気ままな自転車生活

自転車と暮らす日々のあれこれ

温暖化の速度

2007-03-24 13:00:29 | 省エネ

会社の社報に講演の記事があった。

題目は地球温暖化についてである。

産業革命前に280ppmであったCO2濃度が今380ppmにそして今は毎年2ppmずつ

上がっているそうだ。

そして400ppmになると温度上昇が2℃となり、そのときには珊瑚の97%が死滅、

1200万人~2600万人が海面上昇とサイクロンで移住を余儀なくされ

10臆~28臆が水が足りない状況に追い込まれ、食料危機が深刻化し1200万~

2億人が飢餓に追い込まれるそうだ。

その時期は10年後という計算になる。

いよいよ迫ってきたわけだ。

少しでもその時間を遅らせるために、ヨーロッパでは2050年までに一人当たりの

CO2排出量を80%削減する(減らす方が80%!!)という計画を立てている

そうだ。

43年後にそうなってたとしても10年後は避けられないと言うことか。

今から15年ほど前にヨーロッパでエネルギー1/10で暮らさなくてはならない、

そのために...と提言した学者がいた。

私もそれに共感して、太陽電池とかソーラーカーとかに入っていったんだった。

そしてそうなると産業形態は全く違ったものになるはずで、それにむけての

ソフトランディング計画を社長に直訴して、いろんなトライをアンダーグランドで

やることを許可してもらって会社を変えていこうとしたんだった。

提案は

1.製造業からサービス産業へ:

  当時(今でもですが)とにかくNewmodelを作りまくって買い換えさせていた。

  それを止めて、長く使える基本の車両を少量作りメンテナンスと、個人個人の

  使い方にあわせたカスタマイズ、ソフトウエアの変更、腕前の向上教室のほうに

  重きを置き修理をしやすくメンテナンスでながーく使えるようにする。

2.衣食住を自分達で生み出すようにし、お金への依存度を下げる:

  全てを”買う”ことによって生きようとするとお金が無いと不安になる。

  最低限の安全保障は自社で賄う。そのかわり給料は少ない(でも支出も少ない)

  こんな”結”もどきの社会構成を会社に作れないか。

3.機械力で自分を増幅するのではなく、自分自身の能力を上げれる

  マンマシンシステムを提供する:

   機械側の成長は、個人個人の成長の形にあった方向になるようにし

   (パーソナルフィットとなずけた)そのための人間側の状態推定、

   モチベーション推定ができるよう、人間側のシステム(心理面も包括する)を

   分析し、機械側、そして状態を分かりやすく理解させバイオフィードバックさせる

   マンマシンシステムを提供する。

 

ということを地下組織でやっていた。(組織と言うにはさびしい状況だったが、

個別に上記の一部ずつを助けてくれる仲間が出来た)

結局自分の周りを変えられないなら理想を言ったって仕方が無いと思い

自分の所属する”会社”で始めていつしか日本の色んな会社に飛び火すれば

良いなと思った。

その計画では今から7年前に効果が出ていればソフトランディングできると

踏んでいた。

その予定からすでに7年過ぎた。最近やっと”そういう商売もあるかも”という

空気がわずかながら出たようにも思うが、今のところ結果にはつながらない。

未だにエネルギー垂れ流しである。(世間並みには頑張っていると思うけど)

とても理想とした1/10なんて話ではなかった。

今日もそういうことが理解しやすいように”システム思考”の説明をし、今の仕事の

問題を解決しつつ裏で省エネも出来る提案をしてみるのだが、やはり新しい方法は

ただ”新しい”だけで”難しい”となってしまう。

その裏では社報記事でこういう温暖化のことが取り上げられる。

そして結論は”エコビジネスが儲かればそれが発展する”というくだりだ。

そうではない。

今の産業形態を否定した先に結果的に経済的にも成立させる提案が

必要だと言うことだ。

経済的に成立しないことはエネルギーとしても成立しないと言うことと等価である。

お金=エネルギーなのだ。

つまり”極限的省エネ=お金が極限的に少なくていい”ということのはずなのだ。

ただし、それを実現するには心理的な慣性力=”お金が無くては生きていけない”

を消せる実例を”運が良かったから”という言い訳をさせない方法で実現して

見せることだ。

今、自給自足の生活が憧れのように言われ始めた。

それが憧れではなく、出来ることなのだと示せることが自分に与えられた

”生”の意味なのかもしれない。

後10年後この世はどうなっているのだろうか。

 

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耐性菌と免疫

2007-03-17 17:42:05 | 自律神経

多剤耐性緑膿菌が全国の基幹病院の86%で検出でされたという報道があった。

もともと相手は構造を変化できる”変化できる生き物”だ。

これを”変化できない薬剤”で対応しようとしたところに限界は見えていたのでは

ないか?

一方人間側は”変化できる生き物”に対し”元の情報=免疫情報”を体内に持ち

相手の変化に合わせて自分側も変化して対応できる。

何故なら人間側の対抗措置=免疫も生き物だからだ。

生き物対生き物なら両者は一定の比率で共存できる、それがこの生命圏だ。

しかし人間が一方的な勝利を望み、薬剤に頼った結果自身の生き物としての能力、

変化して対応できる免疫が休眠した状態になっている。

さらに免疫系に刺激を与えて活性化する自律神経も眠ったままでいいように

車に乗り運動せず、温度環境が一定になるようにエアコンを付ける。

これでは耐性菌に”殺してください”とお願いしているようなものではないか。

これを新しい薬剤で対応などといっているといつしか自分が死ぬか菌で死ぬか

どっちがいい?ってかんじではないか...

耐性菌に対抗できるシステムは免疫系のみだ。

 

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バランス

2007-03-15 00:31:34 | 思うこと

ヨメのお仕事は、注文請けての焼菓子とジャムマーマレードである。

おかげさまで柑橘については無農薬のものを供給してくださる農家の方に

出会えた。

ところが今年は不作や、鳥の食害で収穫がすくない。

ヨメの仕事は半分以上通販での直売なので、お客の顔が浮かぶ。

そして材料を下さる農家の方の顔も浮かぶ。

農家さんの気持ちになり代われば、

(といっても本当の苦労を肌身で分かっているには程遠いが)

無農薬で美味しい作物を作れば、人間だけでなく鳥にだってご馳走だ。

安定した収穫を望んで、農薬やら使うのは決して我々が非難できる話ではない。

しかしそれでも無農薬で頑張っている農家さんはいる。そして更に美味しい。

とても美味しい。そして鳥害にもあう。無農薬でやっている人には鳥とも

共存して欲しい、と勝手に思う。

しかし明らかに減収だ。

その上自分がお客の立場に立てば少しでも安くそしてお金さえ払えば売ってくれる

(ものがある)のは当然の期待だ。

それらは

1.出来るだけ自然の状態の材料を(それは収穫が安定しない)

2.てまを掛けて丁寧に加工する必要があり、量が作れない。

  (原価はかかりキレイにするための手間が多く利益は期待できない)

3.お客さんの望む”安全で美味しい(きれいな)”お菓子を安くいつでも

望んだときに欲しい。(そのためには他の人も欲しがった材料を独り占めしなくては)

ということの全てをかなえることは出来ない。

量を期待するなら、農薬を使おうが何をしようが安定して大量に取れるようにする

解決策、安く作るにも手間のかからない見た目のきれいな薬で防衛した栽培法が

安直だ。

でもそれでは何のためにやっているのかわからない。

それを望むなら今の工業製品のようなお菓子の作り方がもっとも効率的だ。

原点に帰るなら、

1.農家はリスクを背負って無農薬の栽培をしている。今回のようなケースは

明らかに減収だ。素材が足りないことに文句を言うべきではない。逆に減収分を

埋め合わせられないことに地団駄踏んでしまう。

2.お客を思えば、注文を頂いても材料が足りなくて作れないお詫びが発生しても

他の安直な材料に逃れてはならない。

こういう環境の中で自分が出来ることを粛々とやるべきであり、

安易な方向に逃げてはならないと思う。

常に志した原点に、そしてこの小さな灯火が粛々と輝き続けるよう

”誰かだけの方向”ではない”バランス”をとった姿が可能であることを指し示せる

ことが出来たら...と強く望む。

 

あぁなんだかまとまらないや...

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Yoさん家の初乳Ⅱ-

2007-03-12 22:50:13 | 料理、酒

ノンノンさんのざぶらいぶ後、Yo-さんが乳牛の初乳を持ってきてくださった話の

続きです。

実は色々な料理を試した後、きれいな色に分離した初乳は、どう使おうか迷ったまま

冷蔵庫に入っていました。

久しぶりに見たら”おやー?なんか乳白色のどろっとした状態になってるぞ?”

開けてみたらなんとヨーグルトになってました。

ヨーグルト菌は入れてません。

ふたも閉じたまま。

これは...最初からついてた乳酸菌ですかー?

牛さんのおっぱいについてた乳酸菌ですねー?

しかも冷蔵庫と言う低温で、一度も殺菌処理して無いのにー

他の菌を圧倒した?いやそれくらいYo-さんちの乳牛は清潔なわけですねー。

初乳という免疫成分が多いことが影響しているのか、3ヶ月たっているいまでも

腐敗ではなく、きちんとヨーグルトです。

ああこうしてヨーグルトは見出されたのかーと感動の一瞬!!

これからお味を試してみますね。

こんなかんじでーす。

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浜北クラフトフェア

2007-03-11 15:53:32 | 道具

本日は久々の夫婦でお出かけ。とはいっても隣町の浜北で嫁のお知り合いが

出店していると言うクラフトフェアの見学だ。

(あわよくば来年はお菓子を持参して出店を画策しようかと...?)

1時間前に行って列の前の方に並んだので、こんなに早く来なくても良かったかなー

と思っていたが、あれよあれよと長い列が出来ていった。

開幕寸前にはそわそわと上履きに履き替える気合である。

(場所が体育館なので土禁)

小さな子供を抱いた奥様方が多い。

クラフトフェアと言うだけあって、カントリー調の木工家具やら、アクセサリーやら

洋服のお店が多い。

(本当は写真をとったのだが先ほど取り込み時にクラッシュしてしまった。)

食べ物の出店は申し訳程度。

私的に気になったのは、ミニチュアの家具、部屋の模型。

とても精密で見ているだけで楽しい。

価格的には手が出ないがその美しさは目を引く。

嫁はお菓子類を一通りSample購入したあと、コトコト市に向けてのディスプレー品

を買い集めていた。

するとふと目に付いた陶器があった。素朴な感じではあるがなかなか飽きない。

嫁と歩いていてそのそばに来ると嫁も目を引かれたようで、まずは大振りのカップ

を手に取る。

この間気に入っていた(指を掛けるわっかのサイズが手にぴったりのがお気に入り)

カップを割って以来、指にしっくり来るのが無くて探していたのだが、既製品では

当然合わない。

このお店のものは一点一点大きさが違うのでぴったりのが合った。

姿かたちも気に入ったようで、二人分買ってくれた。お皿と椀を一個ずつ

更に追加して買ったのだが、実は二人して気になっていたのは一番下にあった

土鍋だ。

お皿やカップは良く見るが手作りでの土鍋はあまり見たことが無い。

話を聞いてみると、実は土鍋の方を中心的に作っているらしい。

他のカップもそうだが、この方の陶器はとても高い澄んだ音がする。

磁器のような固さだ。爪でなぜると楽器のような音を奏でる。

飽きの来ない、末永く使って付き合うほどに良くなりそうな予感。

ならばこの価格は安い!!

とはいえ家には既製品の土鍋もまだいる。

どうしよーかと、惹かれつつも現在のを捨てる勇気がすぐには持てず、

帰る間際まで悩むことにする。

2時間近く他のものを買い漁った後、最後にもう一度寄ってみた。

まだあったー。

これは買うしかない。嫁と目配せして購入決定。

そしたらそのすぐ上にあったお茶碗も気になったのでそれもペアで購入。

結構大振りです。

本当は生活の最初にこういう道具に出会えればそれから一生使い続けられるから

結局お買い得なのだなと思う。いいものは使って飽きない。

(とはいえ私はすでに既製品まみれのじじい~)

 

これも写真の感じより大きいです。

末永くよろしくお願いします。

また機会があったらどこかでお会いしたいものですね。

アガタ陶房、高橋貴美様

 

おっと忘れてはいけ菜い

ヨメ絶賛のひよちゃん。

この方の動物モノは

シンプルだけどかわいい。わたしはBlogに出ていた犬も好き。

 

 

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運転者の覚醒レベルのマーカーと、覚醒レベル維持のアイデア

2007-03-08 21:46:52 | 自律神経

自分発信メール転記。

詳細は追って追記します。

=============================

今日出勤中にアイデア浮かびました。

 以外に簡単にできるかもしれません。

今までの情報を精査しながら考えていたら できそうなのがありました。

 今週くらいにBlogにアップしておきますので 覗いてみてください。

基本は

1.生き物は要求がなければ安静モードに移行する。

 2.βエンドルフィンが分泌されれば覚醒モードになる。(仮説)

 3.Vomaxの50%以上の運動負荷があればβエンドルフィンの分泌は活性化させる。

4.乳酸値は有酸素運動レベルを必ずしも反映しない。(血流等とのシステムである)

5.乳酸値は自律神経系を刺激し作動レベルに影響を及ぼせる。(仮説)

 

仮説の理由

1.合間に体操すれば、知的刺激は無くとも覚醒する。

2.ワインディングでは、覚醒している。(当然運動量は多い)

3.高速道路等では情報量は増えているにもかかわらず、覚醒レベルは低下する。

 というところです。

動作刺激はパワーステアリングのアシスト量可変による運動量

 (アイソメトリック、アイソキネティック運動を組み合わせて乳酸値を調整する)

の 調整です。

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スキー&グルメツアー二日目

2007-03-03 00:00:18 | 料理、酒

目的地は宇奈月の”う”-

ここに併設されている道の駅。

宇奈月ビール園、地ビール祭り。

ちなみに場所はここ。

魚の駅も地図に出てます。

一番乗りし去年と同じくくじを引くと3等”宇奈月ビール一本当たり~”

ふふん。期待通り!!

今年はお刺身も充実。

バイ貝、太刀魚、甘海老等々ばかうまである。

そして全国各地のビールが進む。

全国10銘柄+宇奈月のビール3種である。

個人的には宇奈月のカモシカビールに1等賞を上げたい。

ビール全制覇のあと甘いものは

別腹~。

続きはまた明日~おやすみなさい~

続き~

こんな感じの景色を眺めながら

お酒が抜けるのを待ちます。

冬の地ビール祭りをやってるのがわかるのはこの玄関のポスターだけ...

お昼代わりに無料の具沢山トン汁(おわん一杯!!)

を食べる。ちなみに向こうのビールは嫁だけですから!!

落ち着いたところで宇奈月温泉へ。ここはトロッコ列車で有名な黒部渓谷鉄道の

乗り換え駅でもある。

ひなびた感じの建物が多い。

スキー場もあるらしい。

黒部渓谷の湧き水が飲める!!

で温泉に入った後、魚の駅で干物と紅ズワイガニを買い込み富山を回って

帰路に着く。残り370km!!

左が魚の駅”航海灯”。右はとれたて館です。

富山からはこんな雄大な景観が

いつも見える。さすが住み心地日本一の県である。

 

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