資金調達活動
第八章 (回想記 ハ )
一番早く代議士になる方法は ・5・
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自書●「改訂 日本海時代の首都実現に燃えて」
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--それでも私はなぜ出馬するのか-- 西川攻著
第八章 (回想記 ハ )
一番早く代議士になれる方法は
5・資金調達活動
地盤・看板・鞄の所謂、3バンは勝つためには不可欠なものです。
とりわけ資金調達能力如何により、選挙及び政治活動は大きく影響することは今更指摘すべくもありません。
後援会組織をつくるのに、動かすのに、資金が無ければ絵に書いた餅に終わり、最終的に票として結果に結びつけるのは不可能です。
特に地方に行くに従って、がんじがらめの組織が町内やごとにつくられ、それを維持するために候補者は絶えず点検を怠ることが出来ません。
その際、点検するにも、またその結果の補強のためにも資金が必要となってくるのです。
人間の心理を確保する為の最も簡便、確実なものとして、候補者と選挙民との間の暗黙の不文律として票を左右する絶大な力を発揮する王者の位置を占めているのです。
長年の悪しき慣習は次第に見識性を鈍化させ人間の悪しき安易な本能である金権選挙の定着を促進することになりました。
与野党議員及び一般候補者共にその活動を支える組織づくりを作動させるための必須条件として資金調達は重大関心事となっていくのです。
時にはそれが逆に仇になり収賄容疑で逮捕され政治生命を絶たれる例が一昔前まで日常化しておりました。
今こそパホ-マンスが票を左右する傾向が顕著ですが、・・・チルドレンの惨敗及びその蓋然性の高さを見ても、この種のものは一時的なものであり、根の生えてるものではありません。
議席確保は本来公平な競争の実践結果でなければならないわけです。
しかし実態は著しく現職・官僚・世襲議員があらゆる面で格段に優遇されており、その分、
真の政治家誕生が阻まれ、政治の清新さが風化されてしまっているのです。
確かに、上記の有利な立場にある三者は経験・手堅さ・体験の面で一般候補者よりも勝る点があることは否定できません。
問題は彼らは資金調達の容易な身分を保身することを第一義に考え、
大局にたってのひらめきや感性といった国家国民の幸せを切り拓くこれからの政治家として最も重要なものか欠落しているように思えてなりません。
従って現在の廃頽堕落の政治が露呈されていることについて、表面上由々しき事であるかに装っていても、心からの悲壮感もなく、命がけでその抜本的改革に向けての行動力などあるはずがありません。
なぜならば金のかからない選挙の実践法として私がかねてより訴えてきた西川攻の自論ですが、その一つであるテレビでの候補者が一堂に会しての公開討論会が選挙戦で創設された場合。
公平な土俵で裸で論議しなければならず、そこでは資金調達能力があるからといって格別有利になるわけでなく、逆に今までそれだけ有利な立場にありながら、具体的にどれだけの政策を実現したかが追及され、自己弁護に終始しなければならない局面が浮き彫り化されることが予想されます。
さらには従来の如く、金に物を言わせる組織活動が規制された場合、彼らは新人候補と比してどれだけ優れた点があるか、将来に向けての期待溢れるビジョンを打ちだせるかは、甚だ疑問と言う他ありません。
金のかかる選挙を促進し、その中にある程度の自信ある代議士にとって政策のみで戦うこれからの正しい選挙戦が実現した場合、彼らの勝利はおそらく至難なこととなるのははっきりしております。
卑怯者はめざとく,迅速にこの事を察知し小選挙区制を成立させ、自己保身を前提とした表層的民主主義の制度のなかに逃げ込んだわけです。
どこまでも卑しく、卑怯千万な彼らとは一線を画する、
新勢力となるべく西川攻は一命を賭してがんばります。
彼らの一連の所作はゼロからはいずりながらも志の高さを持って命がけで郷土や国を思う政治家とは正反対の政治屋と断ぜざる得ません。
”その国民のレベルに値する政治家しか持ち得ない”を咀嚼し、
日本の現状を冷静に認識することからスタ-トすることが望まれます。
平成24年4月15日
西川攻(さいかわおさむ)でした。
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