気ままな自転車生活

自転車と暮らす日々のあれこれ

『グスコーブドリの伝記』と地球温暖化、そして陰謀論

2024-09-11 14:34:37 | 思うこと
人工地震とか気象改変機なんて妄想という事を聞くたびに農のことも思う。
『農薬や化学肥料の何が悪いっていうんだ。身体に悪くないって言ってるだろう。自然栽培とか非効率なことやってるやつらの妄想』という声が
SNS上でも大きい。そして両者の対立は『収益』に絡んで相手を下げる行為に繋がっている。(もちろん全員ではなく一部なんだろうが)
今の慣行農法を『今すぐにやめろ』とまではいわないしそれで支えられることもあるだろう。
だけど間違いなく広範囲で人間以外の微生物や昆虫は殺している。そしてその昆虫を食べる天敵昆虫も殺してる。
食物連鎖が生き物の生き方である以上、必ず歪みは出ている。『人間だけは農薬にやられない』というのは十分ではない。
生態系は食って食われての食物連鎖で生きている生き物の各々の量が決まる。それを崩している以上、
その外から持ってきたエネルギーが手に入らなくなった時には修復は長い時間がかかり、
エネルギーを外部から持ってくることによって支えられていた人間の人口は総崩れする。
これはシミュレーションを使うまでもない。
だから少しでも他の道を作っておくことが崩れるときの速度を遅くし次の食物連鎖の安定状態まで少しでもつなげるようにしないと。
でも今はそれじゃなくて戦争で『奪う』方を選ぶように見える。農薬論議も本当はそこまで見て欲しいし、
何より議論より『行動』が今は求められているんじゃないかな・・・
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便利って何だか危険とのバーターなんだろうか

2024-08-22 08:14:00 | 修理

新しいWin11のノートの設定の傍ら、古いマシンもセキュリティーソフトのVer.upの連絡。
もとのVerには戻れないそうだがNTTなので安心してインストールを開始する、がインストールされない・・・

何度も古いソフトを消去するところから繰り返すが駄目。NTTのサイトで確認できることを片っ端から試すが駄目。
どうやら古いソフトのフォルダーが消去できていないのが原因?本来はないはずの途中での再起動になり、
シャットダウン寸前になにかエラーのメッセージがコンマ何秒か映っているのに気がつく。
メールで問い合わせをしたら次の日に『メールでは説明しきれないので電話で・・・』と返信。
電話がつながるのを結構待って、症状を順次伝え、確認したことを伝える。
『そこのフォルダーを見ていただいたんですね。で、消去した後そのフォルダーが残っているのだと、それが消去できますか?できない・・・
では名前は変えられますか?出来ました?ではインストールを再度してみましょう。』
インストーラーに画面に行きました。でもインスートールが完了するまで10分位、なかなか進行しない。
その間に『他に困っていることありますか?さっきおっしゃてた新しいWifiだと対策ソフトのアップデートができない件は、
さっき見ていただいたネットワーク環境でipv6のパススルーが通ってないからだと思います。
NECにその旨伝えて設定すれば大丈夫だと思います』となんと親切なこと。
 無事にインストールが出来、礼を伝えた後NECのサイト確認。すでにサポートは止まっているもののipv6の設定変更は可能らしい。
そのために2つのアプリを入れろ、と。え?そんなに普段使わんアプリ入れたくない。セキュリティーも怖いし・・・
と思いつつインストールを開始するけど説明が中途半端でそれにも手間取る。
なんとか設定画面に到着するも、画面の文言が説明資料と違う・・・しかもipv6パススルーはセキュリティーレベルが下がるとのこと。
なにーいい加減にしてちょ。この世界の整合性はもう狂ってるよ。
(まああきらめて設定してどうやら新しい方のWifiでもアップデートできるようになりました)

ワイのレベルは、問合せしてきた人の中では一番詳しくチェックしてきてくれましたね。今までここまでチェックした人はいませんでしたと。
つまりそのチェックできるくらいの経験値なら自分で何とかしちゃえるんだろう。
ワイは、そこら中にある警告で、完全に一致していない説明では怖くて作業できない。だって突然死んでしまうこともあるんだから・・・

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『自然』って

2024-08-13 09:31:08 | 思うこと

山のイベントでの『この自然を守っていく』みたいな話を聴くたびにもやもやする。 今、目の前にある森、木の種類は?杉。

それは天然林じゃない。 カラマツ?うんこの標高なら天然の可能性もあるかも?いやいや樹齢50年前後で天然林が揃うわけはない。

高山植物の花畑?いやいやそこは本来草原エリアじゃ無い。いったん樹木を伐採し牧草で草食獣を放牧した後。 多くの森は、

伐採され炭を焼いたり建材にしたりで一部にしか百年を超える樹齢の木はない。 人に植えられ管理された森を『自然』と呼んでいる。

 

鬼無里の畑も放置されて20年もたつと、クルミの木や桑の木、タラの芽、ホップなどが繁茂する森になる。

そして50年以上放置された急斜面の杉人工林(日本の山には腐るほどある)は、大雨に関係なくその自重を浅い根が 保持できなくなって崩れ落ち始める。

地面からはがれた杉は当然枯れ、山崩れの質量を貯蓄する。 戦後の植林を経て、そういう時期になった。 環境省と林野庁が2021に始めた連携は?

 

鬼無里の山においては何も届いてはいない。もう既に混みあった50年を超える樹齢の杉たちが伐採を拒み、採算は合わず崩れるのを待つ。

この歴史と山の現状を皮膚感として持たない戯言がもうすぐ大変な山崩れを各所で起こすことになるんだろう。

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坂口恭平さんの『独立国家のつくりかた』はこういう事なのか。

2024-06-20 09:12:41 | 思うこと

坂口さんの独立国家の在り方、ちょっとわかってきた。誰か新政府国民(xフォロワー?)に必要な時には新政府大蔵省が

『新政府通貨坂口(例えばパステル)』を刷る。これは無限に刷れる。

(日本円の話と同じ)刷っても価値が為替上で変化なければ、無限の資金。

ジャニさんの場合で例えれば、6坂口が刷られ、更にジャニさんのお母さんのいるスリランカへの渡航費で2坂口?が刷られた(奈良で作品が売れた)。

そしてその結果ジャニさんのお母さんを元気にしに行ったことで8坂口はたくさんの人の信頼を得れた。

そしてその信頼からチェアというまた新しい通貨との交易が成立。

このように、新国家貨幣は交易に伴って『新しい信頼関係』を生成するという機能を持っている。

それは『今の通貨等の自己再生産(による価値の減衰)』とは違う、機能。それこそ新国家の本質なのかも。

だからこそ、坂口さんは高速で絵を描き、本を書き・・・と新国家貨幣を刷る。出来るだけたくさんの人救うために。

そしてその通貨を使った人同士が『信頼というネットワーク』に包まれていくという信じられないことが起きている。

それが貨幣の価値を越えて『信頼』というネットワークを広げている。

そして、その貨幣はさらにいろんな形のものが次から次へと現れるはず。

そうなったら『恐れだけを与える現状の貨幣』が新貨幣を排除しようとしても出来なくなるはず。

坂口さんはその始まりを見せようとしているのかもしれない。各人が『”本当の自分”が生み出す貨幣』を作っていけば『信頼』で繋がる。

なぜって、『信用できる”後ろ盾”』が無いのが今の貨幣。だから生み出してから信用できると思い込ませるのに時間がかかるので高速では産み出すことができない。

しかし『信頼』ならば一瞬にして新しい貨幣が生み出される。

そのためには『自分自身のいる意味』を信じることだ。

Xユーザーの守屋貴於さん: 「坂口さんの新政府の在り方、ちょっとわかってきた。誰か新国家国民(xフォロワー?)に必要な時には新政府大蔵省が『新政府通貨坂口(例えばパステル)』を刷る。これは無限に刷れる。(日本円の話と同じ)刷っても価値が為替上で変化なければ、無限の資金。」 / X

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民芸ということ。そして消えゆくコールテン加工技術

2024-06-18 11:43:47 | 思うこと

コール天の最期のカッチング職人を『現代の名工』に推薦する前段階として県の優秀機能者功労表彰の申請を作っているのですが、
記入書式を見ていると『民芸』に近い仕事をされている方の業績はとても書きにくいことがよく判りました。
製品の中間加工(ただしその製品の肝の工程)であり、表に出ない。 そして、芸術作品ではないので展覧会などでの受賞も無い。
その業界が国内ではほぼ皆無であり、その区分け自体がなくなり、 ましてや競技会などない。 逆にその技術を認めているのが海外の有名アパレルブランド。
パリコレに出す衣装の生地として毎年オーダーが来る 誰も出来ないクラスの職人なのに。 単に『希少な技術だった』だけなら消えてもしょうがないのですが、
この技術を使った綿の生地は 『フリースにとって代われる機能を天然繊維で出せる』と いうもの。
通気性がよく、デッドエアを含み、 軽く、動きやすく、火の粉に強く、静電気も無い、霧状の雨なら吸収しない。
 マイクロプラスチック問題を一気に改善できる夢の技術なのに過去に追いやられようとしている。 さらにデザイン性もとても広い。
恐ろしいくらいいろんな表現をできる。さらには夏用にも使える生地にまで発展できている。
 しかし、『民芸領域=用の美』のものは今の日本では評価されにくい。常に科学技術での大規模化、効率化しか考えてないかのよう。
ただしその職人さん、本気でやれば40坪くらいの4台の機械で1000反/月(フリース的なジャケットなら2万5千着分相当)の 生産をしていたそう。
如何に大量生産できるのか。これぞ用の美。 オマケで言わしてもらうと『柳宗悦』は今の時代の工業機械をも使った製品を民芸領域に入れるだろうか?


今回の申請推薦組織のある、 Dolce倉庫本宅は柳宗悦、宗像志功、芹沢啓介、バーナードリーチが滞在し絵や書を残している。  

『機ヲリ想ヒオリ』という言葉で 機械生産でも民芸に通じると気づいた場所。今の機械設備を使ったコール天カッチング加工をどう評価するんだろう。
(とはいえ設備自体は既に数十年経つ。しかも今の加工技術では その機械の必要精度が出せないという、
これまた名も無き職人の高度に機械を使いこなす力。
学歴が無かろうが物理則を『ひたすら仕事をし続け観察し続ける』ということで生み出す”機械の能力以上を人の経験で補う”という”用の美”の世界)

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躁と鬱の意味 その3

2024-06-08 16:08:34 | 思うこと
『自分の中の”常識という名の生存戦略という意識図書館』と
『直観によって高速に出力される言語化されていない遺伝子情報に書かれたものも含む巨大な生存戦略図書館:無意識図書館』
の葛藤
 
睡眠中は経験したことを再度、圧縮しつつ過去のモデルとの連携をする時間。躁状態は覚醒した状態での睡眠下と類似のモデル生成状態。
モデルは実際の世界に実行され結果が感覚機関で取り込まれ評価、圧縮されなければモデルがモデルを作り続け制御できなくなる。
意識図書館だけで『実行しないモデル』がストレスを発生させる。
この時、同時に『スリルシーカー』という現象についても脳によるどのような生存戦略と関わっているかという検討もしていた。
生きたいはずなのに、死にそうな目を求めるのか?ということ。これが動植物細胞の起源の原則と連動した戦略なのではという仮説。
 
 
 
 
 
 
 
 
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躁と鬱の意味 その2

2024-06-08 15:47:36 | 思うこと

意思決定は『大脳新皮質がしている』わけではない。ほとんどの決定は無意識で海馬に圧縮された獲得戦術と小脳等の神経ネットワークで
分散処理的に実行されている。
そのことについての話を少しづつ。

30年ほど前は社長から職制ではなく『研究の同士』的な立ち位置で仕事とは別に個人として
『電動アシストシステムの未来の可能性』についてのテーマを与えられていた。
電動アシストの本質は『人の意思』の反映。そこで『人の意思』とは何か?を
新潟大学大学院の教授との共同研究で仮説を試していた(表で開示した論文。34gr-02.pdf (http://yamaha-motor.com))

『位相差』それと『時間遅れ』。信号というのを神経電位(電気信号):ms、
ケミカル変化の信号:分、ホルモン等の信号:数十分。
これらを制御システムの信号としてシステムのふるまいを予想するという手法。c_may_p1f.pdf (niigata-u.ac.jp)
大学側には説明しても完全にはわかってもらえなかった。企業側はなおさら。

その研究では自律神経系と筋電位の神経パルスの周波数帯の特性から色々調べようとしていたが、
自分の仮説の検証にはそれとは別に『信号の位相差』について着目していた。
制御結果から推定すると『そのタイミングで信号変化が出るならそれはどの信号でないとありえない』という考え方、
そして『脳の高次機能』という本の中に面白い論文を見つけた。

それは、『筋電位は脳が意思決定する前に活動を開始している』という逆転した位相進みが起きているという事。
つまりは大脳にとっては未来予測され活動が始まっている。=大脳は行動の意思決定をしていない、という事だった。

多くの場合(多分全てそう)、生き残るために行動戦略は獲得される。例えば『水を飲む』そのためにコップに手を伸ばす、
蛇口をひねる、水を飲む。
その行動自体に意思決定は実はない。無意識に行われている。獲得された自動システム。それがいつもと異なる行動なら
大脳は『その行動を記録する。そしてうまく行って体内の水分バランスが良くなればその行為を圧縮して記録する』

生き残るための自動書記。それが無意識図書館に追加される。

 

 

 

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躁と鬱の意味 その1

2024-06-08 15:40:35 | 思うこと

坂口恭平さんは『天才だから成功できる。普通は無理』と思うかもしれないけど、
『常識とは異なっていても信じて進み続ける』という姿勢で常識人が『失敗するだろ』という藪の中を歩いているから。
だから『セルフよしよし』しかない。だって『常識ないね。止めたら?』という声ばかりなのだから。
でもその先を探ることが命の根本だから。誰にもよしよしされなくともそうやって歩くことを『命のシステム』は持っている。
そうでなければ海から陸に展開できなかった。

動物も植物も『嫌気性微生物(酵母みたいなの)』と『好気性微生物(ミトコンドリアの原形)』が
シアノバクテリアによって増加する『毒』の酸素の増える環境のもと『食って食われて』によるバランスシステム。
いつしか一体化し互いの遺伝子(情報)をやり取りして出来上がった細胞が原型。食って食われてが情報の融合も生む

自分たちのこの命はそうやって生み出されたんだよ。だから自分の細胞の奥に『答え』は存在してる。
つまり『環境が変化し、生きるのに苦しくなる』とただ食って食われての安定した環境から『変化するための力』を
得るために『新しい情報』に構造的にも制御情報としても共同戦線を取るように変化する。

そして躁鬱がそのためには必要。躁の時苦しい外界に出る力を得、少し進んだらエネルギーを蓄えるために
鬱でエネルギー消費を下げつつ損傷した体を修復し、手に入れた『外界の情報』を価値付けし圧縮する。
これこそ新しい価値。
 
 
そうやって『情報圧縮と価値付け』こそ命の根本。
この世界は巨大な図書館で常に新しい本が本来描かれている。
そして今の社会は『焚書』の世界。本当の命も在りようでないから心が乱れる。
 
 
 
 
 
 
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アップグレードこそ命の意味

2024-03-29 09:11:03 | 思うこと

昔々、会社の30歳研修の一場面で『風船にお箸を刺したらどうなると思う?』でみんな『割れる』と言ったのだけど、
割れずに貫通するイメージを心に持って目をつぶって静かに押していったら貫通したんだよね。
櫛差し団子になって、ゆっくり空気が抜けていった。
シャープペンシルでもできた。心の持ちようで『ゴム面をゆっくり開いてゴムの緊迫力でシール力確保したまま貫通する』ということが出来る。

それって五感をフルに使ってゴムと会話する感じなんだよなあ。別に魔術でもマジックでもない。
人の思い込みは『失敗を生む』けどアップグレード(今できないと感じてい折ることを出来る魔法を生み出す)する心があればこの世界はいろいろ変わる。
『葬送のフリーレン』で”イメージできないものは魔法で実現できない”は実際のこの世界でもそうなんだよなあ。
このところの『葬送のフリーレン』、『ヒラクさんの葬送のフリーレン論+金沢現在美術館キュレーター就任』、『風船に注射するX投稿』と3連射で
昔のことを思い出し、解釈をアップグレードする(これこそ葬送のフリーレン論でヒラクさんが語ってた第一段階)ことなんだよなあ。
そうして心の内面をさらに折りたたむ、それこそ『禅』の産み出す先。体の外部に『自身の拡張を機械で支えつもらう事』のみに向かう、例えば先進安全装備のように。
それは人の内面に向かわない”劣化コピー”なのだと。
この『人が内面にある、生き物の歴史として知っている(遺伝子にも書き込まれている)この世界の摂理』に触れるためにより微細に、深く観察と五感の連動で、
すべてをアップグレードしていく、『折り畳む思考(=フラクタル)』でこの世界と関わることこそ、進むべき『命の意味の先』と思う。
指先だけでμオーダーの変化を感じられる力みたいにね。

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ヒラクさんの『葬送のフリーレン』紹介と、人のアップグレード行為について

2024-03-29 08:12:26 | 思うこと
おおー小倉ヒラクさん、降臨。
 ヒラクさんが『発酵とアート』の道を、もう一度広げてくれている。いったん失われてた発酵の道、田楽の道はもともとあった。
でもいつしか『効率』という言葉の向こうに追いやられ、短時間で作れるものへと価値が変容していった。
そして今は名前を変えた『タイパ、コスパ』。別に新しい概念じゃない。職人の世界でもそれは当たり前の概念。
でも職人が使う時はそれは『目的』ではなく『目的』をより高次元に高めるための手段。自分はこの無農薬レモンの傷取りをする。
十分きれいではあるのだけど、わずかな傷も食感に影響する気がして研いで鋭くした皮剥きで点のような傷を微かにひっかけて取り除く。
出来るだけ他の部位に影響を与えないように。そしていかに早くその作業をするかが『自分のタイパ』。
『付加価値』というのは『今当たり前に手に入るものの先』であるはず。例えば半導体で世界を席巻したのだから、今さらなぜまた半導体製造に戻る?
しかも台湾メーカーの力を借りて?日本にとっていったん終わった産業なんだから『もっと先の付加価値』に向かうべきなんじゃないの?
 携帯電話という移動しながら繋がれる。写真も取れる。それを見てジョブスはその先を探そうとしたわけだ。それが『アップデートできる今のスマホ』。
結果は依存症だ。その理由は『自分をアップグレードしなくても機会がアップグレードしてくれるから』
そしてジョブスはSONYの盛田さんを尊敬していたんだよね。なんでそこも『自分たちが先の付加価値にアップグレード』しないの?
劣化コピーしてダウングレードしたらそりゃあ付加価値ないよね。
 他にもSDG’sは江戸時代はすでにそのトライをしていたことになる。木や漆、竹細工、木造軸組み建築、かやぶき屋根、植物油塗料など
マイクロプラスチックの対策は既に実験している。なんでその先へアップグレードしないの?なんで海外の『古びた製法』をダウングレードしながら使うの?
 フリースに対する答えもコールテンでできそうに思う。
コールテンも『まだ十分な性能の加工機械が無い』時代に『その加工機械の能力以上を人が関与することで上げて』とんでもない精度の機械を生み出した結果、
作られている生地。
今の高精度の工作機械で実現できない(物理則が判っていればもちろん作れるのだけど)。
それは、『足りない性能を人の知恵と観察で物理則を読み解きアップグレードして産み出す』時代と『すでにできあがった”人の能力を越えつつあるもの”に使われる』時代の差の
ような気がする。
 だから『数学も物理も実生活には役に立たない』と勘違いしてる政治家が出てくる。中卒の職人のそのすごさよ。
『禅』は内面に沈み込むことによって『自我という名の欲の色眼鏡』から脱して鳥瞰視を得る心の在りよう、と思っている。
その『禅』の心の在りようの更に先に進むことこそ本来の『命の在りよう』なんじゃないかと思う。こういう事の根源にジョブスがはまった『禅』。
その劣化コピーが『マインドフルネス』。これもいつの間にか手段が目的に変わっている。
 何が言いたいかというと、『付加価値は今あるものの先』で『いったんそれを試したものは、小改良ではなく次の次元の価値』へ進むのに、
なぜか『劣化コピーに名前を付けてそれをやることに逃げている』ように見えるという事。『禅』は内面に沈み込むことによって
『自我という名の欲の色眼鏡』から脱して鳥瞰視を得る心の在りよう、と思っている。その『禅』の心の在りようの更に先に進むことこそ
本来の『命の在りよう』なんじゃないかと思う。
それこそ今自分たちが追い求めるべき道なんじゃないかと思う。
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