引き算から生まれた人気の白いピッツァ
イタリア語でチーズはフォルマッジオ。
その名の通り、チーズが存分に楽しめる白いピッツァです。
「ピッツァ・クワトロフォルマッジオ」(4種チーズのピザ)があまりにも有名なためか
「クワトロフォルマッジオ下さい」とご注文されるお客様が結構います。
実はオステリア白樺のフォルマッジオ、4種チーズのピザではないのです。
最初は、4種チーズで作ってみました。思い描いた味と何かが違う。どこのお店もこんなもんだよなぁ、とも思ったのですが、メニューに入れるにはやはり納得してから入れたい。
量を加減してみたり、チーズの組み合わせを変えたり、ちょっとしたものを足したり。
やっぱり納得できない。生地のうまみを殺してしまう。
で、引き算で考えました。
風味の強いパルミジャーノと、生地と相性の悪いタレッジオを除きました。
納得してのメニュー登場でした。
実はメニュー表記がころころ変わっているピザで、
一時期は「モッツァレラとゴルゴンゾーラ」になっていたこともあります。
同じものです。
理由は特にありません。呼び方にこだわりがないので、つい。
お客様はもっとこだわらなくて、このメニューに関しては
「チーズのピザ」
「あの白いの」
「いつもの」
皆さまにいろいろな愛称で親しまれています。
具がないピザ、というので敬遠されるお客様も、また多いのですが、一番のお薦めです。
具がないピザ、フォルマッジオですが、たったひとつだけ派生メニューがあります。
家内がドルチェ用に作っていたあるもの、が抜群に相性が良かったのです。
ただ、秋の終わりから冬にかけて作るものなので、休業期間(予約制の期間)と重なってしまいます。残念ですがレシピ帳の奥にしまったままになっています。