩くルートも木々の根が重なり合って、表土を突き破って地表で争っているみたいです。面白い形です。

                   
 今回の目的地、展望台です。展望台はありましたが、周辺の木々が生長して展望台からかつての景観は楽しめなかったのは残念でした。ずっと南にある魚梁瀬ダム湖も見えたのに今回は無理でしたね。



 圧倒的な存在の前に、人間はただ感動するだけなのです。
 たまにはこうした場所に行ってみたいものです。

 カメラはいいのですが、写真を撮る感性が磨かれていないことに失望をしつつ下山しました。
 いつも間にか、夕方になっていましたよ。