事軍事力を楯に取る国は滅びる
滅び ぐんじりょくをたて軍事
自書●「改訂 日本海時代の首都実現に燃えて」
【26】
--それでも私はなぜ出馬するのか-- 西川攻著
第四章 めざせ!教育立国日本
7・ 軍事力を楯に取る国は滅びる
冷戦終結の時代に入ったとは言え、かつての軍事大国は、国内に対する経済救済の必要から自国で無用の長物となりつつある軍事物資を他国に輸出しています。
それが地域紛争のバネとなって激化を拡大させる危険を誘発しています。
口では軍縮を提唱している軍事大国の裏腹の性根をそこに垣間見るとき、深い憎しみと怒りを禁じえません。
広島・長崎の原爆投下、朝鮮戦争でのナパ-ム弾投下、ベトナム戦争での数限りない空からの枯葉剤等の爆撃、ちかくは湾岸戦争でのイラクに対するハイテクを駆使しての投下など新兵器の実験は野放図でした。
そして、攻撃する側にとっては、ゲ-ム感覚のつもりで為されたとの捉え方ををする人は少なくありません。
今後、戦争に対しても応報刑の論理を超えることは許されないとの不文律を確立する必要があると考えます。
せめてもの戦争倫理である”命をとるからには命を捨てる”日本の特攻隊は見事にそれを具現して散っていったわけです。
然し再びこのような悲劇を繰り返してはなりません。
余りにも大きな代償である核の被爆によって敗戦を決定された日本がどの国よりも戦争の悲惨さを身近に感じている国であること事は言うまでないことです。
GHQによる東京裁判は日本人の魂まで蹂躪しました。
更に、敗戦が色濃くなったとき、日露平和条約を一方的に破棄して、北方領土を侵略し、強奪したロシアは、戦後67年に手が届く今日においていまだに強奪されたまま返還されていません。
之は到底許すことができない軍事大国主導の世界の現状なのです。
軍事大国の前では手も足も出せない日本が見くびられていることと、外交能力の貧弱さが今後北方領土が引き金となって国際紛争を巻き起すことも予想されます。
わがアジア地域が軍事大国の戦争の実験場・訓練場と化してきた事は冷厳な歴史事実です。
今後、彼らがアジア諸国に悪しき触手を及ぼすことに対しては、日本が一番神経を研ぎ澄まし、しかるべき対応策を練ることが必要です。
アジアの一員として真剣に考える輪を拡大していかなければなりません。
日本に対する袋たたきは、陰湿且つ巧妙に深く潜行する形でアジアの中に入り込もうととしていることは、紛れもない事実のようです。
アジアに不幸な歴史をこれ以上与えてはならない責務は日本が担っているとの認識からスタ-トすべきです。
日本は軍事力に勝てる技術力を防衛省予算等だけでなく経産省おいて寧ろ大幅枠で確保すべきです。
合わせて、軍事大国に対しては日本の技術能力を駆使した精確さの脅威を武器に外交的交渉力にする事も必要です。
自衛権は、個人・国にとっても絶対のものです。
座して死を待つことは人間として逆の面で許されぬことです。
日本はあくまでも平和大国であり、その行使においても教育大国にふさわしい徳をもって判断する国であるべきです。
然し、道理に逆行・反する個人・国に軽く見られては教育大国が成り立たず不法が大手を振るうことになり時代も逆行します。
之だけは日本は断じて許すべきではありません。
その意味ではハイテク技術を平和的利用しつつ、無法軍事大国に対しては瞬時にそれを制圧できる自衛体制の確立とその整備を急ぐべきです。
東洋の道徳が西洋の芸(ぎじゅつ)をマスタ-し、之を徳によって操作する教育大国として
「軍事力を楯に取る国は滅びる」
との世界に猛省を促す、毅然とした理の政治を貫く日本をめざしたいものです。
そのリ-ダ-の役割は極めて重く、大切です。
わが国から真の政治家誕生が待たれます。
急げ、政界刷新!
平成24年3月18日
西川攻(さいかわおさむ)でした。
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