「リキシャ★ガール」 作:ミタリ・パーキンス 絵:ジェイミー・ホーガン 訳:永瀬比奈 発行:鈴木出版株式会社(この地球を生きる子どもたち)
リキシャ★ガール (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち) ミタリ パーキンス ジェイミー ホーガン 鈴木出版 2009-10-01 by G-Tools |
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ナイマは十歳の女の子。バングラデシュの伝統的な絵画、
アルポナをえがいたら村一番。
でも、アルポナではお金をかせいで、
働きづめのお父さんに楽をさせてあげることはできません。
「わたしが、男の子に生まれていたらなあ……」
くちびるをかみしめていたナイマはある計画を思いつきます。
ナイマの計画はうまくいくのでしょうか。
アルポナをえがいたら村一番。
でも、アルポナではお金をかせいで、
働きづめのお父さんに楽をさせてあげることはできません。
「わたしが、男の子に生まれていたらなあ……」
くちびるをかみしめていたナイマはある計画を思いつきます。
ナイマの計画はうまくいくのでしょうか。
(カバーから)
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最近鈴木出版のこのシリーズばかり読んでいる。
ミタリ・パーキンスは、「モンスーンの贈りもの」を以前読んで、
なかなかよかった作家である。
今回のは主人公が10歳ということで、「モンスーン」ほどむずかしくなく、
とてもわかりやすい「お話」だが、それでも扱っているテーマは「貧困」で、
なかなかむずかしい。
ミタリ・パーキンスは、「モンスーンの贈りもの」を以前読んで、
なかなかよかった作家である。
今回のは主人公が10歳ということで、「モンスーン」ほどむずかしくなく、
とてもわかりやすい「お話」だが、それでも扱っているテーマは「貧困」で、
なかなかむずかしい。
ナイマの家は、父親がリキシャ(自転車タクシーとでもいうか)の運転をして働いているが、
あまり稼ぎはよくなくて、生活は苦しい。
そのためナイマは学校をやめて家で手伝いをしているが、お金が稼げなくて悩む。
男の子の友だちのように、リキシャを運転してお父さんの手伝いがしたい。
でも女の子は外で働いたりしない、という風潮がまだ残っているようだ。
しかしそんなことは言ってられない。
ナイマはリキシャを運転しようとするのだが…。
あまり稼ぎはよくなくて、生活は苦しい。
そのためナイマは学校をやめて家で手伝いをしているが、お金が稼げなくて悩む。
男の子の友だちのように、リキシャを運転してお父さんの手伝いがしたい。
でも女の子は外で働いたりしない、という風潮がまだ残っているようだ。
しかしそんなことは言ってられない。
ナイマはリキシャを運転しようとするのだが…。
ナイマの得意な絵のおかげで、最後はめでたしめでたしとなるのだが、
10歳でもう働かなければならないのだから、日本ではありえない世界である。
日本の子どもたちは、この本を読んで、「自分たちも働かなきゃ」
なんて思うだろうか。
うーん、自分たちとは関係ないって思うだろうか。
世界には貧しい国がたくさんある。
子どもたちも働かなければならないところがたくさんある。
日本は恵まれている、と自覚することが大事だろうと思う。
そして一日一日を大切にしてほしい。
なんてちょっと説教じみてきたな。
ぼくも毎日一生懸命に働かなきゃね。
10歳でもう働かなければならないのだから、日本ではありえない世界である。
日本の子どもたちは、この本を読んで、「自分たちも働かなきゃ」
なんて思うだろうか。
うーん、自分たちとは関係ないって思うだろうか。
世界には貧しい国がたくさんある。
子どもたちも働かなければならないところがたくさんある。
日本は恵まれている、と自覚することが大事だろうと思う。
そして一日一日を大切にしてほしい。
なんてちょっと説教じみてきたな。
ぼくも毎日一生懸命に働かなきゃね。
"Rickshaw Girl" by Mitali Perkins(2007)