毒舌を面白がる不思議

なかなかの美人バイオリニスト、高嶋ちさ子さん。

恵まれた環境を生かし、努力され、有名になられのだろう。

じじい自身は、少なくとも音楽家になれたとは思えないけど、音楽は好き。

彼女の演奏も一度は聴いてみたいと思うが、まだ聴いたことはない。どうしてもあのキャラクターへの抵抗感もあるんだよな。


世間的に面白がられているようだが、非常識に過ぎると感じてしまい、どうしても不愉快になる。

多分に演出なのだろうが、あのような悪態を演じる音楽家を面白がる気持ちがね、どうにも理解できんのだな。


裕福な家庭に育ち、わがまま放題で独善的な発言を繰り返す、とうい彼女のキャラクター。それを面白がって見る庶民がいて、更に裕福になっていく彼女。

庶民のお金を吸い上げて、それを仲間内で回すのが芸能界。

社会そのものがそんなもんだけど、だからこそ、敬意を払うべきものに対してだけ対価を払いたい。

彼女の毒舌に共感し、溜飲を下げる方もいるのだろう。それを否定する気はない。

でもじじいは、悪態をつくことで収入を得ようとする人の気がしれない。それを利用する制作側の見識を疑う。だから、彼女がテレビに出ていたらチャンネルを変える。それはじじいの勝手。

まぁ、じじいだから年相応に、我ながら面倒くさい奴になってきているんだな。