うさの珍道中

株式、時事を中心としたジャンルにこだわらない話題を何の脈絡も無く勝手放題に。あっちへふらふら、こっちへふらふら

SPCとか資金調達とか

2007年02月07日 16時10分31秒 | 個別銘柄分析、比較など
今日と言うより、今朝の取引。
ダヴィンチ短期分、昨日仕入れたものを様子見保有を予定しながらも急遽寄り付き確定方針に変更。
理由は、ケネディクスが上方修正したから。
ケネディクスは、12月の安い時に拾って置いたものを数日前に60万前半にて確定。これは早すぎました→失敗。
で今朝の話、ダヴィンチの寄り付き確定方針までは良かったのだが、他所を見ている間に高値をとり損ねてしまった→失敗。
ケネディクス以上のポッと出た話に慌てた持ち株があったからで、その名はカゴメ。かなり前に買っていたがある日突然、昨年来高値更新。これは全く予定していなかった上に業績に中立のニュースなので、つなぎ売り用意して板を観察している間にダヴィンチの高値にがす→二頭追うもの一頭も得ず。
まあ、全ては無理と承知ながらなかなか多数の板は見ていられないのが本当の所で振り返ってみれば銘柄分散もことごとく失敗に終わってます。
ポートフォリオ理論に基づきを安定するはずのパフォーマンスが、古くは5461、6730に始まり2385、2411、そしてなんといっても8910などなど。
パフォーマンス落としてでも安定させるためにポートフォリオ組んでるのにダヴィンチ一本の方が遥かにマシな結果です。
マシな結果を出したのと言えば、同一セクターなのでポートフォリオにならない、アセット、ケネ、アーバンぐらいで、後は異業種で沖セルとかカゴメぐらい。
スイング売買に徹してホント心底助かったのがBBネットとOIFなどという超酷い銘柄にも手をだしていることも考慮すると、神様、ダヴィンチ様です(笑)
しかし、今最も頭がいたいのが、昨年信用規制で急遽動かざるを得なかった為に大量に取引したダヴィンチの納税問題です。昨年は全然儲かった印象が無いのに、むしろ散々な状況の中、走り回っていた印象すらありますが、税金はとても高~~~~いです。一生分納税するかのような金額です。
そういうわけで、どんきぃさん、日本ジャンボ(予想的中お見事です)の温泉にでも招待してください(笑)

短期売買にときどき書きましたんで以下に久しぶりに長期についても述べます。
決算前で憶測なので控えてきた事ですが、ダヴィンチに二つの焦点をもってます。

1つはSPCの連結の影響

基本的には監査法人が連結した方が良いと考えるものは、連結した方が良いに決まってます。
もちろん、会計報告の期間比較を可能にするために今年は連結影響無しの数字も添え書きされるとは思いますが、それお陰で余慶に分析しやすくなるでしょう。
ただ、大枠としてですね自分は現時点で楽観しています。
なぜって?
前に書いた理由のとうり、SPCの連結自体は会計的には中立の事象だからです。
http://blog.goo.ne.jp/ovidius_2005/e/badda611f7a8d233612d9c91bd0cc09d
みなさんもアーバンの例が真っ先に頭に浮かぶでしょうが、それでも自分としては臆することなくアーバンの寄り付いた直後で当日に買ってますのでそれはそういうことを知っていたからです。
また、SBIなどのファンドの場合でも同じですがファンドが好調であれば、アーバンのような期ズレによる下方修正可能性よりも、実際には監査厳格化で意外にも上方修正の可能性の方が理論上ありえる話です。
現実に昨日のケネディクスでも数字だけでなく文章も読むとそれらしいこと書いてありませんでした?
だから、世間一般の投資家、アナリストの意見にアノマリーを感じてます。
しかし、ここで人の意見を鵜呑みにするのではなくみなさん自身にもっと考えてもらいたく思います。
では、一体どこの会社のファンドが含み益をしこたまためているか?です。
そりゃー物件売却を抑え、内部に2000年頃からの巨額含み益物件をたくさん持って、売り惜しみしてるところですよね。これがSPCに連結になんてことになれば、ウハってな感じでしょう。
多分大半の投資家、アナリストが、実は連結会計とか監査がよく判らないから、悲観ではなく様子見してるだけと僕は考えています。
発表後に見極めても十分間に合うことですから、賭け(ギャンブル)ですが人と違う道を行こうと僕は決めてます。

2つは資金調達の可能性

そりゃ、これだけ自己資本比率が下がればそろそろ調達してもいいでしょうし、前にも書きましたが今のダヴィンチはPBRの見かけ上の改善効果などもありまして、別に調達してもいいですし、自分としてもいっそのことMSCBでも発行して大暴落してくれちゃってじぇんじぇんかまいません(笑)
http://blog.goo.ne.jp/ovidius_2005/e/1e54bf2c6dbd314f86151db6cf397bd2

いちようそう言い切っては、後から来たみなさんにあまりにも不親切なので(笑)、ヒント出しましょう。
1.必ずしも決算と一緒に資金調達を表明するとは限りません。過去に一度だけの資金調達の記録を探ってみればわかります。

2.そもそも、あまり資金調達に熱心じゃありませんよ、そのあたりはアセットとは全然違います。社長のインタビューで何年も前から言っていて、そのとうりに実行されてます。かれが資金調達を実行する時は、自分もそれが本当に必要な時だと考えてます。経営者と言うよりは明確に1投資家のスピリットを持った人だと思います。

皆さんは冗談じゃねえよーと思うかも知れませんが、なぜかって言うと自分の資産の大半がダヴィンチで単価の安い現物しかもっていないからです。
そしてここの投稿者の中には私よりも遥かに単価の安い人がたくさんいます。
5千円ぐらいで買ってる人もいますし、2万円台で買った人が普通にたくさんいます。ハッキリ言って7万円でも十分な含み益の人たちです。

自分は精神的に弱いので目先の利益よりも含み益が少ない状況では狼狽に陥る自分が見えていたので、短期で我慢して我慢して今の有利な状況を作り出したのですけどね。
といっても、信用規制がたたって下手糞な売買で高値掴みし安いところで確定し、そりゃあ自分でもあきれるぐらいヘタクソな短期売買をして、購入平均単価を当初の3倍まで上げてしまいました。
が、それでも去年の最安値の方が遥かに高いもの、GSだろうがモルガンだろうが大量保有の書類見ても、いいお値段で買ってるから益出し大変だなーとか思いますもの。
唯一頭にくるのが、信用のつなぎ売りの問題。
なんでこない現物持ってるのに、現金が必要なんじゃーと文句は言いたいです。
しかし、それは市場の欠陥だからどうにもなりません。
しかしながら適当なところで拾い直しすれば、株数が少し増えるじゃないですか。
ダヴィンチの場合最も嘆くべきは株数の減少であって、株数の増加だけを心がけていればよいです。
粉飾決算でもない限り、その方針は不変です。
第二のダヴィンチを見つけるためには、第二の金子社長が必要です。
確かにアーバンの社長などアセットの社長など光る社長はいます。素晴らしい経営者ですから資金を預けてもいいでしょう。
周囲にもすすめ、実際私も投資しています。
あまたの新興企業と違い大変な成果を上げました。
感謝していますし、自分よりも出来る人ですから尊敬しています。
しかしですよ、金子社長に比べるとどうもレベルがちがうような・・・。
根拠無しで言ってるのではありません。
ある時社長に同じような質問をぶつけてみたのです。
その時、一般株主向けに前二者は重要な点はお茶を濁しましたが、金子社長は都合の悪い解答にも拘らず、ハッキリとお答えになりました。
現状認識はこうです、その中でのより競争優位にするための戦略を実行するのでそれは出来ないと。
加えてアレだけの経歴と言うよりも戦歴の人は、新興市場の企業探し熱心にやっているつもりですがそれでも10年に一回あるかですよ。
どうして、そんなに簡単に10年に一回の乗り換えがやってくるのでしょうか?
乗り換えると、冒頭の僕の失敗例、そう臆病だからポートフォリオ組んだという失敗と同じ結果になる可能性も高いです。
だから僕は最後までダマされてみます。